第4話 属性って、なぁ~にぃ~? 

先日の講義で出た、属性に付いて色々と周りの神様に聞いてみた。




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火の神・アステリオン様(男神・イケメン)


この方の眷属になると、炎系の魔法が優遇されるそうだ!


アステリオンの加護・炎系の魔法攻撃力UPとか、消費魔力軽減・状態異常無効・収納機能


他の神様も、そんなには違わないそうだけど。




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水の女神・ソニア様(女神・美女系)


ソニアの加護・水系の魔法攻撃力UP・消費魔力軽減・異常状態無効・収納機能


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風の女神・カーラ様(女神・可愛い系)


カーラの加護・風系の魔法攻撃力UP・消費魔力軽減・異常状態無効・収納機能


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土の神・テルツォ様(男神・イケメン)


ウルスの加護・土系の魔法攻撃力UP・消費魔力軽減・異常状態無効・収納機能


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鋼の神・ポルトフィーノ様(男神・ダンディー)


ポルトフィーノの加護・鍛冶制作・道具取り扱い・異常状態無効・収納機能


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商の女神・アヴェンタドール様(女神・どじっ子属性)


アヴェンタドールの加護・商売繁盛(小)・交易路開拓(極小)・異常状態軽減(多分軽減されるよ)・アイテムバック(小)



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以上の神々に仕える事で、加護の恩恵が受けられる。


この他にも色々な幹部が、居るそうだけど、ここでの説明は省略させてもらおう。

(時間の都合上・・・以下略)


んっ?


はい・・・この中に1人だけ、ダメダメな人が居ますね。


見れば、一発で誰の事かが、お分かりになりますよね?


でも!


んっ・・・どじっ子属性・・・だとぉ!?


くっ・・・オレはどうすればいいのだ・・・


悩んでも仕方ない、アヴェンタドール様に会ってから決めても遅くはない!

男ならアヴェンタドール様を探すしかないのだよ!



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えっ~そう言う訳で、只今、アヴェンタドール様のお部屋前に来ております!

アヴェンタドール様にアポを取ってませんが、これからお部屋に突撃したいと思います。


コンコン


・・・・・


あれ?留守かな? もう一回だけノックして、居なければ、後日また来るしかないな・・・


コンコン


チッ・・・


んっ!


今ね、部屋の中から「チッ」って舌打ちが聴こえたのは幻聴かしら?


ラスト! コンコン


何回もノックして、やっとアヴェンタドール様が現れた!


「うるさいなぁ~ ボクは忙しいんだから部屋に来ないでよ。」


あっ・・・すいません・・・


会って早々に、怒られた・・・用件も言ってないんだけど・・・怒られた。


「用事が無いのなら、もう来ないでよね。」


そう言って、部屋のドアを閉めるアヴェンタドール様に、すかさず用件を伝えた。


そしたら閉まりかかったドアが、勢いよくオレのオデコにヒット! ワンヒット!

薄れ行く意識の中で、アヴェンタドール様の嬉しそうな顔が目に映っていた。



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気が付くと、ソファに横になってた?

あれ?おれってアヴェンタドール様の部屋に来て、会おうとしたら行き成りドアが、

オレのオデコに、激突して意識が薄れるのまでは覚えてるけど。


ふっと横を見ると、知らない可愛い女性が、オレの顔を覗き込んでた


「キミはボクの眷属になりたいの?」


開口一番に聞く事が、それかぁ~~~い!

謝るのが、先ではないのか~~い?


まぁ~いいか!


はい アヴェンタドール様


私は秋月蓮と言います 愛称で「つきれん」と呼ばれてます!


「そうなの? なら「つきれん」キミはボクの眷属契約を結びにきたんだよね?」


んっ~凄いグイグイくる人だな?


「どうなの? 何とか言いな!」


はい 属性を決めないといけないので、神様を見て回る最中です。


「そうなんだ!」


はい そうです!アヴェンタドール様。


「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」



んっ? 長い沈黙だな?

そんな事を思ってたら・・・


「ヤッタャァ~~~~~~~~~~~~~~~」


えっ!?


「つきれんは、ボクの眷属に入りたいんだよね! OKぇ~!」

「なら、直ぐにでも契約を交わそうよ。」


えっ? オレは入るって言ってないんですけど?


「さぁ~早くココに拇印を押してよ!」


・・・・・・


「もぉ~じれったいな! こうするんだよ。」


腕と手を捕まれて、契約書?そこに置かれていた紙に拇印を無理やり押さされた・・・


「きゃ~~~これで今日から(つきれん)はボクの物だよ。」


物? あの・・・者ではなくて、物ですか?


「んっ 嫌なの?」


何と返事したら、いいのやら・・・困った

嫌ではないんですけども、条件しだいなんだよね?


アヴェンタドール様

他の神様の所も見てから決めたいんですけど、ダメでしょうか?


「もうダメだよ!」

「だって、もう契約が完了したんだから!」


ふっぁ~~~~~~

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