3.5

 こんな夢を見た。

 そこは発展した世界。

 光り輝き、闇の見えない世界。

 科学技術の発展した世界。

 そこには何故か医学がなく、しかし、AIが仕事をし、人間は肥えており、生物のヒエラルキーの頂点である僕ら人間が、創り出されたAIによって、暮らしを保証してもらっている世界。

 子供の頃に見たディズニーピクサーの「ウォーリー」で見たような世界。―しかし、人は自立して歩いている。

 空飛ぶ自動車。謎の長いパイプを通る謎のリニアモーターカーらしき乗り物。各地にあるワープ装置のようなカプセル。

 まるで僕達が描いていた未来の世界の図のような世界。

 そこに僕はいる。高校生、。十六歳の僕が。

 周りには友達のような人が三人。一人はアキのようだが、ほかの二人は誰だろう。

 しかし、そんなことよりも気になることに、僕達は何故か武装している。まるで今からこの素晴らしい世界でクーデターを起こすかのような格好に。

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