第3話 属性の説明

ふ~髪も無事に元に戻って、よかったよかった。

そう言えば、アートンが装備品の講義をするって言ってたな。

アートンを探さねば!



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そしてアートンに連れられてこられた場所は、訓練施設みたいだった。


訓練施設の一角で、武器の使い方や道具の使い方の講習をするそうだ。

周りには、同僚?の神様達が訓練をしているけど、動きが早すぎて、オレの目には見えません!


まぁ~他の人の事は今はどうでもいいので、自分の講習に集中しないといけない。

もしも、危険な仕事内容なら・・・命の危険もありうるって事だろうし。


「えっ~まずは、つきれんの武器の説明からするよ!」

アートンが言った、「つきれん」とは秋月蓮あきづきれんだから、つきれんと訳されたわけですよ。

づきれん・・・づきれん・・・つきれん・・・って感じで、愛称は決まりました。



「先日説明しましたが、このハンマーは、ユニーク級の武器になります。」

「使い方としては、手元に、ダイアルがあるので、まずはダイアルを見て欲しい。」

「そこに書かれてる、文字をまずは確認したら、私に声をかけてくれ。」


そう言われたので、ハンマーの手元のダイアルを確認した。

そこに書かれてたのは、【ダイアル1・改心】と【ダイアル2・服従】と【ダイアル3・神罰】って書いていた。


最後の神罰って何だよ!? ふっ~!?

先輩に聞くしかないな! 



先輩、ダイアルの最後にある【神罰】って何ですか?


「んっ?読んだとおりだよ。」


では、【改心】って言うのは、何ですか?


「邪教徒の皆さんを改心させる為に、あるのです。」


んっ・・・よくわかりません(汗)


「つきれんには、まだ【ダイヤル2】と【ダイヤル3】は使えません!」

「このダイアルを使うには、もっと偉くならないとダメなのです。」



これは使ってから、能力を確かめないといけないみたいだな。



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「続いての説明は、私が着ているマントなですが。」

「このマントには透明化できる、能力があります。」

「それと、着用者に常に一定の温度にする、能力も付いてますよ。」

「あとは、靴ですね! これは只の安全靴です。かといって尖った物とかを踏まないようにしてくださいね。」


「これで初期装備の説明は、終りにしましょうかね。」

「質問も無いようなので、私は任務開始までは、自室で待機しています。」


って~おい! 質問が無いって、オレは色々と聞きたいのに、先輩が早口で説明するから、口を挟む余裕すらなかったんですけど、

この先輩って、もしや・・・説明が面倒になったから、早く終らせたな?



あの先輩って、実は後輩を育てる気が無いのでは?


そんな疑問を抱きながら、これからの仕事に不安と期待を混ぜ合わせ、仕事開始の時を待った。




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「それと、つきれん! 貴方は、属性を決めなければなりません。」

「属性と言うのはですね、幹部の神の眷属になることで、神々の力が寄与されるのです。」



「簡単に説明していきますから、一度で覚えてください。」


「属性には、 光・火・水・風・土・鋼・戦・商・その他」

「これだけの属性が存在します、貴方にあった属性を探してきてください。」


「私は鋼属性の神・ポルトフィーノ様の眷属になっています。」

「ポルトフィーノ様の特技は、鍛冶スキルを使って、創造する特性があります。」


「今使っている、私の武器は、自作した物ですよ。」


「色々な神様がいますので、相性の良い神様を見つけてください。」

「属性が決まりましたら、今度は実地訓練に移りますので、早めに決めてください。」

「いいですね?」


はい わかりました(白目)



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ふぅ~~~ 神様になるのって、大変だな!?


よし! 明日からは、属性探しをするしかない。

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