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三回目は有坂美香さんの『
アニメ好きの方なら誰もが知っている名曲中の名曲……ん? わからないですか?
『僕のヒーローアカデミア』(第1期 - 第3期)(2016年 - 2018年)のシリーズ構成・メインライターを務め、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(2017年)の脚本も手掛けた、あの売れっ子シナリオライター黒田洋介さんが1999年にシリーズ構成・メインライターを務めた『無限のリヴァイアス』のオープニングテーマです。
本当にいい歌なので聴いたことがないという方は是非この機会に聴いてみてください。そして無限のリヴァイアスも見てみてください。
では、歌詞の解釈をしていきます。
――――
終わりのない悲しみから何処かへ
――――
忘れられない後悔から切り離されてしまいたい
――――
歩くならここでいいよ
さびしさも時々はやり切れないけど
傷つけてしまうことも
傷ついてさらけだすこともないから
――――
生きていくのは一人でいい
寂しさを感じる事はあるけれど
人を傷つけたり
傷つけてしまって自分の醜さを自分で見る事にはならないから
――――
凍りついてる海の裏側で
いつか見た現実と
――――
波打っていた感情も感動も今は凍り付いたかのように静か
その心の奥底で
いつか見た過ちと思い描いていた希望が重なり合って私を激しく突き動かす
――――
閉じ込めてしまえ
誰にも伝わらないなら
それでらくになれるなら
この世界は果てなく閉ざされた闇
このままただ瞳を閉じていよう
――――
自分の感情など閉じ込めてしまえ
どうせ誰にも伝わらない
そうすれば伝わらなかったと嘆くこともない
この世界は絶望だらけだ
こんな絶望は見ていたくない
――――
FEELIN' THE MELODY OF ETERNITY
IT HAS THE POWER TO SET US FREE
TRAVELIN' THROUGH THE GALAXY WITH ONLY SPACE AROUND
FOLLOW THE SUNS PERCEFUL SOUND
IT'S TIME FOR US TO END THIS ILLUSION
FIGHTIN' OURSELVES WILL ONLY CAUSE CONFUSION
SHININ' LIGHT IS THE KEY OF LIFE
THIS ALL GET TOGETHER AND MAKE THIS BETTER
――――
ちょっと英語で何言ってるか分からないです。
――――
この空に流れている
やさしげなその声を聞いていたいだけ
手のひらをのばしたなら
この指に降りつもるものはなんだろう
――――
テレビやラジオから聞こえてくる意見や歌声
それは私を傷つけないからただそれを聞いていられればいい
しかしその一方的に発せられる言葉の数々に手を伸ばしたところで
いったい何が返ってくるというのだろか
――――
限りのない未来に届くように
数えきれないあきらめから旅立つ
――――
自分が思い描いた夢希望へ向かえる様に
数えだしたらきりがないほどの後悔を断ち切る
――――
光をあたえて
やり方はわからないけど
違う場所へ行くために
欲しいもののかたちは何もないけど
最後の宇宙壊していま明日へ
――――
この絶望の暗闇の中、誰でもいいから踏み出すための光をください
それがあったからと言ってすぐに何かができるわけじゃあないけれど
ここではないどこかでならもしかしたら道が開けるかもしれない
夢希望って言ったって具体的にどうするかなんて言うのも解らない
でも、この最後に残った絶望を破壊して夜明けに向かって走りたい
――――
光をあたえて
やり方はわからないけど
出会う時を知るために
つないでゆく見えないものの在りかへ
最後の宇宙壊していま明日へ
――――
どんなに小さな光でもいいから明かりをください
何かすぐにはできないってわかっているけれど
新たな出会いが自分を変えてくれるかも知れない
新たな場所や出会いが自分を未来へとつないでいく
そんな未来に行くために暗闇を、絶望を壊して今すぐに未来へと走っていきたい
という感じの解釈です。
英語解らなくてすみません。
あくまで個人の解釈なのですが、『絶望』を『宇宙』として表現したのは素晴らしいと思います。この無限のリヴァイアスというアニメの舞台は宇宙なのです。ちゃんとSFしてます。その背景をばっちり歌詞に反映させているところがいいなあ、と。
自分も小説の中で『絶望』を『宇宙』と表現しようかと思ったことがあったのですが、世界観をぶち壊すほどのワードである事が書いてみて判明したので一日熟考したうえで『宇宙』はやめることにしました。代わりに『暗闇』と表現しました。
歌詞の解釈をしていくと毎度毎度思うのは、もしも自分が小説で書いたなら何十行にも及ぶであろう表現をたったワンフレーズに込めているというコンパクトさがすごいなあと言う事。
歌詞を書いている人からすれば当たり前の事かも知れませんが、書いたことない人間から言わせるととんでもないことをやってのけているわけです。
あ。今回も勿論「ここは自分はこう解釈した」という意見があれば是非お知らせください。喜んでコメントさせていただきますので。
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