眩暈坂
君
その頬は
道の先に笑って居る
僕は駆け出しておもわず接吻したくなる
ああ、
そう自らを諫める
眩暈
君を見て動じる僕の眩暈
螺旋の軌道を描いて
あっという間に取り囲む
気が付けば
ふと見やる其処に、君はおらぬ
さて、どこへいったと周り見れば
君は此処にいて、僕を見ている
焦るなよ、と僕は言い聴かす
それこそ大事と
されど瞳の引力はつよくつよく、
まるで道の突然に傾き始めたように
僕は
ああ、また
眩暈
眩暈
眩暈
これで人生の白線を踏み外す
恋は数学ができない
幾編の詩を読めれども
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます