第二章の登場人物紹介
・レオン
幼少期はレオンハルト・ガーラルと名乗っていたが、弟との家督争いに敗北し、ガーラル性を剥奪される。
デミル村に定着する以前はアイリスと共に生活していた期間があり、その頃に1人で生きていく術と、戦う術を身につけた
年齢は23歳。
弟との家督争いの際に剣術のみの決闘で魔術を使用しようとして実の父親に右腕を切り落とされており、その出来事がトラウマとなって1体1の決闘では相手と同じ技術でしか戦えないようになってしまっていたが、アリアとの戦いで克服した。
・アイリス
今は殆ど生存していない古き神々の1人であり、肉体を持つ古き神々としては最後の1人。
以前ほどの力は失ったが、仮にも神族であるため、現在の生ある存在に比べれば破格の実力を持つ。
また、限定的な力で復活した古き神族マーロゥをその手で打倒しており、条件さえ揃えば神族が相手でも打倒できる力があると証明された。
●デミル村の住人
・カリン
レオンとは兄妹の様な関係で、家族ぐるみの付き合いをしている15歳の少女。
短期間でBランクにまで駆け上った冒険者でデミル村ではトップの実力者。得意な武器は片手剣。
レオンと出会う前は自己流で剣を扱っていたが、レオンを認めてからは彼を師事し、ガーラル流の剣術を習った。
新たな住人となったアイリスとは可もなく不可もなくという仲。
時折レオンの絡みで衝突することはあるものの、服をあげたりご飯をあげたりと、言動ほど嫌ってはいない。
・アンドレ
デミル村魔術師ギルドのギルドマスター兼受付。年齢は26歳。
レオン達が受けた移民団護衛任務の際には魔術師ギルドを通して内容の一部を把握しており、レオン達が危険な事に巻き込まれることを予想して増幅の魔術が篭る魔道具を渡し、最終的にその判断がレオンの命を救った。
本職は研究者であるため、高位の魔術師であるものの戦闘は苦手。
・ヒルダ
デミル村の冒険者ギルド出張所所長兼受付。
元はB級の冒険者だったが、人間不信で辞めてしまった過去を持つ。
レオン達が受けた移民団護衛任務の際には冒険者ギルドと村長からの依頼の板挟みに合い悩んだが、最終的には村長の依頼を優先した。
ただし、本人的にはそれほど問題が無いと判断した任務でかなり危険な目にあっていた事が分かり、後に後悔することとなった。
年齢はギリギリ20代。
他の冒険者に比べてレオンに対して極端に甘い。
・デュラン
デミル村の村長。
元々は開拓村にやってきた開拓者。
筋骨隆々の恵まれた体格を持ち、自分の身長ほどもあるグレートソードを片手で振り回す腕力も持つ。
レオン達が受けた移民団護衛任務の際には直接領主から依頼を受けた為にレオン達に依頼を受けさせるよう動き回った張本人。
最も、本人的にそこまで危険な依頼だと思っていなかったこともあり、ヒルダの報告を聞いた後に閉口した。
●移民団関連
・アリア
金髪碧眼の美しい容姿の18歳の少女だが、冒険者として動いている時は顔を始めとして、全身をくまなく隠したような格好をしている。
その理由は、ソロをメインとした女性の冒険者としての立場から、自己防衛のための身元隠蔽の意味合いが強い。
元々はアルガン家の人間だったが、マーロゥの声が聞こえるようになった頃からの奇行から、【呪われた子】として家族に忌み嫌われ、最終的にアルガン家から放出された過去を持つ。
レオンとは従兄妹同士の関係であるが、顔を合わせたのは幼少の頃の一度きりであり、お互いにその頃の事は殆ど覚えておらず、辛うじてアリアが後にレオンの事を調べて知った程度だった。
マーロゥの力を借りた神聖魔術を得意とし、その力でAランク冒険者まで駆け上がった。
力を増した事でマーロゥの力を制御できずに不死者を多数出現させてしまうも、その事をアイリスに指摘されるまで気がつかなかった。
その為、結果的にアイリスやレオンと敵対することになって矛を交えるが、最終的にトラウマを乗り越えたレオンに討たれて敗北する。
敗北後はアリアとしての自分を捨て、新しい自分として生きていくことを決意する。
本名はリグレット・アルガン。
・バラッグから来た冒険者の皆さん
剣士2名、槍士1名、狩人1名、魔術師1名。総勢5名の偏ったパーティー。
どこから見ても野党にしか見えない風貌で、実力も街道沿いの魔物が倒せる程度の実力しかもたないお粗末な人たち。
結果的に道中のアンデッド襲撃で狩人を除く全ての冒険者が死に絶えており、残った狩人はボンドと共にバラッグに帰還した。
・ボンド
レオン達の正式な依頼人であり、移民団を開拓地まで送るために雇われた商人。
本当にただ雇われただけの人物であり、アンデッドに襲われたり、レオン達を雇う為に身銭を切って赤字になったりといいところがなかった。
●古き時代の神々
・マーロゥ
生と死を司る神。
しかし、生者を生み出し助けるのは、死者を使役するための必要な行為でしかなく、実際には生者に対しての慈悲は殆ど存在しなかった。
そのために付いた通り名が【亡者の君】。
生前はアイリスを圧倒する実力を持っていたが、消滅後は精々アリア1人を強化する程度の力しかなかった。
しかし、Aランクとなったアリアが人々からの関心を集めてからは徐々に力を取り戻し、アンデッドを使役するだけの力を取り戻す。
最終的にアイリスとの一騎打ちに持ち込まれ、その身にアイリスの放った【光の剣】の一撃を受け、消滅した。
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