第25話

購買所__


カレン「昨日の…こと…その……、」


水嶋は言葉に詰まっていた__、


優「遊也が殺されたって……マジで信じられないよね……、」


カレン「え、う、うん……、」


優が八木の話をした事に対して、水嶋は何故かホッとしていた。


カレン「ね、ねぇ?今からお昼だよね?」


優「え…うん……、」


カレン「アタシもお昼一緒でいい?(笑)」


優「えっ!一緒に!?…な、なんで…?//(笑)」


カレン「…まだクラスの子達と上手く馴染めないから…っていうのはダメ?」


優「っていうのはダメって…どういう意味……、」


カレン「もう!お昼くらい一緒に食べようよ!そんなにアタシと食べるの嫌なの?」


水嶋はふてくされた顔つきで聞く。


優「いや……一緒に食べようか//

(違うんだよ、水嶋が咲ちゃんに似てなけりゃ一緒に食えるんだよ……咲ちゃんに似てるから……直接一緒に食べれないんだよ……//)」


優の中では未だに水嶋=月島 咲というイメージのため、まだ少し緊張感が抜けずにいた。

けれど、初めて会った時よりも会話が少しは弾むようになったんじゃないかと優は感じていた。


その後二人は購買で飯を買うと空いてる席に腰を下ろした。


優「水嶋ってさ?…芸能人で誰かに似てるとか言われたことない?」


カレン「え、ないよ(笑)なんで?」


優(うわ、即答かよ……、)


優もまた言葉に詰まってしまった。


「うわ、あの子可愛いくない?」


「超可愛いんだけど(笑)」


「うちの学校にあんな子いた?」


「あれって昨日来た転入生じゃない?」


「モデルみたいだねあの子…、」


「モデルやってる子じゃないの?」


優(んん……………、)


優は周りの水嶋への熱い視線に対して困惑していた。


優「水嶋って……なんか凄いよね……(笑)」


カレン「いや、いきなり何が?(笑)」


優「いや……人気だなぁと思って……、」


カレン「……転入生だからじゃない?」


優(いや違うだろ!)


優は水嶋が天然なのではと思った。

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