異世界の神様って素晴らしい!

和蔵(わくら)

第1話 はじめり

プロローグ



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今は世知辛い世の中だよね~!

苦労して会社に就職しても、給料が上がるわけでもなく、楽しい事がある訳でもなく

日々の生活に追われるだけの人生だった・・・



そんな平凡な人生を送る「おっさん」が、

もしも神様になれたらって思う事があっても。

不思議ではないのかも知れない(たぶんね)


 

  

オレは秋月蓮あきづきれんって言う、何処にでも居る「おっさん」だが

ある事がきっかけで・・・こうなってしまった。



まぁ~簡単に言うとオレは、仕事のし過ぎで過労死してしまったのだ。

そりゃ~働かないと食って行けないものね~。

お金持ちでもないオレは、来る日も来る日も、働いて働いて働きまくったよ。

そして無理がたたってしまい、過労死したと言う訳ですよ!



生きてた時に、ふっと思った事があるのよ。

もしもオレが神様だったら・・・ってね!


争いも競争もない世の中にしたいなぁ~なんって思ってました。

イージーに生きられる世界を創造してみたいって・・・。


それが現実になる何って夢にも思ってなかったですよ

だって目の前に居るのって神様だよね?

神様が言うにはね、異世界の神様が1名失踪したんで、

代わりに、神様をして欲しいって、事みたいですわぁ~!



転生をする人で、神様になりたい人が、今までに居なかったとの事



えっ!? それって願えば、何にでもなれたって事?

マジですか! 素晴らしい世界ではないですか!

って~訳で、オレは今日から神様を始めます。



神様って言ってもピンきりだそうで、

オレがなる神様は、中間管理職的な地位だそうです。

下っ端でないなら、それでいいよ(笑)



そして用事が済んだ、神様は姿が見えなくなった。




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軽く上司や同僚の自己紹介をしておこうかな。


オレの上司になるお方が、創造神のチェンテナリオさまだぁ!

この世界を創造して、世界を治める神様だ。因みに一番偉い神様だよ。

(見た目は、50代前後の感じで、まさに何処かの国の王様か大賢者って、雰囲気を醸し出している。)




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その他にシルエット様は、チェンテナリオ様の正妻になられるお方だ。

チェンテナリオ様が、浮気云々・・・とかをすると、下界にお買物をしに行って、

1億ベルクの請求書を旦那様に送りつける人だよ(苦笑)

(お金の単位は1ベルク=1円と計算してください)



(シルエット様って言うと、見た目で言えば、凄く若い、でも・・・実際の年齢はって言うと・・・)


コンコン!


んっ!? 


おっと!誰か訪問客が来たようだ?


ドアを開けた途端、オレの頭に何かが当たったのか?少しの間だけ、意識が飛んでいたようだ・・・

これ以上の詮索は、オレの命に関わるので、止めておこう!




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アートンは、オレの同僚になる神様だ。


アートンは、温厚でおおらかな人である。

何をするにも、焦らずに落ち着いて対処する、頼りになる先輩だよ。(たぶんね)

しかも、女性ではないだろうか?と、思うくらいのイケメンなのだよ!

男のオレから見ても、ウットリするわぁ~(汗)


いやいや~オレは、そっちの趣味は無いので、誤解をしないようにしてくれ!



これからの事を色々と、頼りになる先輩に、教えて貰えるといいのだが。




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秋月蓮あきづきれんこと「つきれん」の見た目は、どんな感じかって?



まぁ~そうだね・・・イケメンでもなく、ブサメンでもなく、只のフツメンって感じかな?

街中ですれ違うような、何処にでも居る「おっさん」ですよ



人生に疲れて、悲壮感を醸し出していた生前とは違い。

産まれ立ての小鹿なような、晴れやかな気分になった感じだね!


お肌もツルツル、お髭もツルツル、頭もツルツル・・・えっ!?


なんじゃ~こりゃ~!?


髪ぃ・・・髪の毛・・・髪の毛が無いじゃん・・・


神様に直訴してやる~!


この世には、神も仏も居ないのかぁ~(泣)


神様? 何処ですか? もしも~し!

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