13th contact 魔法少女倶楽部 part 5

 さあ、諸君。調子はいかがかね。あまり話が進まず、とうとう話数的に5クール目、つまり一年以上経過なわけだが。


「そんなことより、俺たちの出番ひどくないっすか?逃亡者のサーチじゃないっすか。こんなの、俺たちのやることじゃないですよ」


「しかし、幼女の誘惑にも勝てないのは事実。諦めるほかになかろう」


「でも、幼女は6才までっす!小学校から14才までは少女かロリっす」


 作者的に言えば、15以降はBBAだがな。


「ともかく、鬼の居ぬ間に洗濯をしましょう」


 ということで、本編では補足できなかったことを補足しよう。


 今回はタイプ・センキについて。


 初期プロットからだと、一式、二式、3型はそれぞれ別々の役割を担うことになっていた。一式のなぎなたは確定だったが、うん。ちょっと微妙になっちゃったね。


「質問っす。なんで3型だけ名称がちがうんすか?」


 うん。それは聞かないで。一応リナちゃんが外国から来た設定だからそうなったけど、血族的に日本人だからなー。海外で組まれたって設定だったかもしれないし、故にちょっと違うのかも。3型は一式、二式以上に洗練されているイメージはあるかな。


 結界系の応用によって、同系統の魔法による干渉は防げる。移動方法もそれぞれ別々で、一式は加速重視の変化系オンリー。セラの剣戟は連続性というかコンボ性があって、加速し続ける方が相性がいい。体の反応について行ける速さまでは加速できるし、マニュアルで更なる加速が可能。ただ、問題なのは、初動は早くないこと。つまり、車に乗りながら戦っているみたいな感じ。ぶっちゃけ、箒をそのまま装甲にはっつけただけだね。考え方的に。


 二式は強化型オンリー。初動はむちゃはや。でも、加速性なし。つまりは回避型ともとれるね。装備は重装設定だった気がするけど、本編でどう描いたかは覚えてないかな。重装でもそこそこ威力を発揮するし、装甲も他の二人に比べれば防御力が高いって程度。遠距離支援型だけど、最前線で攪乱もできる。まあ、ある意味ちょっとオーバースペック気味。


 3型は変化系と強化系のハイブリッド。初動も加速もむちゃはや。切り替えはオート。リナがすごい切り込み型なので、移動制御は完全に戦姫に任せてしまっている。あ、どの機体にもコンピュータ的演算装置が入ってます。制御系しか補助してないけどね。


「長いぜ。それだけ作り込んでそんなのかよ」


 まあ、確かに、何を目的に作られたのかも結構曖昧な機体になったかも。そもそもにタイプ・ソーサラーとタイプ・スラッシャーのデータをもとに考案されて作られて2週間しか経ってない設定だし。試作機と考えれば無駄なオーバースペックも納得かな。


「でも、あんまり勝ててるイメージがないですが」


 そうだね。特にソーサラー系の二人とは相性が悪いかな。並みの魔法少女なら、干渉が効かないという時点で瞬殺できるけど、ある意味一撃必殺ではあるかな。干渉を受けないというだけのことで、威力で吹き飛ばされることはあるし。現状それができるのはコロネちゃんくらいのはざーどれべるなんだけど。


「頭が痛いです。風邪をひきました」


 作者、頑張ってね。頭痛かったり、節々がやられてたり、無駄に乗り物酔いしたり。それでよく面接受けたね。


「最後っすけど、キワムが殺されそうっす。俺たちはどうするんですか」


 そうだね。仲間が殺されようとしている。


 君たちなら――どうする?

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