応援コメント

第10話  リュージュにて」への応援コメント

  • はじめまして
    最後まで引き込まれて、じっくり読ませていただきました。
    現代ドラマとは正しくこういうことだと思います。他人の恋愛を隅々まで知り尽くした感覚に陥りますね。
    心理描写がとても細かくて、ともすれば地の文が多くなりすぎて疲れてしまいそうなものですが、美瞳さんの文章は無駄がなく、変に飾ったりしていないので疲れるどころか、むしろ余すことなく登場人物の心理を読み込んで感情移入ができます。
    しかし、そのことが違ったストレスを与えます。それは飾らない文章であるがために、時に生々しいほどのネガティブな感情も入ってきます。でも私はそれこそこの作品の魅力の一つだと思うのです。上手くいかなかったり、苦しかったりするところがリアルでいいです。なかなか素直になれない二人に煮え切らない思いもしましたが、朱音も優も、この恋愛で一回り成長し、人としての魅力を増していくのだと思います。そんなメッセージを感じられる作品を書くのが私の目標です。
    勉強になりました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    ぴおに様、はじめまして。
    丁寧なコメントと応援コメント、本当にありがとうございました。
    自作品を何度読み返してもなかなか納得出来ないでいる私にとっては、本当に励みになりました。
    私は作品を書いている間はその登場人物に憑依してしまいがちで、自身の感情も振り回されがちで、実生活に影響を及ぼします。
    良くも悪くもその感情の流れが文章に反映してしまうようで、不安定さがもろに出てしまいます。もう少し一歩離れたところから眺められるといいのですが……。
    ぴおに様の作品も読ませて頂きました。私の苦手とする短編作品でしたが、とても感心させられました。短くも、でもその中にある幾つもの心情が伝わってきて、なるほど!と気づかされました。
    今後は、短編にも挑戦していきもっと腕を磨きたいと思わせていただきました。
    本当にありがとうございました。また覗きに来てくださいませ!

  • 初めまして、和泉ユウキと申します。
    この度は、自主企画に参加して下さりありがとうございました!
    遅くなりましたが、読ませて頂きました。

    朱音さんの気持ち、分かるなあ!と思いながら読んでいました。
    思いやり、妥協、歩み寄りは付き合っていく上で大切だとは思うのですが、全部自分基準で動いてもらうと、逆に何か違う……と思ってしまうのはよく分かります。
    とても丁寧な描写で、入り込みやすかったです。

    そして、田島さんの変わりっぷり!
    何というか、あれからかなり荒れたり、恨んだり、それでも努力したり頑張ったのかなと、色々想像しながら読ませて頂きました。
    第四話の最後で、やはり……と。
    色々涙ぐましくて、じれったい!二人ともじれったい!ともだもだしました。

    あと、マスターが大好きです!
    もうこの人が癒しになっている……。大人……。
    朱音さんに、こういう場所があって良かったなと話を読む進めるごとに思いました。
    私も、こういうマスターとお話がしてみたいです。飲めないのが残念ですが……。

    ゆっくりと話が進み、二人の会話のやり取りが、緊迫感があって魅入ってしまいました。
    王道ではあるけれど、それでもきちんと地に足を固めた話の展開も文章も、とても好みでした。
    近付いたと思ったら、すれ違い、また頑なになり、一方が近寄ろうとしたら一方が拒絶する。
    よくある展開ですが、それが良かったです。心理描写がとても丁寧だったので、最後の方は泣きました。
    こういうお話好きなので、自分の好みにとてもよく合いました。読めて良かったです。
    あと、薫子さんにも是非とも幸せになって欲しいです。
    彼女、本当に良い人……。内山さんにも……。

    ただ、出来るなら第四話と第五話の間のお話も読んでみたかったです。
    第四話ではかなり頑なな朱音さんだったのに、第五話だとそれなりに打ち解けた様に感じたので。
    一ヶ月半経過しているのが文字で分かっても、その合間のエピソードが無いので少し戸惑いました。

    とても良いお話でした。
    企画が終わったら、もう一つの方も読ませて頂きたいと思います。
    このたびは、本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    和泉ユウキ様、コメントありがとうございました。
    本当に丁寧な感想を聞かせていただき、ちょっと泣きそうなくらいに感動してしまいました。

    私はこの手の物語を書くとき、主人公にとかく憑依しがちになります。
    書き手としては失格なのかもしれませんが、執筆中は場面場面によっては落ち込んだりイライラしたりと……なかなか切り離しが大変なのです(笑)
    その入り込み過ぎる感覚が細かい感情表現として文字にあらわれるのかもしれません。
    ご指摘いただいた、朱音と優が再会後の打ち解けるまでのエピソードが書ききれていなかったのは、外側から見る視線が足りなかったのだろうと反省に至ります。感謝です!

    個人的にもユウキさんと同じく、マスターが大好きです。
    そして、朱音よりも薫子のキャラクターが大好きです。
    なので……勝手な思い入れを抱きながら二人の物語が出来た、というわけです。

    また、お時間があれば、二人の物語も読んでいただければとても幸せです。

    私は読むことも大好きなのですが、ライトノベル分野が苦手でなかなか克服できずにいます。
    でも、ユウキさんの作品は時代考証的にも中世ヨーロッパ風で私の好きな時代です。とても言葉を知っておられるように感じました。
    まだ全部は拝見できていませんが、読み終えた際にはまたお伺いして感想を書かせて頂きます。

    本当にありがとうございました。

                         美瞳まゆみ