第28話 塔の試練

ウォータータワーに着いた俺たち


継月「よし!みんないくぞ!」


継月以外「うん(はい)!」


すると


ウツボ「あっ!いたいた!」


海月「どうやら間に合ったようですね」


雪衣「ウツボさん!」


継月「海月!」


海月とウツボも合流した


ウツボ「リュウグウさんからみんながウォータータワーに向かったって聞いて…って塔なんか壊れかけてない?」


継月「あぁ、だから今朝早く宿を出たんだ。

とりあえず海月は寝てる人と一緒にエレベーターから頂上に向かってくれ、俺たちはクイズを解きながら頂上を目指す」


海月「分かりました」


そうして海月は他のカクヨムユーザーとともにエレベーターに乗り込み、俺たちはクイズを解くルートを進んでいく


継月「……で、難関とかって?」


クマノミ「これこれ」


クマノミが指さす場所を見るとそこには


『食べてるとたぬきが寄ってくる食べ物って?』


と書かれていた


クマノミ「初っぱなからなぞなぞかぁ、他の

難関もあるけどね」


フルル「でも何食べてもたぬきは寄ってこないよ~?」


継月「でもこれなぞなぞだからn……」


あんかけ「たぬきそば」


フルル「……え?」


ピンポンという音がタワーに響き渡る。そして階段が現れた。


フルル「わ~登れるようになった~!でもどうして~?」


あんかけ「たぬきがそばに来るからだから」


フルル「あ、そういうこと?あんかけすご~い!」


あんかけ「……そう?じゃあ次の階に行こう!」


それから次々問題を攻略していった…


2F


『第二次世界大戦で日本の空母に使われていた「零戦」、正式名称は?』


継月「零式艦上戦闘機!」


ピンポン!


継月「よし、次だ!」



3F


『漢字の「岡」が付く日本鉄道の駅名5つ答えよ』


継月「いきなり駅名か!」


フルル「こんなのわかんないよ~」


松前「大岡山、上岡山、岡山、岡花、岡本」


ピンポン!


田中「すごい…」


松前「駅名なら任せてください」



3F


『ベストマッチが二種類あるフルボトルを全て答えよ』


継月「えっと…ダイヤモンド、タカ、ロケット、ロック、オバケ、電車、カメラ」


ピンポン!



4F


『第二次世界大戦の時戦艦として作られる予定だったがワシントン条約により空母に切り替えられた空母の名前は?』


継月 雪衣「「加賀!」」


ピンポン!


継月「やるね、雪衣ちゃん」


雪衣「簡単すぎますね」



5F


『けものフレンズのペンギンアイドルユニット「PPP」、正式名称は?』


あんかけ 継月「「ペンギンズパフォーマンスプロジェクト!」」


ピンポン!


あんかけ「よし!」


継月「まあ俺もPPPのメンバーだからこのくらい答えられないとね?」



6F


『第二次世界大戦で日本の空母によく使われていた艦載機を3つ正式名称で答えよ』


継月「九六式艦上戦闘機、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機!」


ピンポン!



7F


『ペンギンアイドルグループ「PPP」のメンバーの一人、フンボルトペンギンのフレンズの

ニックネームは?』


フルル「フルル~」


ピンポン!


継月「まあ本人いるしな…」



8F


『四大天使の一人、ラファエルのイスラム教での呼び名は?』


継月「イスラフィール」


ピンポン!


「簡単すぎ」



9F


『幻想郷を管理しているのは「八雲紫」、ではその従者である式神は?』


継月 松前「「八雲藍!」」


ピンポン!


あんかけ「そういえば継月さんも好きな東方キャラTOP5に入れてたな…」



10F


『仮面ライダーパラドクスのゲームは

Perfect puzzleともうひとつは?』


継月 パラド「「ノックアウトファイターだ!」」


ピンポン!


継月「まあお前は答えられないとまずいよな」


パラド「ああ」


……


そのあとも次々クイズを解いてウォータータワーを攻略していく俺たち


平松「あれ?これって本当に『難関』ですか?」


風庭「確かに、私たちに有利なものしか出てきませんね…ってあれ!?ウォーターストーンが!」


あんかけ「あっ!光ってる!?しかも熱い!熱いよ!」


????「貴方達、早くこの塔を登りきり、元の世界へ戻りなさい。私の力が持つうちに…」


すると石から声が聞こえてきた


田中「誰?」


精霊「私は貴方達が『ウォーターストーン』と呼んでいるものに宿りし精霊。今は私の力がまだ周りに及ぼすことができるため難関を簡単にしたり、ウォータータワーを支えることがるが、もうそろそろで私の溜めていた力が尽きてしまう。だから早く登るのです」


継月「マジかよ!」


精霊「マジもマジ、大まじです。さあ早く登って!」


精霊の言葉に従いそのあとも次々問題をといていく…


フルル「あ、外の世界が見えてきたよ!」


ここで海月と合流した


海月「そろそろお別れですね…」


継月「なんだかんだ言って結構楽しかったぞ」


 ガラガラガラ…


精霊「早く…!もう持ちません…!」


平松「海月さん達は崩れても大丈夫なのでしょうか?」


海月「一応泳げますし…」


鱓「ハァ…ハァ…ま、間に合った!お別れくらい言わせてよ!」


精霊「も、もう無理…」


別れを惜しむ俺たち、しかし精霊の効力も限界に達していた


継月「みんな!早くしないと本当に崩れるぞ!」


あんかけ「海月さん達、本当にありがとうございました!」


パラド「おいみんな!全員担いだか?」


松前「う、うん。」


あんかけ達はまだ眠っているカクヨムユーザーを担ぎ上げる


海月「では、さようならですね。」


田中「本当にここまでありがとうございました…」



BGM♪ぼくのフレンド/みゆはん



クマノミ「じゃあね!」


鱓「じゃあ!」


海月「さようなら…」



この出会いは偶然だろうけど…合縁奇縁とは

まさにこのことだな…



あんかけ「さようなら!」


松前「じゃあね…」


風庭「バイバイ!」


田中「さようなら。」


継月「じゃあな!」


パラド「じゃあな!」


フルル「じゃ〜ね〜」


ガブリエル「さようなら〜」


ダルタニャン「じゃあね!」



あんかけ「思い出を胸にしまって…歩き出す先は未来か…」



そう、俺たちはここで留まっていられない…


それぞれの未来があるから…


まだ夢の途中だから…


俺たちは何時だって人生という名の旅の途中だ


そしてその旅はこれからも続く…


だがもしまた出会う時があれば…そのときは


継月「どうかよろしくな…この世界のみんな…」


継月はそう誰にも聞こえない小さな声で呟いた


フルル「継月ちゃん!早く!」


パラド「おい継月!いそげ!」


継月「あ、ああ!」



俺達は光に飛び込んだ…

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