第9話 現状を。
書ける気がしなくて下書きに下げてから、はや数ヶ月。
正直な話、毎日が闘いで、文章におこすことができる状況ではなかったなー、と。
でもやっぱり、自分の整理のためにも記録は残しておこうと思って、久々の更新です。
現状を言うと、不登校と部分登校が続いて一年以上。その問題により自閉傾向の悪化、かつゲームへの依存に近い状態に陥っている、てなところでしょうか。
四年になり、担任も当然変わり、学校側の配慮か状況を一番知ってくれている親友も同じクラスにしてもらい、新しい生活に踏み出せるはず、でした。
でも、人の心ってほんま難しい。
染み付いた学校への恐怖感、嫌悪感は凄まじいもののようで、新しくなった教室にも入れない。門の前でイヤなことを思い出して行けなくなる、そんな日々がいまだ続いてたりします。
本人に「学校に行きたい」という意志がある以上、どうにかしてやりたいと思うのが親心で。結果、無理矢理連れていこうとしては大暴れされたり、意志を尊重しようとして逆にこちらに丸投げされたり、どうしたらいいのか、何が正解なのか、試行錯誤にプロレス大会、大喧嘩の繰り返し。朝だけで疲れきってしまう毎日です。
いっそのこと、学校には行きたくないって言うてくれたら頑張らへんで済むのに、と何度思ったことか。
でも、あの子は友達が大好きで、友達と一緒に何かすることが大好きで、その機会を取り戻したいんです。
それが分かってるから、親も頑張るしかないんです。
ああしんど。
それでも最近になってやっと少し兆しが見えたっていうか。
やっと、不登校の原因となった教師に対しての怒りを口に出せるようになったり、自発的に不登校の治し方を調べてみたり、「ここを抜け出したい」という心持ちがほんの少し見えてきて。
他の人から見たら何てことないことも、この一年の進歩に私には見えるから。
だから、おかんがまだ折れるわけにはいかんねんなー、と自分を叱咤して。
やっぱり、運動会のダンスとか見たら「なんでここにウチの子はおらんねん」と思ってしまうわけです。
悔しいやん。
あんなヤツに大好きやった学校を奪われて。せっかく少しずつ、発達の凸凹を補うような人間的な成長もしてきた頃やったのに、とか。
いろいろ思ってしまうんですよ。
けどさ、そんなマイナスなこと思っても現実は現実やし。受け止めて、かつ踏み台にするくらいにせなね。
毎日毎日、本人もおかんも気持ち揺れながら、いつか「あんときはしんどかった~」て笑えるように、歩いていきたいと思う今日この頃です。
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