たぁくんが亡くなってから
不思議な感覚が芽生えました。
それは、人の感情がよく分かる。
そういったものです。
人の気持ちは分かりませんが、離れていてもその人が怒っていたり、落ち込んでいたり、感じます。言葉とは裏腹の想いも感じたりします。
まぁ合ってるかどうかは分かりませんが。
今は色んな負の想いが俺に集まっていて、大変です。
俺に向けての想いではないのですが。
誰一人笑っていない。
あ、笑っている。
よかった。笑顔が戻った。
初めてのカミングアウトですが、まぁ、オカルトは俺も信じなかったし、流してくれて構いません。
そこで試しに第六感テストをしました。
写真を数十枚見て、即婚か離婚か不倫をしているか見極めるというものです。
険しい顔をしているけど、目線は高いから、既婚。
満面の笑顔だけど、その姿に哀愁を感じたから、離婚。
笑顔だけど、目元が暗いから、何かを隠してる。不倫。
ほぼ正解で、第六感はあると診断されました。
やっぱり、笑顔は大切ですね。
自分だけでも笑顔でいるようにします。
たぁくん。じつは変な能力があったんですよ。
その他にも、念じると届きます。
同じ感覚の人には特に。
その人とは会話しなくても話せるっぽいですが、それは気持ち悪いので絶対にやりません。
でも、伝えるだけならやったことあります。
過去に三回。
しょうもないことですが、念じた事をその人は発言しました。
気持ち悪いですよね。
意味分かんないですよね。
たぁくんが生きていたら、きっとこの謎が解けたはずです。
人の想いがビシバシ届く。
辛いですよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます