第28話 オレンジ色で製作

さて、オレンジ色で作るとは言ったはいいけど……何をテーマにしようかな……

まずはオレンジ色で思いつくものを一つ決めよう

果物のオレンジが真っ先に思い浮かぶな

後は、夕日かな……

窓から外を眺めると沈みゆく夕日が眩しく輝いていた

綺麗、だな

オレンジのテーマは夕日にしよう

もう一つ、夕日に合わせるテーマってなにが良いかな……

ここからは見えないけど、海がいいかな

海の、水平線に沈みゆく夕日

うん。ありきたりだけど、作ってみるか

作業部屋に戻って海と夕日の映ってる写真集を探す

確か持ってた気がするんだよなぁ


あったあった!

買ったはいいけどあんまり開いてないんだよな

1ページ1ページめくりじっくり確認する

俺の中のイメージにピッタリと合った写真を探す

室内には厚手のしっかりとした紙をめくる音と時計の秒針の音のみが響く

集中して写真を吟味すると、一枚の写真が目に留まる

「これ、いいな」

自分の中のイメージとは少し違う……でも、これにしよう

俺は写真と自身の中のイメージをすり合わせる

よし、イメージできた

あとは、イメージ通りに描いて切る!

更に集中力を高めて作業に没頭する

もう秒針の音も聞こえない、一人の世界に深く沈む


そして、完成させる

デザインは海に沈みゆく夕日

夕日の光が海をオレンジ色に染めた光景

うん、なかなか良い出来栄えだと思う!

さて、次は赤だな……

どのくらい時間かかったかな

~11時25分~

もう11時過ぎか、どうするかな……もう今日は止めておくか

風呂入って、寝よ


今日の成果は黄色、緑色、オレンジ色の3つだな

布団に入ってすぐに眠気が襲ってきた

充実した一日だったな……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る