第4話

遊也「………俺、告っていい?(笑)」


優「いやいや!ちょっと待て!1回待って!考え直そ!なっ?」


遊也「いいじゃん“偽物”なんだし(笑)

優は“本物”追っかけてればいいじゃん(笑)」


優が必死な形相で八木に説得をするが、八木はニヤニヤしながら優を見つめていた。


優「いや分かんないじゃん!本物だったらどうすんだよ!?」


遊也「冗談だよ冗談(笑)間に受けんなよ(笑)…そうだ、塚原に聞いてみようぜ?な?」


優「そ、そうだな……それが手っ取り早いか……、」


八木と優は2-2の担任·塚原に例の転入生の名前を聞きに職員室に向かった___。



ガラガラ、


遊也「失礼しまーす、塚原先生いますかー?」


塚原「ん?どうした八木?」


黒縁メガネでやや小太りのこの男は塚原 力也(29)

2-2の担任である。


遊也「今日、先生のクラスに転入してきた……、」


塚原「お前らもそれか!(笑)」


八木が話を続けようとした瞬間、待ってましたと言わんばかりの表情で塚原が話はじめた。


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