第33話 《番外編》マフユさんちのコロナ日記①


チーコさんがコロナに罹ってしまいました。



子どもたちの通う学校も休校や学級閉鎖が相次ぎ、オミクロンの感染力がものすごいことを知った上で、それでもやはりチーコさんの感染は青天の霹靂でした。


だって、ねえ。


チーコさんの最近、行けても校門のところのインターホンを鳴らす程度という登校っぷり。ほとんど毎日家にいます。

(カースケさんに至っては今年度出席ゼロの半引きこもり、ガチの不登校兄妹の出来上がりです)


思わず突っ込んだ私は悪くない。

「いやいや、どこでもろてきたんや!」と。


もしもコロナに罹るなら、私やと思ってました。なんせ病院勤務なもので。

精神科ということもあり、直接コロナに罹患されている人と触れあうということはまずないですが、精神科という特性上、クラスターが起こりやすいのも事実で。

たとえ事務員であっても全くのノータッチで過ごせるというわけではないので、手洗いうがい、消毒等はきちんとしていたつもりですが、罹るなら私よね~、と家族とも話していたのです。


なのに、なぜキミが!?


そんなわけで、青天の霹靂だったチーコさんのコロナ感染。

初めての経験なので、記録として残しておこう、と。

濃厚接触者であるため仕事も行けず、有り余る時間をなんとかしよう、というだけのことだったりするのですが。




ことの発端は、いつもは朝起きられないチーコさんが、7:30という早朝(?)に起きてきたこと。何となくボーッとはしていたものの、ちょっとパンを食べたりして、出勤するダンナさんを見送って。

「頭痛い」と言うので完全に寝不足やろ、と二人で言い合って、ちょっと寝とき~なんてリビングで寝かせてたのです。


そこから起き出して、熱を計ってみたらなんとかか39.4℃!本人が「これ壊れてるわ」と再度計っても38.8℃で、これが現実であると認知したのです。


その時点で確かまだ寝ていたカースケさん。

「チーコさんがこんな熱で、」と言うと飛び起きました。(←結構妹には兄バカなカースケさん)

慌てて掛かり付けの小児科に電話したものの、昨今のオミクロン大爆発の煽りを受けてか全く繋がらず。

とりあえずネットで診察予約をして、準備して出ようとしたときに、小児科から電話が。


ネット予約時に「PCR 希望」としていたため、即来られても待ってもらわないといけないこと、検査の準備が出来次第病院から電話を入れる、とのことでした。


そうなれば、とりあえず必要そうなものだけはさっさと買っておこう、とコンビニへ。

熱の子のためのゼリーやプリン、冷凍うどんなどを買い、当座何かあったら困るとほんの少しお金をおろして帰宅。

病院からの電話を待ちました。


しぱらくして電話があり、出発。

到着したら、駐車場にあるインターホンを押して車内で待機。

順番に、防護服を纏った先生が車にやって来てくださって、検査を施行。お金を払ってそのまま帰宅、という流れたでした。


電話の時点で解熱剤がいるか、などの問診をしていただいていたので、こちらがきっちりの金額と保険証を用意していくだけでスムーズに事が進むようになっていました。

駐車場を走り回って検査等してくださった先生には大感謝です。先生がコロナになってしまったらどうしよう、と少し心配になってしまいました。


そこから帰宅し、ゼリーやらなんやら食べさせて解熱剤飲ませて寝かせて。

結果が出るまで落ち着かないとは言え、やることはやったので待つしかない、と腹を括った初日となったのでした。


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