第43話 一集一品その3!クー・シー族


ケット村に向かったつきれん達は、村長のレーニと会見していた。

港街ガヤルドの付近に、クー・シー族が住んでいないかを聞いたのである

レーニは、ケット村から南の湿地地帯の方に行くと、岩山がある場所が

クー・シー族の集落だと言ったのである!


早速、クー・シー族の集落に向けてリスルドと向かったのだった!




......................................................




{岩山の周辺にて}


リスルド!何か見えるか?

[何も見えないですよ?本当に此処なのですかね?]


レーニは此処だと言っていたからな!

[でも.....何にもないですよ?]


おかしいな?岩山の周辺も調べて貰えるか?

[解りました!]



そう言うとリスルドは、岩山に近づいたのである!すると行き成り

魔法が、岩山の上から放たれたのである!



何処からの魔法攻撃だ?

[岩山の上からです!]


相手は何か言ってきてるか?

[何かや言ってますね!]


リスルド!荷台から降りるから止めてくれ!

[はい!止まりますね!]



荷台から降りたつきれんは、魔法攻撃してきた者に向かって、名乗りを上げた

そうすると、岩山の上から降りて来た者は、平伏して許しを乞うたのである!


これは一体どう言う事なのだ?

【知らぬ事とはいえ、大変失礼をしてしまいました。】


うん!それも気にしてないから良いよ。

【この地に来る者は、我が一族に害をなす者が多くて、

           間違えて攻撃してしまいました。申し訳ありません】


そう言う事なんだな!ならば許す!面を上げよ。

【ありがとうございます!】


そちの名を聞いても良いかな?

【はい!わたくしは、クー・シー族の長・ランナルと言います!】


ランナルよ本題に入りたいが、本題に移っても良いか?

【問題ありません!】


港街ガヤリスの飲み屋街で、マーメイドとセイレーン族が働く事になったのだが

マーメイドの子やセイレーンの子の面倒を見る人が居ないのだ!

そこで、クー・シー族は子供の面倒を見るのが得意と聞いてな、それで此処に

来たのだが、どうだろうか!港街ガヤルドで一族みんなで働いてみないか?

【この地を離れて暮らせるのですか?】


この地を離れたくないのなら、働ける者だけで、出稼ぎすれば良いのだが?

【この地は、土地も痩せていて、決して豊かな恵みは望めませぬ!

        移住をお許し下さるのでしたら、喜んで働かせてもらいます。】


此処の土地は、港街ガヤルドに向かう為の、休憩所として使わせて貰いたい!

              街道の宿場町として、使いたいんだけど良いかな?

【では、残りたい者が居たら、宿屋や食事所をさせましょう!】


話が早くて助かるよ!それがオレの望みだったからね!

【生まれ故郷を思う者も居るでしょうが、生活出来てこそですので!】


引越しとかは、ガヤルドリス族の族長リスルドに相談して欲しい!

               運搬から護衛まで、全てを任せているから!

【はい!リスルド殿よろしくお願いします!】

[此方こそ宜しくお願いします。]


リスルド!港街に帰ったら、一族の者と此処を1回おと尋ねよ!

そうすれば、リスルドが居なくても引越しは出来るようになるからね!

[はい!]


ならばランナル族長!1度私は港街に帰りますので!次にくる時は

リスルドが一族を率いて遣って来ます。その者達と引越しをして下さい。

【解りました!その時はお願いします!】



リスルド帰るよ!

[は~い!]





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