応援コメント

コップの中の漣」への応援コメント

  • 器の比喩について、それが大きければ大きいほど、湛える悲しみとそれが溢れた時の染みも大きくなる…という表現に非常に心惹かれました。溜まり行き、溢れるという絵から、器の中の水面に「漣を立てる」という答えの出し方も、単に強烈な落ちを用意してみせるよりも余程印象深いように感じます。

  • 胸が苦しくなるほど、切ないお話でした。
    紗友里が僕のことの行為に気付いているかどうかが分からない、この絶妙な距離感が素敵です。
    あまり二人の背景を語り過ぎないことで、色んな想像を広げられて、終わり方も深い余韻に浸れました。

    最後に、自主企画への参加、ありがとうございました!

    作者からの返信

    今回も、タイトルが印象的でしたので、浮かんだイメージを即興的に書きました。
    レビューありがとうございます。
    説明を省いた物語には、思わぬ高い評価を下さる方、はっきりと苦言を呈しての感想を下さる方、大きく評価が分かれ、とても勉強になりました。
    今回は敢えて修正せず、最初に投稿した原文のまま残すことにしましたが、今後の創作には、今回の経験を良い方向へ反映していけたらと思っています。
    今月も貴重な機会を作って頂きまして、ありがとうございました❀

  • 途中まではすごくよかったです。

    タイトルもセンスを感じるし、凡庸な例えではありますが「悲しみを受け止めるコップ」というアイテムは、その凡庸さ故に、短編の王道的展開を予期させて、物語に入り込むことができました。

    ただ終わり方、そして結論がそれでは、せっかくの道中が台無しになってしまうよう感覚を覚えました。

    「ここまで読ませておいて、それかよ」
    と感じずにはいられませんでした。


    今作のような着地のしかたは誰でも思いつきます。
    途中までの凡庸さは、読むほうとしては「前フリ」なので、読み手を裏切るにしても、王道展開を貫くにしても、何にしてももっと「突き抜けた」パワーのある文章が欲しかったです。最後の着地のせいで、凡庸かもしれない文章が「本物の凡庸な文章」になってしまっています。



    ただ、途中まではすごくよかったです。
    ここまで書けるということは、あなたならもっと美しい着地ができたはずです。次は最後まで気を抜かずに、書いて欲しいなあと思いました。


    がんばってください。

    作者からの返信

    ぴつじ さま

    拙作読んで頂きましてありがとうございます。
    タイトルは『同題異話』企画者様の発案で、そこからインスピレーションを得て、複数の作者が様々な物語を書きます。
    この企画が好きで、毎回参加してはみるのですが、タイトルに負けている感じは否めません。
    ご指摘の通り、私の小説はストーリー性が乏しく雰囲気だけというところが弱点だと思います。
    短編は特にラストが重要ですね。何となく終わってしまわないように、しっかり練ってから構成を考えて書くようにしてみようと思います。
    ご意見頂きまして大変勉強になりました。また、一部でも良かったところを見つけて期待してくださったことに感謝しております。いつかご厚意に応えられるようなものが書けるよう励みます。
    今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。

  • 二人の漣が描く波紋が、やがてひとつの美しい形になっていくのかな。切ないけど、温かな気持ちになる物語。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    希望的なものを感じて頂けたなら嬉しいです
    ( *´︶`*)
    レビューもありがとうございました。

    編集済
  • おぉぉ、拍手喝采!
    漣が、彼女の心、そして彼の心の動きに重なっています。
    それを表す言葉も、いつもながらに綺麗で、お見事です。素晴らしい!

    作者からの返信

    帆乃風さま、今回も身に余るお褒めの言葉ありがとうございます。
    内容のわかりにくい物語を見事に補足して頂くような素晴らしいレビューにも感激しております。
    ありがとうございましたo(_ _)o

  • ロマンスという感じですね。いつも思うのですが、文体が何よりも素敵で、こころに染みていくように書けるのがすごいとおもいます。

    作者からの返信

    読んで頂きましてありがとうございます。
    『同題異話』参加作です。漣を心の揺れに重ねてみました。
    お褒めの言葉嬉しいです。ありがとうございました(*´ー`*)