第25話 動き出した今月

もう6月ですね。

月に1回くらい書こう、と思っているこのエッセイ、あっという間に1ヶ月がたってあわあわしております。


状況は、というと、他人の目から見たらなんら変わってないんだろうなー、と思ったりするけれど、我が家的には、というか私独自の目線で見ると、すごーくいい感じです。


何より、カースケさんの「死ぬ・殺せ」ラインがない!!


最後に「死にたい」だなんだいう落ち込みを見せたのがゴールデンウィークのはじめだったので、多少のアップダウンはあるものの、1か月は安泰な日々が続いてます。


これって、何気にすごいことなんですよ。

ひどいときは2~3日に一回来てたので、毎日毎日疲労困憊。

仕事中もスマホを机の片隅に置いて、来るたび応対して。

それに応対するのも全力。宥めて治めて、時折キレて。

ただひたすら疲労感が鬼のように押し寄せるモノなので、これがないだけでもう私の精神的余力はふるふるに満ちております。


チーコさんは、まあ、ほぼ何も変わってないです。

むしろ先月より学校には行けてないかなー。ランドセルも持って行けてないし。

それでも、精神的な安定は大丈夫、というよりだんだん元気になってきてるので、問題なしとしましょう。


最近ほんまあかんなー、と思うのが、私自身の心の持ちようというか。

とくにカースケさんが晩ごはん作ってくれたり、チーコさんが卵焼きを作ってくれたりしてるのを見てるときとか、家族で紙風船対決をしてるときとか(結構激しく打ち合いしたりしてます)、「あれ、これってかなり幸せなんちゃうの?」と思うこと。


それ自体はほんまはええことなんやけど、「今幸せやのに、学校とか行かせる必要ってあるんかな?」「このままでええんちゃうの?」て思ってしまう自分がいるんです。

たぶん、普通に学校に行って過ごすのが本来はいい形なので、そこに対して必要性を感じなくなってくると危険やな、と。


ま、いつ崩れるかも分からない現状で、幸せに感じられるときが増えてきたという喜びをしっかり噛みしめてたらええかな~、とユルユルの結論を出してるんですけどね。


カースケさんの会議の件は、まず去年の担任の先生に話を聞いてもらい、その場だけではやっぱりうまく伝えられなかったりもしたので、再度家に来ていただくことになってます。


焦らず、ゆっくり、着実に。

カースケさんの心の整理をつけるために、少しずつ進んでいければ。

先生の協力も得られるので、じっくり向き合っていこうと思っています。


そして、今月の急展開。

カースケさんが「中学受験したい」と言い出した!!

まぢかー!!

勉強したくない、とか、できへん、とか言うて「死にたいー」言うてたのにー!


いやいや、まず学校の勉強追い付かなあかんし、受験勉強も一からやらなあかんし、大丈夫か??


それでも、やりたいというものはやらせたい。お金の面は、まあ必死で働くし(汗)

今からとなると厳しい、という現実をしっかり伝えつつ、メンタルを削ってまではさせないよ、と約束し。


気持ちは分かるんですよ。

このまま地元の中学にあがったら、「不登校やったカースケや」という目線は避けられないし、そういうあれこれを全く知らない保育園以来会っていない子たちも合流するから噂されるやろうし。

自分のことを知らない環境でスタートしたい、という気持ちはほんと理解できるので。


どこまでできるかなー。

でも、目標があるってのはすごくいいことなんで。とりあえず、がんばりを見守ろうと思ってます。


いろんなことがなんとなく動き出した今月。

さてさて、来月はどうなることやら。


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