「不思議」の話は、間(あわい)・淡(あわい)が肝だと個人的に思っているのですが、そのどちらの意味でも感じ入る一篇でした。
掌のコップに跳ねる小魚は、かの「魚石」を思わせて、陽炎のような御話の中で井戸と共に不思議な清涼感があります。
マツリカとミヤモトの二人も、別に本来の世界を持つ二人という事ですが、他の方の言われている通り、この一譚だけでも魅力的な「切り取られ方」をしていると感じました。
御企画を伝って遡り参りましたが、同題異話の試みにぴったりと嵌る、奥行きのあるタイトルの付け方にも感嘆しております。こちらの「コップの中の漣」などは特に素晴らしいです。
作者からの返信
丁寧なコメント、ありがとうございます。
不思議があわい、というのはいいですね。私も彼岸と此岸のあわいにある世界に魅力を感じます。
この『同題異話』の企画は本当に素敵です。
安良巻さんもいかが?
なんて、誘ってみたりして。冗談です。(^^)
マツリカとミヤモトのキャラにやられました。こんな短編でここまでキャラの魅力を表現できるなんて凄いことだと思います。
ほかの方のコメント欄に色々な作品が上がっていましたが、私が思い出したのは「夏目友人帳」でした。儚く、切なく、美しい、そして少しの萌え…そんな魅力を持った作品だと思います。
皆さん仰っておられますが、私もシリーズ化を切望します!
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
キラキラのお星様まで頂きまして、とても嬉しいです。
ああ、「夏目友人帳」もいいですね。
私はにゃんこ先生を、むぎゅむぎゅ抱きしめたいです (o^^o)
ほのぼのとあやかしと仲良く過ごすお話しもいいですが、見えざるものが見えてしまう苦悩や孤独、あやかしの存在そのものの悲哀など、そういうものが書けていけたらなぁ……と思っております。
頑張ります (^ ^)
また、遊びに来てくださいねー。