第21話 交渉そして観光。


{ここは、カウンタック皇国の王城内の一室に、6人の姿が会った。}


{つきれん・レチャット・ハラマ・経済大臣アンコニアン・産業大臣イスレロ・イル=ド=パリ冒険者ギルドのギルドマスターのクラルティ・以上6名が、話し合いを始めようとしていた。}



新しい街の冒険者ギルドは、建物と土地の費用の半分を、こちら側で持たせてもらいます。


<ギルドのクラルティです。、建物と土地の費用を半分持ってくれる事を、ギルド本部に報告した所ですね。それにはおよばず、こちらで全部の費用を出す。との事を言われたのです。>


そうなのですね。

それでは、こちらから何も言う事はありませんね。

<本部マスターが、何処の勢力からも、干渉されたくないと、喧嘩腰に伝えてきました。本当にす申し訳ありません。>


いえいえ、クラルティさんが謝る事ないですよ。

<そう言って貰えて、ありがたいです。>


冒険者ギルドの建てる場所は、早めに現地入りして、私の部下でラプターと言うドワーフ族が、街の一切を取り仕切ってるので、いい場所が決まったら伝えてください。

<わかりました。こちらも早めに、現地入りをしたいと思います。>


ギルドの事は、これで決まったので、次は領事館ですかね?



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{経済大臣・アンコニアンと産業大臣・イスレロとの話し合いだ。}


経済大臣殿、産業大臣殿、領事館の建設は出来そうですか?

「こちらとしても、願ったり適ったりの、お話でしたので、建設の話を進めたいですね。」

『交易をするなら、管理はしっかりしとかないと、行けませんからな。』


領事館の場所も、早めに現地入りしてから、部下のラプターに伝えてください。

《分かりました。》


交易の代金の事なのですが、代金の半分を食料と生活用品に、してもらう事は出来ますかね?

≪それは出来ますよ・うんうん≫


良かったです、では支払いをそれで、お願いしますね。

≪分かりました。≫


それとですね、ガヤルド大陸に向かうなら、皆で移動しませんか?

皇国の外交官や冒険者ギルドの職員の方達と、ご一緒に移動できたら、こちらも安心なので。

≪それは、いいですね。≫


何日後にガヤルド大陸に出発できそうですか?

「海軍の軍艦を出しますので、港町トゥールズに早馬を出しています。」

『役人と外交官の選抜を急がしていますが、首都を出られるのは、五日後くらいですかね?』

<ギルドとしても、皆様とご一緒に移動させてもらえれば、大変助かります。>


大陸に移動する時に、少量なのですが、3点交易を試しにしてみませんか?

海の神・ヴェネーノ様には、船の用意をして貰えるように、頼んでおきます。

我々は、軍艦に乗っての、移動したら良いですから。

「トゥールズに、交易品もありますので、問題はありません。」

『それは、良い考えですね。』


それでは、首都を出るのは五日後と言う事で、宜しいですか?

≪そうですね、そのように準備させます、分かりました。≫





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レッチャットさん、ハルマさん、暇ですな。

《うんうん》


{出発まで、何もする事がない、3人組は王宮でくつろいで居た。}


暇だから、王宮の外にでも行って、首都を見物でもしようかな。

《賛成。》



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



{首都の観光に、出かけた3人組であった。}


「つきれん様、噴水ですよ。噴水!」

そうだね~レッチャットさん。

『レッチャットは、噴水が、珍しいの?』


「珍しくは無いけど、楽しいじゃない。」

『ま~そうよね。今までは、天界を出る事がなかったから、私達は外の世界を知らなかったものね。』


「そうそう、天界に居たら色々な、素敵な物を探せなかったよね。」

『確かにね。』


おっ、屋台が出てるね。2人とも何か食べるかい?

「食べたいです。」

『いただきます。じゅるり。』


串焼き・炒め物・お菓子・デザート・何でもあるね。2人は何が食べたい?

「お菓子です。」

『全部食べたい。』


(んっ?1人何か言ったな?)


2人には、お菓子を買ってあげよう。

「わ~い。つきれん様、ありがとう。」

『全部たべたいよ。』


(気のせいか、空耳が聴こえるよ。)


2人とも、どうぞ。

{イモを甘いシロップで、絡めたお菓子みたいだ。}


食べ応えの量があるよ、このイモのお菓子。

「そうですか?」

『次、次の屋台に行きますよ。』


次は、デザートの屋台に行って見ようか?

「は~い。」

『にくぅ~~~』

(ハルマは、熱でもあるのかな?うなされてるよ。)


{デザートは、甘い木の実が入ってる、フルーツポンチぽう物だった。}


甘いな~でも美味しいよ。

「幸せな時間です。」

『おかわり。』


食べた、食べた。もう甘い物は食べれないよ。

「つきれん様は、甘い物はお嫌いなのですか?」

『次こそは、肉に行きましょう。』


お腹一杯になったんだよ。

「そうですの。」


2人とも、まだ食べるの?

「甘い物は、別腹ですよ。」

『ぐるるるるるぅ』


どれも、1つ5ベルクの値段だったから、安く済んだし、

しょうがないな、串焼きの屋台に行って見ますか。


串焼きで最後だからね。

「は~い。」

『わんわん。』

(もう完全に、犬だよ・・・)


串焼きは、一本10ベルクするのか、それでも60ベルクしか使ってない。

屋台だからかな、安く感じるね。これがお店だったら、まだ高いんだろうな?


お2人さん、お肉をどうぞ。

「わ~い、お肉お肉。」

『きゃんきゃん。』


(1人と1匹だな。犬には、首輪と鎖でも、買って来た方がいいかな?)

(オレの分の、串焼きは、ハラマにあげた。)


美味しかったかい?

「肉が凄く柔らかくて、食べやすかったです。」

『がうぅ~がうぅ~。』

(ハラマ、人語も喋れなくなったのか?)


{ハラマは帰りに、ペットショップにでも売ろうかな?}


『きゃぃ~~~~~~ん。』


{危険を察したのか、ハラマがオレから、離れていく。}

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