第41話

長浜バッティングセンター__

PM17:30___________


明日香「あぁーマジでイライラする!」


カキーン!


理好奈(また彼氏のことかな……、)


思いっ切り怒りを込めてフルスイングする佐々木。

それを心配そうに横目で見つめる渡辺。




詩織「あ、あの人達も…潮彩の人かな…?」


上村が手袋を着用しながら遠目から潮彩の制服を着た佐々木達を発見した。


雅紀「マジかよ、佐々木と渡辺もいんのかよ……詩織、アイツらには絶対に関わるなよ……アイツらはめんどくせぇからな……、」


詩織「え…なんで?」


雅紀「いいから…アイツらが話しかけてきても愛想良く振り撒いて、さっさと逃げた方がいい……、」


長谷川は遠目から佐々木達を蔑視していた。




真白駅周辺___

PM18:50_____


♪♪♪


カレン「…もしもし?…どう?そっちは?」


?『どうもこうも、順調だよ…アンタの言う通り、廃棄処理場で待ち構えてたら“八木 遊也”が姿を現しやがったよ……だから思いっきしバットで脳天殴りつけてやったよ……(笑)』


カレン「……で、八木 遊也は……?」


?『もうほとんど意識はねぇよ……とりあえずいま、アイツの制服に着替えた…今から潮彩高校に向かうぞ?』


男は八木を黒いビニール袋の中に押し込み、近くにあったリアカーに載せて潮彩高校に向けて移動を始めていた……。


カレン「気をつけて…潮彩に着いたら…詩織が“例の荷物”を持って待っているはずだから…何とかして落ち合って……いいわね……、」


?『こっちは多額の報酬を貰ってんだ……こんなんでヘマなんかしねぇよ……、』


カレン「よろしく……、」


水嶋が電話を切ると、ちょうど目の前のマックで優が呆然と立ち尽くしている所を発見した___。

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