第二羽 私、魔法少女になります!
明るい何かが顔に当たって、私はふと目を覚ましました。
嫌な夢を見ていて、それをはっきりと覚えてしまっているけれど、夢なのだし、もう小学六年生だし。
お母さんがいなくても起きられるのです。
一人で。
カーテンをバサッと勢いよく開けると、外は少しだけ雪が積もっていました。
お日様が出ているので、すぐに溶けてしまうかもしれません。
それは悲しい事だけど、雪で遊べるのは今しかないということで、だから、早くご飯を食べて雪だるまでも作ろうと思いました。
「おはよう。お母さん」
「あら。今日は一人で起きれたのね」
いつものピンクのエプロンに身を包んでいるのは黒いスラックスに白いワイシャツの男の人です。
渋い顔が印象的で、笑顔で私に話しかけてきます。
この人は私のお母さんではもちろんなく、次いでに言うと、お父さんでもありません。
だれ、この人……
「あなたは一体誰なんですか?」
すごく心細くなりながら、私は言います。
ここはいつもの私の家で、私は蕗谷メブキという小学六年生です。
そして、この人は誰?
「突然のことで困っているパフ」
白い、ウサギだかなんだかよく分からないぬいぐるみがテーブルに座っていました。
そのぬいぐるみは言葉をしゃべりました。
腹話術でしょうか。
そうでなければ、私はまだ、夢の中なのでしょうか。
「私はパフィー。妖精パフ」
「そんな当然のことのように言われても……」
妖精という存在のことを私は知っています。
それは私とはとっても離れたところにいる存在だと思っていて、芸能人とか魔法少女くらい高いところにいる存在でした。
そんな妖精が家にいるし、それ以上によくわからないおじさんが料理をしています。
きっと、これは夢なのでしょう。
「彼女、頭が混乱しているみたいだ。自分で頬を抓りだしたぞ」
「仕方ないパフ。キワム。温かいお茶を出してくれ」
「お前に指図される筋合いはないのだがな」
お茶が湯呑で運ばれてきて、テーブルにつくように言われているので、私は仕方なく椅子に座ります。
そして、落ち着こうと熱いお茶を飲みました。
「あちっ」
私は猫舌なので慌てます。
舌がヒリヒリとしていました。
すかさず、キワムと言われた人が私に水を渡してくれました。
その水を口に含みます。
「さて。どこから話すパフか」
妖精さんは短い腕で腕組をしました。
「お父さんとお母さんは?」
私は急いで言ったので所々滑舌が悪くなります。
小学校の音読も苦手でした。
「まず、君は魔法少女の素質があるパフ。
プレゼントは見たパフ?」
「プレゼント?」
そう言われて私は昨日がクリスマスだと気がつきます。
でも、小学六年生にもなったら、サンタクロースが存在しないことだって知っているし、それほど期待もしていません。
「はい。これ」
「どうも」
どこからか、キワムさんがプレゼントの箱を取ってきました。
もしかして……
「部屋に入ったんですか?」
「ああ」
そう聞いた瞬間、私の顔は熱くなります。
きっと真っ赤になっているでしょう。
女の子には色々と見られたくないものもあって、それを見知らぬ男の人になんたらかんたら――
「さあ、開けるパフ」
私はこんがらがる頭で白い妖精の指示に従います。
手のひらサイズのプレゼントボックスから出てきたのは、同じく手のひらサイズの綺麗な何かでした。
「これは?」
「マジカルコンパクト、パフ」
「マジカルコンパクト?」
聞いたことはあります。
それは魔法少女に変身するためのアイテムです。
でも、どうしてそれがこんなところにあるのでしょう?
「君は魔法少女に選ばれたパフ」
「え?」
私の頭の中は真っ白になりました。
魔法少女というのは世の中のために魔法を使う正義のヒロインで、小学生から中学生までがなれる夢の職業で、でも誰もがなれるわけでも無くて……
「ええ?えええええ!?」
私の知っている人で魔法少女になった子はいませんでした。
「どうして私なの?」
それに、私なんかよりも色んなことをうまくできる人がいるはずです。
「パフィーの見立てパフ。敏腕プロデューサーの目は君が魔法少女に向いていると告げているパフ」
「そんな根拠のない……」
私はそんなことを言われても自信がありませんでした。
それに今は色々と起こりすぎて、と、大切なことを忘れていました。
「お父さんとお母さんは?」
「魔法少女の修業のため、遠くに行ってもらっているパフ」
「え?」
もう、起きてからそれほど経ってもいないというのに驚きの連続です。
「今日からこのいかついこわもてのお兄さんと暮らしてもらうパフ」
「言ってることがよく分かりません!」
私は勢いよくテーブルを叩きました。
キワムさんの用意してくれた食事がほんの少し宙に浮きます。
「なんで勝手に決めてるの?訳が分からないよ。なんなの、急に、何も言わずに」
私は思わず泣き出してしまいました。
そんな私の小さな肩をキワムさんは大きな手で掴みます。
私は驚いて体を縮めました。
「君には魔法少女になってもらわないといけない。でないと、俺が魔法少女になれないんだ」
「……」
聞こえている言葉はきちんと聞こえてきていました。
でも、キワムさんの話している内容が分かりません。
起きてから今までにいろいろな話を聞いているけど、一番理解に苦しむ内容でした。
「でも、君はまだ、魔法少女として契約してないパフ。
これはそのための心構えだと思って欲しいパフ。
私は少し忙しいので、君が魔法少女に変身できた後にまた来るパフ」
「ちょ、ちょっと――」
パフィーはポフンという音と白い煙とともにどこかに消えてしまいました。
「ともかく、ご飯が冷めるぞ」
私は何もかも分からないまま、ご飯を頂きました。
とてもまずかったです。
「キワムさん、ですよね」
「ああ」
「今度から私がご飯を作ります」
学校の調理実習しかしたことがなかったけど、レシピを見たら私の方がおいしくつくれると思う出来でした。
************
小学生らしい赤いランドセルを背負って玄関を飛び出して行きます。
もうすぐこのランドセルともお別れ。
私はもうすぐ中学生になるのです。
不安がないかと言われると不安ばかりだけど、きっと何とかなります。
多分ですけど。
近所の人に挨拶して、お友達と出会って一緒に登校します。
ゆきだるまを作ろうと思ったけど、もう学校についたころには先生たちが雪をかいてしまっていたし、その雪も私たちが想像していたよりも少なくて、私たちはがっかりしました。
所詮夢は夢、だなんてませたことを言いながら、授業までいろいろとおしゃべりをします。
クリスマスのプレゼントの話になって、魔法少女のことを話そうかと思ったけど、きっと私ではなれっこないし、言いませんでした。
先生が教室に入ってきました。
きっちりとした黒のスーツ。
ネクタイをきっちりと締めています。
顔はしぶくて濠が深い。
これで22歳というのが驚きの顔つき。
そして、その人は先生ではありません。
「どうしてあなたが!」
「いや、俺も戸惑っている」
そんな言葉を無表情で言われるので私は面食らってしまいました。
魔法少女の世界はきっと何でもありなのだと思うことにします。
「フキちゃん。知ってる人?」
隣のコトちゃんが不思議そうな目で見てきました。
コトちゃんは最近転校してきた女の子で、本がとっても好きな子です。
優しい子なので、みんなコトちゃんのことが大好きなのです。
「うーん、知ってるような、知らない人」
気がつけば、私はまだキワムさんについて少しも知らないのでした。
どんな人なのかも、どこの人なのかも、どんなことが好きなのか……は少しだけ知っているけど……
「前任の先生が育児休暇でお休みされた。もうすぐ冬休みだが、気を抜かないように」
無表情で言うので、キワムさんはとても怖かったです。
ただでさえ体が大きいのに、低い声で唸るのだから、気の小さい子は泣きそうになっています。
私も怖がりだから、朝に会っていないと、怖くて目も見れなかっただろうと思いました。
***********
私は廊下でキワムさんを呼び止めていました。
「どういうことですか」
私は怒っていました。
どうして怒っているのかは分からないけど、とにかく怒らないと気が済まなかったのです。
「俺も今朝聞かされたばかりで戸惑っているが、今日から小学校の教師になった」
「魔法少女になるんじゃないんですか?」
そう言ってしまって、私は慌てて辺りを見渡します。
誰もいないのでほっとして話を続けます。
「ああ。そのつもりだが」
「なんで私に付きまとうんですか」
「俺が魔法少女になるためだ」
「そんな勝手に……」
そんなの、たまったものじゃありません。
大人っていつもそうです。
勝手に子どものことについてあれこれ決めて。
そんなの理不尽です。
私は、私は、お人形さんなんかじゃない!
「子どもが大人の都合に振り回されるのはいつものことじゃないか」
私の心を見透かしたようにキワムさんは言いました。
見下ろすように私を見つめています。
そう。
それはいつものことで、子どもは力もなくて、親のいいなりになるしかなくって。
でも、本当に私はそれでいいの?
後悔しないの?
「お前には力が渡された。
そのことを忘れるな。
その力があればお前はお前の夢をかなえられる。
それだけの代物だ。
その力、どう使う」
そう言ってキワムさんは去っていきました。
私はモヤモヤしながら教室に戻って、ドスンと自分の席に座ります。
「どうしたの?」
優しいコトちゃんは私にそう言ってくれます。
その優しい言葉が癒しでした。
「ううん。何でもないよ」
そう。
何でもないことです。
お父さんとお母さんが心配だけど、私がはっきりと魔法少女にならないと言えば、きっとお父さんとお母さんは帰ってくる。
そう思っていました。
**********
「魔法少女、か……」
「どうしたの?」
「うわっ」
私はコトちゃんの声に驚きました。
コトちゃんは隣の席から私を不思議そうな顔で見ています。
「何か言ってた?」
「魔法少女がどうのって」
「うん……」
私は魔法少女がどのようなものかくらいは知っているけれど、詳しくは知りません。
どのようなことをする仕事なのか、とか。
だから、簡単に断るのもどうかと思ったりしています。
「私、魔法少女ってどんなのか知らないなって」
「フキちゃんは魔法少女になりたい?」
「そ、そういうんじゃなくって――」
コトちゃんは真剣な目で私を見つめました。
そんな眼差しを前に私は嘘をつけません。
「もしも、もしもだよ。君は魔法少女になれるって言われたら、コトちゃんはどうするのかなって」
コトちゃんはきっと少女の夢想だと思ってくれたでしょう。
でも、笑って誤魔化さず、真剣に答えてくれるのがコトちゃんなのです。
「魔法で誰かを幸せにできるなら、してあげたいかな」
「コトちゃんはえらいねえ」
ついついおばあちゃんのようなことを言ってしまう。
私には誰かを幸せに、なって大きなことを言えません。
「それはコトちゃんのお願い事なの?」
「どうなんだろう。
私の願い事はずっと本がいっぱいあるところ、図書館とかに籠っていたいかな。
でも、それだけじゃきっと飽きちゃうし。
だから、誰かのために魔法を使えれば、それでいいかなって」
私の願いを私は胸に聞いてみました。
でも、答えは帰ってきません。
私の願いはなんでしょうか。
夢ってなにかあるんでしょうか。
忘れているだけなの?
それとも、無くしてしまったの?
それとももともと持ってなかったのかな。
「気にしなくてもいいよ。
フキちゃんは優しいから。
私はフキちゃんにフキちゃんのままでいてもらいたいな」
コトちゃんは私を励ますような笑顔で言いました。
「私も――コトちゃんがコトちゃんのままいてくれれば、それでいい」
きっと、私は今、夢の中にいます。
叶った夢の中に。
だって、コトちゃんの笑顔がそこにあれば私には十分なのです。
だから、叶えたい願いなんて私にはないのだと。
**********
「コトちゃん、いきものがかりのお仕事?」
「うん」
「頑張ってね」
コトちゃんは本も好きだけど、動物も好きな子でした。
勉強もできて、本当に私なんかとは釣り合いません。
それを可能にしているのはコトちゃんがまだ最近転校してきたばかりだからです。
まだコトちゃんには友達が少ないから、私たちは一緒にいられます。
「よし!」
私は張り切ってキワムさんを探すことにしました。
きっちりと魔法少女の件を断ろうと思ったのです。
ランドセルをもって、私は職員室に向かいました。
職員室にはキワムさんの姿はありませんでした。
仕方がないので校舎中を回ってみるけど、どこにもいません。
グラウンドを見て回っていなかったら、もう帰ってしまったのかもしれません。
「キワムさん!」
私はグラウンドの近くでのんびりと小学生たちを見つめているキワムさんを見つけました。
「なんだ。お前か」
キワムさんはやる気のない声でそう答えます。
この人はいつもどこか無気力で、魔法少女に関することになると急に活力がみなぎる変な人でした。
「私、魔法少女を辞退します」
「どうして、だ」
芯の通った声が聞こえて、私はキワムさんを見ました。
キワムさんは目をかっぴらいて、怒ったような驚いたような顔をしています。
「私には力なんていらないんです。だって、今が一番幸せだから。それで十分だから」
「そうか……」
キワムさんは私から目を逸らして空を見つめました。
もうすぐ夕暮れの、橙色に変わりかけた色の空でした。
「じゃあ、もしも、今、その平和が破られようとしていたら、お前はどうする」
キワムさんがそう言ったとき。
きゃぁあああああああ!
突如として悲鳴が聞こえました。
「コトちゃん!?」
その声はとても聞き覚えのある声で、私は悲鳴の聞こえた方向へと走って行きました。
少し行ったところに、コトちゃんはいました。
そして、コトちゃんと私の目の前には、とても大きな、大きな怪物が一匹。
「虫?」
ちょうちょの幼虫のような怪物。
ふにふにと柔らかそうで、気持ち悪く体をくねらせています。
「なんなの……」
虫は目のない顔で私たちを見つめました。そして、そのまま私たちに突っ込んでいきます。
「きゃあああああ!」
私とコトちゃんは恐怖のあまりその場で叫んでいることしかできませんでした。
そんなことをしていても何も変わらないのに。
怯えているだけでは何もできないというのに。
ポンッ。
私たちの代わりに虫に投げ飛ばされたのはキワムさんだでした。
目の前で物みたいに飛んでいきます。
そして、ばさり、と私たちの目の前に落下しました。
「キワムさん!?」
キワムさんは頭から血を流していました。
「あいつらはワームだ。子どもの心の花を食べてしまう、魔法少女の、敵……」
「しゃべらないで。キワムさん」
キワムさんは苦しそうに顔を歪めています。
それだけでどれだけ苦しいのかよく分かってしまいました。
でも、キワムさんが犠牲になったからって、ワームは私たちを見逃しはしない。
ゆっくり、ゆっくりと私たちの元へと向かってきます。
「フキちゃん。逃げて」
「コトちゃん!」
コトちゃんは手を大きく広げて、私たちをかばうように立ち上がります。
怖くないはずなんかない。
だって、足は震えているし、声は聞き取れないくらいにブルブル振動しています。
私はどうするべきか迷いました。
いや、迷っている暇なんてありません。
もう、迷っているふりをして逃げ出してはいけないのです。
今度は、大好きなコトちゃんが、大切な平和が崩れていってしまう。
そんなのは嫌だ。
助けたい。敵を倒したい。そのための力が欲しい。
「ワームを倒せるのは魔法少女だけだ」
私は決心を固めました。
魔法少女になるということがどういうことなのか分からない。
きっと何かになるということはそれだけ責任が重く降りかかることでしょう。
でも、今は目の前の平和を守れればそれでいいのです。
私はランドセルからコンパクトを取り出しました。
「どうすればいいの?」
「そのコンパクトに願いを込めるんだ。お前の一番の願いを」
目の前の笑顔が守れますように。
私がそうコンパクトに願った瞬間、コンパクトは光り出しました。
「マジカルコンパクト!ドリームスタート!」
私が叫ぶと、着ていた服は光の粒となって弾け、コンパクトからリボンが飛び出してきました。
リボンは私の体中に巻き付き、そして、衣装に姿を変えます。
「これ……は」
ピンクを基調としたフリフリのドレスだでした。
スカートがふわふわで短いのが気になったけど、スパッツを穿いているので大丈夫。
「私、本当に魔法少女に?」
「フキちゃん……」
気がつくとコトちゃんは私を見ていました。
魔法少女になった私を。
これって大丈夫なのかな、と思う暇もなく、私はコトちゃんを抱いて、ワームから逃げます。
「うわわわわ!」
動いた本人である私が驚いていました。
魔法少女になった私の動きの速さは物凄く早かったのです。
これでは魔法少女というより魔法戦士です。
脳筋です。
あっという間にワームから離れると、私はコトちゃんを安全な所まで避難させました。
「フキちゃん、大丈夫?」
不安そうな顔をするコトちゃんに私は笑顔で言ってのけます。
「大丈夫。みんなの平和は私が守るから」
そう言って私はワームのいるところに戻っていきました。
***********
ワームは思ったよりも大きくて、魔法少女になったことで自信満々だった私は急に自信を無くしました。
だって、あんな怪物、どうやって戦ったらいいか。
「魔法少女の力は夢の力だ。お前が望むのなら、きっとそれは実現する」
だから、考えるな。
感じろ。
キワムさんは立ち上がって私にそう言いました。
「大丈夫なんですか」
「まったく」
そう言うとキワムさんはばたりと倒れてしまいました。
あまりあてにならない大人です。
『考えるな。感じろ』
重要なのは私が何を望むかなのです。
でも、私に夢なんて大きなものはありません。
私はただ誰もが幸せな世界を望むだけ。
「だから、私に幸せを守る力を!」
そう叫んだ時、私の胸についているコンパクトから光が天に向かって放たれました。
そして、ゆっくりと光は降りていきます。
私の手に舞い降りた時、光は去っていきました。
私の手に握られているのはバトン。
それは魔法少女が願いを叶えるための道具。
その使い方はよくわかりました。
私は願いを込めてバトンをワームに向けて振ります。
「天使に祝福を」
途端、ワームの周りに謎の力が集まり、ワームを飲み込んで消してしまいました。
残されたのは、何が起こったのか理解できていない私だけです。
「世界の平和は守られた」
すっと目を開けてキワムさんは言いました。
私は慌ててスカートを押さえます。
押さえて、スパッツを穿いていることに気がつきますが、じろじろと見られ続けて嬉しいものではありません。
「さあ。早く帰るぞ」
顔色一つ変えずにさっとキワムさんは立ち上がりました。
まるでロボットです。
私はキワムさんの言葉を聞いて、はっと気がつきました。
当分の間、私はあの人と暮らさなければなりません。
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