プロローグ2

?「目、覚ましたみたいね…、」



背後から聞き覚えのある声が聴こえた。



優「……水…嶋……?」



振り返るとそこには、

同じ都立潮彩高校に通う水嶋カレンが心配そうにこちらを見下ろしていた__。



優「え……なに、これ……水嶋…どこ……ここ……?」



水嶋は全てを見透かしたような冷たい眼差しで優の返答を無視し、ただじっと見つめているだけであった_。



優「ねぇ…何か……言ってよ…?俺達……なんで…ここにいんの……?」



長い沈黙が続いた__、

すると水嶋はゆっくりとその頑なに閉ざしていた口を開いた。



カレン「ここは…どこかの倉庫だと思う……あたしも何でこんな場所にいるのか分からないの……目を覚ましたら…目の前で田城くんが倒れてて……、」



腕を組みながら辺りを見回し、自らも同じ様な境遇だという事を優に説明した。

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