ナタニエル君、複雑すぎる幼少期ですからね……。
ほんと、本人にどうしようもないことで陰口を叩く輩は最低です!
それにしても、クロード様、二話以降はほんと頼りになる大人の男ですね!(*´▽`*)
相変わらず素敵です……(´艸`*)
作者からの返信
ナタニエル君も少し大きくなってくると周囲の偏見にさらされます。けれど彼は自分自身を見失っていません。両親や頼りになる伯父様たちも居ますからね、きっと大丈夫です。
クロード様が悩みを聞いてくれた時点で彼は十歳でした。こんな時は両親よりも、少し離れた立ち位置にいる人の方が客観的に冷静な助言ができるかなと思ってのクロード様一肌脱ぎ作戦だったのです。
いじめっ子たちは、きっと、ナタニエルさんの反応が面白いのでしょう。
おそらくですが、クロードさんの黒雲とナタニエルさんの黒雲とでは、迫力が違うのでしょう。増してや当たらなければ、見せる効果も薄くなります。
痛い目に合わないから、くだらない悪口を続けるのです。
頭突きの一つでも食らわせたらいいのです。(その後、多勢に無勢なら逃げるが勝ちです)
それに、例え問題児でも学校はなるべく親を呼びたくないのです。問題を大きくしたくないのです。矛先が教師に向かうのを恐れるのです。
なので、相手の親から抗議でもなければ、親を学校に呼びだしたりしないものなのです。
親が学校に文句を言う子供は、子供の間で笑われます。面と向かわずとも陰で笑われています。
本人が気付けば親を巻き込まなくなると思いますが、気付かないと恥の上塗りが続くことでしょう。ここでは、どうやら後者のようです。
そんな中で、ナタニエルさんにはストレスが溜まっていったのでしょう。(すいません。個人的な状況分析が長くなってしまいました)
そのストレスが、引け目を感じていた連れ子をよりどころにして、怒りが親に向かったのかも知れません。
でもまあ、親としては他人を巻き込まない分、楽とは思いますが……。
さあ、その続きは次回のようです。
注目ですね。
また、クロードさんとビアンカさんって、やっぱり頼りになりますよね。
作者からの返信
周りの人間と見た目が違うビアンカも子供の頃に辛い時を過ごしたことがありました。子供というのは正直で残酷な生き物ですからね。ナタニエル君も大きくなるにつれて色々な葛藤があります。しょうがないことです。
暴力に訴えるのだけは避けたいナタニエル君です。というのも幼い頃から、ましてや胎児の頃から家庭内暴力を振るっていた実父のことを見ているからなのですね。だからこそ、その血を引き継いで自分も暴力的な大人になることを密かに恐れているのです。
こんな状況でストレスを溜めるなという方が無理ですね。繊細で難しい年頃のナタニエル君には酷な少年時代です。愛情深い家族に恵まれている彼ですが、それも彼にとっては実は少し重荷に感じられるのです。ということは次回次々回で述べられます。
クロードやビアンカはやはり頼りになります。母親の従兄ということで少し離れた位置からナタニエル君のことを見守ってくれています。彼は一人ではありません。きっと明るい輝かしい未来が待っていることでしょう。