第46話

♪♪♪


水嶋の携帯が鳴り響く。


カレン「…………………、」


詩織「どうかしたんですか?」


カレン「いえ…何でもない……ちょっと待ってて……、」


詩織「え……、」


カレン「……もしもし?」


水嶋は少し慌てた表情で上村から少し離れた場所で電話に出た。


?「あ、みっちゃん!いま大丈夫??」


カレン「……うん…いま学校終わったとこだけど……、」


電話の発信者は水嶋 京子__、

水嶋の唯一の親友である__、


京子「今日の夜ご飯何がいい??♪ハンバーグ?チーズinハンバーグ?おろしハンバーグ?…あ、それともデミグラスハンバーグがいい?」


カレン「あ…えと…ハンバーグ以外でお願いできる?(笑)」


水嶋は少しだけ呆れた声で答えた。


京子「オッケー!♪じゃあ今日はみっちゃんが大好きな広島風お好み焼きにするね♪」


カレン「あ、えと何風でもいいんだけどさ……てか、きぃちゃんがご飯作るの!?

家政婦とか料理人はどうしたの?」


京子「今日は私が作るって言い張ったの!♪とびっきりおいしいお好み焼き作って待ってるから!早く帰って来てね♪」


カレン「…え、あ、うん…楽しみにしてるね……、」


水嶋は最後まで呆れた声で答えた。



詩織「誰からですか…?」


カレン「え?…あぁ…潮彩の子…明日暇か?って連絡してきたの……、」


水嶋は咄嗟に口からでまかせを言う。

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