第2話 武器の説明


神様ぁ~神様ぁ~チェンテナリオ様!

何処ですか?何処に居るのですか?

出てきてください!


神界にある宮殿の廊下を、周りの目を気にせずに、オレは駆け抜けていた!


すれ違う人達は、オレの頭を見ては、ビックリしたり、クスクスと笑ったりしていた。


ちくしょ~恥ずかしい。



おらぁ~チェンテリオン!早く出てきやがれ!


そんなこんなをしていたら、15分くらい経ったかな?

一際大きな扉の前に到達していた。


もしかして、ココにチェンテリオンのヤツが居るかもしれねぇ!


もう、様付けとか関係なねぇ~!


オレの髪の毛が一大事だぁ!




ドォーーーン! 重そうな音をたてながら、扉が開くと。

其処に、居たよ!いましたよ!


綺麗な女神様とイチャ付いてる、奴を発見しましたよ。


いきなり扉が、開いてビックリした様子の、奴がオレに何か用事なのかと聞いてきた。

(つきれん どうしたのじゃ?そんなに慌てて?)

(私なぁ~ 今忙しいのじゃよ! この子がなぁ~持病の勺が出て苦しんでいるから助けてる最中なのじゃ!)



へぇー 奴は苦し紛れに、言い訳をしている。


まぁ~不倫の現場とか押さえても、オレには関係ないことだから、どうでもいいんだよ!

関係ある事と言えば、オレの髪の毛だけだ!


チェンテナリオ様


実はですね、私の髪の毛が無い件に付きまして、ご相談があってまいりました。

生前は、これでもフサフサしてた髪の毛が、今では・・・ツルツルなんです。


チェンテナリオ様も、オレの言ってる事が理解できたようなので

無事に、生前のフサフサヘアーに戻れた。



もしも、また何か困った事が起きたら、今回、見た事をお代官様(シルエット様)に直訴するしかないな!(心の中で、そう決心する。つきれんであった)



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



髪ツル事件から、暫くしての事


仕事を開始する前にチェンテナリオ様から

同僚の神様を紹介されたのだけどぉ!?



同僚の神様の名前はアートン

アートンの事は、今後は先輩とでも呼んでおこうかな。



この先輩は・・・何って言うかねぇ~

温厚な性格でおおらかなのはいいんだけど、

行動がさっぱり、わかりません(汗)



オレと一緒で中間管理職の神様である。

チェンテナリオ様から特別指令を受けて、あっちこっちに出かける役目の神様なのです。


仕事始めと言う事もあって、この人に色々と教えてもらわなければ、

何をして良いのかも、わかんない状況なのですよ!




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




アートンから装備品の支給品を手渡された。

それは仕事道具?なんだろうけども・・・えっ!?これって・・・


渡された道具とは、武器だったのだ、それもなんっとまぁ~頼りない武器だ事で、

アートンによれば、「汝、隣人を愛せよ!汝、殺す無かれ!」だぁ~そうです!


って~言っても、コレはないでしょう? マジでコレを使って何をするのかが、

さっぱり検討も付きません・・・


「この武器は、チェンテナリオ様が丹精こめて作り上げ、大事に使ってきた武器なので大切に扱いなさい」と~言っていた。


それでもね・・・これ・・・どう見ても・・・ただのピコピ○ハンマーじゃねぇ~かぁ!

ふざけるな!コレで何をしろと言うのだ?


アートンが言うには、この武器は、使う者が進化を遂げると、武器も使う者と一緒に形が変って、武器も進化をするそうだ!? 


んっ!? この武器ってユニーク級の武器なのでは?



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   因みに武器の等級を説明すると

【ノーマル級→レア級→ユニーク級→ゴッズ級→創世級】




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オレが渡されたピッコハンは、ユニーク級だそうだ!

中々のいい武器が支給されたよ!



聞くと、アートン先輩の武器は、「ハリセン」だった・・・

ふぁ~!?この武器で、どんな仕事をすると言うのだ?



謎が深まる中での、神様のお仕事が開始される予定だ・・・(困惑)

オレは、この後、どうなってしまうのか、不安だけがよぎる。



講義は、後日に行われるそうだ。


そして、その日はバタバタしながら終って行った。

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