幼馴染。周りからは付き合ってると勘違いされるが、そういう関係ではない。かつて幼馴染から告白を受けたが断った。それから半年がたち、二人は友達としての関係を続けている。難しい関係です。さらに、周りも難しい関係です。誰にも言えない恋のテーマにあった作品でした。
「両親」を大切に想う主人公「幼馴染」を大切に想う主人公そして、「幼馴染に片思いをする女の子」を大切に想う主人公3つの主人公の視点から見てみると、”本音”と”建て前”、”気遣い”と”配慮”に揺れる主人公に共感できる要素が一つでも見つかった時、物語に一気に入り込んでいける、そんなストーリーになっております。素敵な作品をありがとうございます。
主人公の女の子が頑なに幼馴染みを「ただの友だち」として扱うのは、理由があった。いつかきっと、幸せな約束を果たすときが来れば、と思いました。
2人が一歩を踏み出せないのには、主人公の彼女に、とても辛い理由があるからです。その理由のために、2人はある約束をしたまま、離れ離れになってしまうのですが…。主人公の心の葛藤がとても丁寧に描写されていて、素直に感情移入できます。きっと明るい未来を予感できるラストに、優しい気持ちになれる、とても素敵な作品です。