第7話 体の暴力、言葉の暴力

かなりあいてしまいました。

これは11月に書きかけていた分。

現状はまた変化してるけれど、このときのメモとしてアップさせて頂きます…



カースケさんの別室登校も2ヶ月を越えました。

その間いろんなことがあったりなかったり。

現状、最初のうちのなんとか2時間や3時間登校していたときと比べて5時間目6時間目までいられることが増えてきたのと同時に、フラッシュバック様のことが起こって廊下から動けなくなったり、どうしてもイヤになって途中で帰ったり、と不登校の様相が変わってきたように思います。


段階を踏んで順調に運ぶばっかりじゃないってことはわかっているけれど、正社員で仕事をしている身。学校に送っていったまま何時間も離してもらえずに遅刻する、ということを何度も何度も繰り返せば、何でこんなことになるんよ!と思いたくもなるのです。


ああ、なんでこんなにうまくいかへんのやろ。


毎朝毎朝「学校おるくらいないなら死んでやる」とか「どうせ俺のことなんか死んでもいいと思ってるんやろ」とか聞かされて、毎晩毎晩「死にたい」「俺のこと大切と思ってないことが今はっきりわかったわ」とか言われて、正直母は爆発寸前。


何をどうすれば伝わる?

あんたのこと大事やからこんなにいろいろ考えて悩んでしてるのに、なんで伝わらない?


それでも何より苦しんでいるのはカースケさんで、何をどうしても、底に沈んでしまっているカースケさんを救い上げてやることも出来なくて。もどかしいにも程があります。


こうなると、怒りの矛先は原因を作った担任に向くわけで。


担任に問題があったことは既に記載済み。

具体的に何があったのかというと、端的に言うと「暴力」です。


ぶん投げられる、鉛筆を折られる、首を正面から掴まれる、など。

聞き出しただけで5回くらいはそんなことがあったらしい。


そのたび毎に、表現をマイルドにして、うまい具合にカースケさんが悪くてこうしてしまった、という旨の謝罪電話(言い訳電話?)が担任から入っていたため、カースケさんのしんどさの本質に辿り着けずにいたわけですが。


もちろんこれらのことがしんどかったのはある。積もり積もっていたんだろうとも思う。

でも何より、私がこの件に関して怒りを覚えているのはそのやり方で。


担任は、カースケさんに暴力的行為を行ったあと、クラスの子皆に向けてこう聞くらしいのです。

「今こうしてカースケが投げられたのは、カースケが悪いからやんな?」

と。


3年生なんて、生意気言うててもまだまだ子どもで。

担任の先生がそう言うなら、ああ、カースケが悪いんや、と思うでしょ?

「はーい」なんて手を挙げて、担任に同意して。


それを見せられたカースケさんは、自分が悪いんや、自分は投げられても仕方ない人間なんや、と思い始めるのです。


もともと自己否定型の、思い込み激しいタイプのカースケさん。そんなことが続けばだんだん、「オレはクラスのみんなに信頼されてないから」「オレは嫌われてるから」そう思い始めるのも当然のこと。


担任は大嫌い、クラスの友だちには嫌われている(と思っている)、どんどんクラスに居場所がなくなっていったのは、この担任の行為のせいだと私は思うのです。


この怒りは、本当に学校に伝わってるのかな?

教頭先生と校長先生にももちろん話させてもらって、事実を伝えはしたけれど、カースケさんの特性的にも本当に自己無価値感を強める行為がどれだけいけないことだったか、というのは分かってもらえてるのかな?


虚しさとか怒りとか、カースケさんだけでなく家族みんなが日常生活に支障を来しているというこの事実とか、もう何とも言えないしんどさがぬぐえません。

いつになれば、スッキリした日々を送れるんやろ??

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る