やがて光となって散る

夏野けい/笹原千波

鍵Ⅰ[致死性発光]

【致死性発光】二〇XX年に初めて確認された症候。体表に目視可能な光を生じる。発症は年齢性別に無関係。患者の多くに他の身体的・精神的症状を認めるが、個人差が大きく本症候との因果関係は不明である。進行すると発光は強まり、末期には剥落した発光物質が空中に漂うようになる。それに伴って体重減少を生じ、やがて光の粒となって散る。発症から死までの期間は一か月程度から十年以上までと幅広い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る