第12話

カレン「八木くんなら…“さっき会ったよ………?”」


優「え…?」


カレンから意外な答えを聞いた優は一回頭が真っ白になった。


優「……え…いやでもさっきLINE来てマックにいるって……………どこにいたの?」


カレン「え、さっきまで学校にいたけど……その時あたし八木くんとも話したよ……?」


優の挙動不審な反応に困り顔を見せながらカレンは正直に話した。


優(アイツまだ家に帰ってなかったのかよ……んだよどうなってんだよ!?意味わかんねぇよ!マックにいるとか嘘つきやがって!……やっぱり…何かあったのか……!?)


優の理解できないことが次々に起こる中、カレンはそっと優の顔を覗き込む。


優「……えっ//な、何っ…?//」


カレン「何があったの……?ただ事じゃないみたいだけど……?」


カレンは優の方に顔を近付けると疑心暗鬼に聞いてきた。


優(近い近い!//待って!マジで咲ちゃん!!//)


あまりの顔の近さに動揺を隠せない優はそっと一歩退く。


優「…ゆ、遊也がさ…さっきから変なんだ……俺の電話の返事には出ねぇし、LINEの返しは変だし、マックにいるって言っときながら学校にいたみたいだし……、」

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