第38話 進級から現在
次はチーコさんの進級の話を。
カースケさんの入学式の次の日がチーコさんの始業式でした。
4年生になったという期待と緊張からか、なかなか早い時間に目覚めてくれたチーコさん。朝ごはんを食べて、家を出たのは9時にもならないくらいの時間で、ここ数年で一番早い登校時間だったんじゃないかと思われます。
チーコさんの学校、学年の初めはグランドで全員待機し、新任の先生の挨拶などあったあとに学年ごとに散らばってクラス発表があるという形式です。
グランドの隅から様子を伺っていたチーコさんと私は、別室担当の先生も来てくれたので3人で固まって4年のクラス発表の場まで移動。名前を読み上げられるのを待ったのでした。
呼ばれたのは4組。初めての男性の担任の先生でした。
チーコさん、実は男の先生が苦手です。
これまでずっと女の先生で、「男の先生はイヤやなぁ」とよく言ってました。
(これに関しては理由も分かりません。本人に聞いても分からんし、アニキの不登校のきっかけが男の先生だったことも幾らかは影響しているかも)
そこに来ての男の先生。正直こっちもどうしようかなぁ、と。まあどうしようもないのですが。
それでも、その担任の先生がこちらに気づいて近づいてきてくれたとき、とても明るくおもしろく接してくれて。若手芸人のように(実際お若い先生です)ボケたりセルフツッコミをしてくれたりと、チーコさんの気持ちもかなりほぐれた様子。
「この先生なら大丈夫」と帰り道で言ってくれたので、かなり安心しました。
それから1か月ほどたった今。
進級からしばらくは、進級効果だったのかなんだったのか、チーコさんにしては早起きも続き教室の前まで行けたりしたんですが、段々調子は下り気味。
ゴールデンウィークがとどめを刺しましたね。完全に早起きが出来なくなりました。
とくに先週は、私の出勤時間にも(時短勤務のため10時半に家出てます)起きられない始末で、学校どころではありませんでした。
これはさすがにどうにかしないといけない!と前日のお風呂の時間を早めてみたり、睡眠リズムのお薬を飲む時間をある程度管理してみたりして、今週はまだマシだったかなー、と。数回は学校に行けたし、朝ちゃんと行ってきますの挨拶をできる日も増えました。
これを続けるのがまた難しかったりするんですが。
なんとか親が頑張らないといけない部分でしょうね。
起立性調節障害の専門医にかかることも検討しています。
まだそこまでじゃないのかな?なんて素人判断ですが。とりあえすそれも念頭に置いて。
中学生になったアニキが、さすがに勉強しないといけないと思ったのか以前よりは勉強に取り組むようになっていて、チーコさんもその影響は受けているようです。
「学校の勉強なんて将来役に立たないからしません!」宣言なんてしてた子なのに、少しは学校のプリントをやろうという気持ちが出てきているみたいなので、そのへんは良かったかなぁと。
そんな感じでメンタルは安定してきたかなー、と書きたかったんですけど…
つい一昨日のこと、たまたまつけていたテレビで北朝鮮がミサイル発射の準備を進めている、というニュースを見てしまい、「怖いー!」とギャン泣き。不安定で寝る前も思い出し泣きする、という事態に。
せっかく寝る時間も安定してきていたのに、私からなかなか離れられない状況になってしまいました。
きっと大丈夫とは言うものの、「絶対じゃないやろ?」と。
確かにこの世に絶対なんてないし、なかなか説得もできないのです。
実は妹思いのアニキも説得に参戦。それによってなんとか落ち着きは取り戻したんですが。
外部からの情報などによってかなり揺れてしまうのはチーコさんあるあるで、こちらも慣れていかないといけないんですが、久しぶりのこんな事態にちょっと疲れました。
夜になるとまたどうなるか分からないけれど、今のところなんとか落ち着いたチーコさんは、近くでうれしそうにおやつを食べています。
どうかどうか、ウチのチーコさんのためにも平和と安全を!そんなことを切に願う今日この頃です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます