第十八章 奴が来た
見えた――。
だが次の瞬間、俺は、きゅっ、と回れ右をした。
「う――うおおい! また逃げる気なのっ!?」
また、と言われて、咄嗟にさっきの《
行きたくねえ……。
ほんの少し前まではあれ程、マリーの顔が早く見たい、などとおセンチメンタルな感情を乙女チックに抱えていたくせに、今は全力で逃げたい気分の俺である。笑いたければ笑うがいい。
だって。
ですよ?
俺の定位置だったパイプ椅子には先客がいたのだ。
「しゅこー……しゅこー……」
大して暑くもなければ決して寒くもないこの会場内において、その謎すぎる来訪者のいで立ちは相当奇妙なものに映った。丈の長いベージュのロングコートにすっぽりと全身を覆い隠し、頭には鍔の広い帽子を被っており、顔は目元も窺えないほど濃い黒のサングラスと大判のマスクをかけていた。昔の映画で見たことのある透明人間も真っ青である。
そんな特A級の不審人物が、やけに背筋の伸びた姿勢を保ったまま、強張った表情を浮かべたマリーと舞亜さんの間に座っていたのである。
「しゅこー……しゅ……?」
どうやら俺の帰還を認識したらしい謎の来訪者が発していた暗黒の枢機卿みたいな呼吸音が止まる。
ちょい? ちょい?
手招きしてるよぉ……。
反射的に下がった左足を敏感に察知したマリーが物凄い表情で俺を睨んできやがったので、渋々サークルスペースの中にのろのろと足を進めた。
「……」
「……」
しばし見つめ合う。いや、たっぷり時間をかけてやった。
「……」
ちょい! ちょい!
ううう、座れってことらしい。
と言われても元から席なんて二つきりしかないのでどうしたものかと迷っていると、マリーが椅子の上をもぞもぞ移動して俺が座る場所を空けてくれやがった。ち、余計なことを……。何とかかんとかその狭い隙間に収まった俺の耳元に、囁くようにして謎の来訪者が初めて声を発した。
「やっと帰ってきたわねぇ。待ってたんだからぁ」
俺の息が――止まった。本当である。
呼吸停止したまま、隣にいる謎の来訪者の方へ首を向けると、サングラスに隠された瞳が俺を見る。
そんな……馬鹿な……!?
今の声って絶対――!
それが幻聴でないことを証明するように、今度は普通のトーンで謎の来訪者は俺に向けて言い放った。
「待ってたよ、あまったかちゃん」
やっぱりそうだ……!
この声を聴き間違えるなんてことはあり得ない!
しかし、それと同じくらいの確証をもって言えることは、その声の主は絶対に俺の名前なんて呼ぶ筈がないってことだった。
――早瀬美織。通称、はやみん。
ファンの間ではそう呼ばれ親しまれている彼女は、絶大なる人気を誇る声優である。
デビュー以来、その透明感のある声は多くのオタクを魅了し続け、今や男性のみならず女性ファンからも支持されていた。幼女からティーンエイジャー、妖艶な大人の女性まで見事に演じ分けてみせるだけでも賞賛に値するのだけれど、一番のハマリ役である神秘的で物静かなキャラクターだけでなく、それとは正反対のやんちゃでアクティブなキャラクターだって演じられる。おまけに歌唱力も抜群で、それは本編に出演していないのにも関わらず数々のアニメのオープニング主題歌を担当していることからも分かるだろう。
「う……嘘……です……よね?」
「? えーっとぉ……」
気付けば俺は、引き攣った笑みを浮かべながら、わなわなと震える手を謎の来訪者に向けて伸ばしてしまっていた。一方の彼女は、か細く困ったような震え声を出しながら、両脇に立てたてのひらで俺の手を押し留めるように身を反らしている。さっきまでとはまるきり逆の構図である。
「落ち着きましょ……! ね?」
「うぁ……! す、すみません……」
そのとろけるような制止の言葉と、背後から浴びせられたマリーの肘鉄で我に返った俺は、慌てて手を引っ込めた。しゅこー、と安堵の息を吐いてから、一度、ぴょこん、と飛び跳ねるように座り直した謎の来訪者は額の汗を拭う素振りを見せたのだが、それすらままならない自分のいで立ちに苛立ったように呟いた。
「もー……やっぱりこれ、暑い……。もういいです、脱いじゃいましょう!」
がばあっ!
目の前で一気に開かれたロングコートの中には、
「!」
別の意味で、どきり、とする。
一言で言えば、痴女。
豊満すぎる胸の谷間のかなり下の方まで襟ぐりが大きく開かれた真珠のような光沢を放つ丈の短いドレスは、肝心なところはしっかり隠す役割を果たしていたが、逆に言えばその役割以外は全て放棄してしまったかのように露出度が高い。いや、高すぎた。足の方はむっちりとした肉付きの太腿のあたりから剥き出しで、膝丈の白いロングブーツが悔しいくらいに良く似合っていた。サングラスとマスクを外し、最後に帽子を脱ぎ去ると、何処に収まっていたのか不思議になるほどの長くウェーブのかかったブロンドの髪が堰を切ったように溢れ出てきた。
「!」
終了の時間まで居眠りでもしようと決め込んでいたらしい通りの向こう側にいたサークル参加者が、その一部始終を見てしまった驚きで、かくん、と椅子から転げ落ち、派手な音を立てた。
「なーにやってんのよ? もう」
「だって……だって、あれ!!」
「え……嘘!? あれって――!」
もう一人が悲鳴に似た声を上げようと息を吸った瞬間、俺の目の前の痴――じゃなかった、謎の来訪者が、しーっ、とおどけた可愛らしい身振りでそれを制すると、相手は慌てて両手で口を塞いでいる。
「やっぱ、こうなっちゃうかー……」
ぽりぽりと頭を掻きながら、目の前でぼけーっと口を開けたまま固まっている俺に向けて、口の動きだけで、ごめんね、と告げ、ぺろり、と舌を出した。
「でね? 早速だけど、あまったかちゃん――」
「ち――ちちちょっと待って! ……ください!」
「あっれー?」
おっかしーなー?と眉を寄せ、人差し指でぽんぽんと顎を叩いている。
いやいや、いろいろとおかしいでしょうが……。
「ねー、まりりー☆? この子があまったかちゃんなのよね?」
「そうですけど……えっと」
マリーに控えめな仕草で指さし返され、肝心なことにようやっと気付いたらしい。
「あ! そうね! そうよね!」
そして、えっへん、と大層実っていらっしゃる胸を突き出し、そこに右手を添えて自己紹介をした。
「ほーら、あたし、葵さんですよー! 来ちゃいましたよー! ……ね、ね、会いたかった?」
「……へ?」
止せばいいのに、変なテンションで大声を上げたもんだから、広範囲の参加者たちが何事かと周囲を見渡し始めた。制止しようと手を挙げた俺の腋の下あたりからマリーの顔がぬっと飛び出して告げた。
「ス……ストップです! お……お静かに……!」
「そ、そうねー……そうするー」
これが……葵さん?
想像していた人物像とかなりかけ離れていて、まだ頭の中が混乱してしまっている。それでもこれだけはきちんと言っておかないと――。
「あの……葵さん?」
「なあに?」
やっべえ、はやみんボイスの破壊力パねえ!
しかも、フィジカル面でもメジャー級だし。
じゃなくて。
「葵さんのおかげで、お――あたしたち、こうしてここに来ることができました。本当に……ありがとうございます……!」
「違・う・で・し・ょ?」
葵さんは首を振る。
「あなたたちが頑張ったからじゃない。二人で力を合わせて、ね?」
「そんな――!」
もう一度、ぼーぱるさんに言ったのと同じ台詞を口に出しそうになってしまい、慌てて口を閉じる。代わりにこう言った。
「まりりー☆は本当に頑張ったんです。本当です。だからあたし、この子ならできるって信じて、あたしにできることを精一杯しました。それだけです」
「ちちちちょっとっ!」
マリーの顔は真っ赤だった。
「ななな何恥ずかしいこと言ってんのよ!?」
「だって、本当のことだからさ」
「だからって――!」
叩くなって。結構痛いってば。
そんなやりとりを眺めていた葵さんが、くすり、と笑い、からかうような口調で言った。
「あらあらー? さっき誰かさんも似たようなこと、言ってたわよねー?」
「いいい言ってないですけどっ!?」
……言ったんだな。
でも、マリーは誰を信じて、誰にために頑張ったって言ったんだろう?
ま、いいか。
「も……もー。遅いってば! 馬鹿ショー――」
ちょ――!
おい、こら。止めろ。
「馬鹿ショー……何?」
ぎくり、とフリーズしたマリーより先に俺がフォローに入る。今の俺は勇者ショージではないのだ。
「まかしょー!って言ったんです。この子、最近花笠音頭にハマってまして……あは、あはははは!」
「アハハハハ! ソーデース!」
絶対意味、分かってないだろ。同じく花笠音頭などという人間界にしかないであろう盆ダンスの知識などない葵さんはきょとんとした顔付きをしていたが、聞き流すことにしたようだ。
「あ、あまったかちゃんが出かけて行ったすぐ後に、葵さんの方から尋ねてきてくれたのよ。もーあたし、すっごい緊張しちゃって、せっかく隣にいるのにあんまり思うように話せなくって……」
紛らわしいなあ、もう。おかげでこっちはいらぬ心配をするハメになったのだが、いまさらのことなので黙っておいた。
「嫌われちゃったのかと思ったわー」
「そんなこと……! ないですよ!」
「冗談、だってば」
うふふふーと笑う葵さんだが、どうしても俺の中の葵さん像といまだにイコールにならなくってもやもやしてしまう。
だって!
絶世の美女だよ、この人!
その向こうでぽわわわーと見惚れている舞亜さんやちょっとつまらなさそうにしている織緒さんには悪いけれど、彼女たちに出会った瞬間に感じた印象が霞んで思い出せなくなるくらい、葵さんは綺麗だった。
そして、エロい。
ものすっごく。
あの、アメルカニアの偽王のおじいちゃんでもハッスルして踊り出しそうなほど色気に満ち満ち溢れていた。
この人が?
ショタコン?
うーむ、どうしても信じられないんだが……。
「あの……」
――確かめてみたい。俺はおずおずと切り出した。
「さっき、葵さんのサークルに行って、ぼーぱるさんにもお会いしました。もう完売なんて凄いです」
「んーと。お昼前にはもう完売してたかなー?」
特に自慢する風でもなく、事実だけを口にする。
「今回の本は、そりゃあもう、凄く頑張っちゃったからねー。何たって……ぐふ……ぐうぇっへっへ」
あ、あれ……?
様子がおかしいぞ?
変なスウィッチを押してしまったことにも気付かず、俯いた姿勢で声を押し殺して笑っている葵さんの様子を確認しようと近寄った途端、
「この世の至高こそっ! ショタロンなのですよ! えーえー! 前作は大失敗でした! あんな半端なスパダリなんか持ち出しやがって、純愛気取ってる場合じゃなかったのです! 何だあれ!? あんな超優秀なセコムいたら、どうこねくり回したってくっそ真面目な流通本展開にしかならないじゃないですかっ! お前、何のために薄い本描いてんだ、話でしょ! 解脱でもする気なのかって話ですよ!」
早い早い!
トップスピードまでコンマ五秒もねえな!
ところどころに俺でも分からないレベルの高度な腐女子用語までがずだだだ!と飛び出し、もうすっかり周回遅れどころか棄権を考える域に達してしまったマリーは引き攣り気味に愛想笑いを浮かべることも満足にできていなかった。俺の方は俺の方で、それが全部はやみんボイスで再生されているショックで何だか涙目になってしまっている。
「なので! なので、そこでモブおじさんの出番な訳ですよ! この混沌の世界に一筋の光明を与える存在こそっ! モブおじさんんんんんんんんんんんんんん!」
ずびしっ!
「うっさいわっ!」
「もぶっ!」
思わず、んんんんん!と顔を伏せて力んでいらっしゃる大恩ある同人会の大御所の脳天に鋭い手刀を落としてしまった。
「いーたーいー……酷いわ、あまったかちゃん!」
「酷いのはお前の妄想だっつーの、この腐女神!」
いたたた……と頭を擦りながらも、葵さんは嬉しそうに笑っている。だが、周囲で見物していた連中は違った。え……葵さんに……?と戸惑い、ざわざわしてしまっていた。
しばらくして、がばっ、と顔を上げた葵さんは、
「でも……いいツッコミね、あまったかちゃん!」
俺に向かって渾身のサムズアップを突き出し、葵さんがまだざわついている周囲に向かって、にこー、と微笑みを送ると場の空気が少し和やかになった。
「やっぱり思った通り! あなた、良いわね!」
「な……何がですか……?」
「そうねえ――」
ちら、ともう一度周囲にそれとなく視線を送ってから葵さんは溜息と共に告白した。
「……何だか最近、あたしの扱いが腫れ物に触るようになっちゃって困っているの。ジャンル女神だとか公式だとか崇め奉られちゃって、誰一人まともに話をしてくれようともしない。そんなつもりなんてちっともないのに……これ、本当のことよ?」
頷いて、俺とマリーを交互に見比べた。
「でもね? あなたたちってそうじゃなかったから。同じ一人の仲間、どうしようもない妄想に囚われたオタクの仲間として扱ってくれたでしょ? 下らない話に付き合って、下らないことに真剣に向き合って、悩んで、同じ立場で話をしてくれるじゃない」
「それは……知らなかったからというか……」
確かに、ネット越しにやりとりしていた時と現実でこうして会っているのとでは、勝手が違うってのは事実だ。それでも、同人サークル最大手の代表だと聞いた今でも変わらず、葵さんは葵さんだった。
「さっき教えたじゃない? それでもめげずにあたしの頭にチョップしてくる子なんていやしないわ」
「す、すみません。なんつーか、勢いで」
駄目だこいつ。早く何とかしないと。
そう思ったら勝手に身体が動いてました。
「いいのいいの。それがいいし、それでいい」
うんうん、と頷き、葵さんは俺の後ろに隠れていたマリーに視線を移した。
「まりりー☆も同じよ? さっきの、俺様受けとショタ萌え、どっちらに正義があるかなんて会話、ほんっと馬鹿々々しくって下らなくって、最っ高に楽しかった! あんな会話で熱くなったの、本当にひさしぶりなんだもの! ……でも、もう一度言っとくわ、小娘! ショタ萌えこそ……至高、よっ!」
「ち、違いますっ! 俺様受けこそ究極、です!」
しばし、ばっちばちの視線がその中間に座っている俺の前で絡み合って火花を散らしていた。お前らはどこぞの料理好きな親子か。実に迷惑である。
やがて、どちらともなく、ぷっ、と吹き出したかと思ったら声を上げて笑い始めた。
「あたしも同じです。知らなかったから、そうなんですよ。でも……葵さんは葵さんだもんね。あたしの知らないことをいっぱい知ってるし、あたしも葵さんの知らないことをいっぱい知ってます。それを真剣に話すのって楽しくって仕方ないんです!」
「良かった!」
噛み締めるようにそう言って、突然、葵さんは大きく手を広げて、俺たち二人をまとめて、がばっ!と抱き締めた。
これ、やばいっす。
乳圧が尋常じゃない。
「……ん?」
しかし、何かが引っかかったかのように葵さんは抱擁する手を緩めてわずかに身を引き剥がすと、訝し気な顔付きで俺たちを交互に見つめている。そして、その目が俺をロックオンして止まった。
「あら……そういう……。ふーん……」
葵さんの口元に意味ありげな微笑が浮かんだ瞬間、俺の背筋にひやりと冷たい風が忍び込んできた。
まさか――正体に気付かれた!?
い、いや、そんな筈はない。少なくとも今の俺は、俺も良く知る俺ではなく、一介の下級女神・あまったかちゃんである筈なのだ。少なくとも見た目はもうすっかりそれでしかない。
「どうかしました?」
「んーん。何でもないわ。何でも」
不思議そうに問い返すマリーの言葉に頷き返しながら、葵さんはもう一度俺たち二人を愛おし気に、きゅっ、と抱き締めてくれた。思わず心の中で安堵の息を吐く俺の耳元で、確かに葵さんはこう告げた。
「……大事な話をしましょ? イベント終了後、もう一度、ウチのスペースまでいらっしゃい――」
「はあ……」
葵さんが立ち去った後も、マリーは熱にうかされたようにぼーっとして溜息なんぞを吐いている。
「凄い人だったんだ……葵さん」
「いろんな意味で、だけどな」
軽口を叩こうとしたが、心配事があるせいか何となく気の抜けた返事になってしまう。
「……何よ? 何か変なんだけど」
「そうか? 別にどこもおかしくないだろ」
葵さんはこうも言っていた。一人だけで来い、と。
かなり迷いはしたものの、もし俺の正体に気付いて暴き立てようと思っただけなのなら、この場で済ませてしまえば良かった筈である。女神たちにとって俺の置かれている《勇者》という立場は、プラスに働くことはあってもマイナスに働くことはない。各々が持つ《加護》を授けることによって一定の利益を得られる、いわばボーナスキャラのような存在なのである。それを敢えてせず見逃してくれたということは、葵さんなりの別の理由があってのことなのだろう。それが何かは依然として分からなかったものの、俺は深く考えまい、とポジティブに捉えることにした。
マリーの初めての同人活動を成功させてやりたい、その想いが強すぎてすっかり放置気味になっていたのだけれど、俺の本来の目標は、神になることなく、元いた世界に無事帰還することだ。
そして――。
その想い人の面影を脳裏に思い浮かべようとして、俺はとんでもないことに気付いてしまった。
……いやいやいや!
何でここで、マリーの顔が浮かんでくるんだよ!
妙に落ち着かない気持ちになってそれまで閉じていた目を開け、何となく隣に視線を向けると、
「……? やっぱあんた……変よ?」
「へ――! 変じゃねえってば!」
さっき浮かんできたイメージよりもはるかに生き生きとして、俺に楽し気に笑いかけてくるマリーの姿がそこにはあった。
「あ――」
「?」
ごくり、と唾を飲み下してから俺は答える。
「えっと……いや、やっぱ俺、変、かも」
絶対におかしい。
そんな筈、ないのに。
そうこうするうちに、会場内はイベント終了を祝う参加者たちの温かい拍手に包まれたのだった。
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