第13話
カレン「ほんとにマックにいるかもしれないじゃん?」
優「…………………………、」
優はゆっくりと不安な表情でマックを見上げた。
カレン「こんな店先で立ち話してないで、中入って調べてみようよ……、」
優「え、あ、あぁ……そう…だよな……、」
カレンは後先考えずに店内に入って行った。
優もその後に続くように足早に店内に入って行く。
優(やっぱり……キレイな子…なんだよな……、)
店内にいる大半の客がカレンをちらちら見つめているのを横目で確認できると、カレンがいかに端正な顔立ちをしているのかが容易に判断できる。
優「水…嶋……ってさ?」
カレン「ん?」
優「なんか…モデルの仕事とか…してたの……?//」
カレン「え…なんで今その話なの…?(笑)
関係無くない?八木くん探してるのに…?」
カレンは優を変なものでも見るかのような表情で見つめてきた。
優「あ、いや!違くてさ!何となく思っただけ!か、顔仕上がってるし!髪もさらさらでキレイだし!……スタイル…とかも…いいから……、」
カレン「………顔仕上がってるって………(笑)」
カレンはため息を吐きながら店内の2階に上がって行く。
優(うわ……俺……ヤバい奴……だよ…ね………、)
優は改めて自分の発言の間違いに気付き、カレンの後に付いて行った。
カレン「……モデルとかしたことないし、なんでそんな風に思われてるのかも意味わかんないから……、」
優「……は、はぁ……、」
カレンの圧にすっかり呑まれてしまった優。
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