主要でない登場人物と動物

一話しか出てこなくても、例え台詞が少なくても、チョイ役の皆さんも居てこその物語です。と言うことで登場順にまとめてみました。シリーズ中チョイ役の数も最多と思います。ちょっと面倒くさくなって羅列するのを挫折しかけました。


ネタバレがありますのでご注意下さい。




***



ペルティエ男爵夫妻とアントワーヌの兄

アントワーヌの家族。愛情深い家族思いな人々であるが少々影が薄く話中にはほとんど出てこない。


第一話でアントワーヌとドウジュに襲い掛かった。


フィドー(雄)

間者の里で飼っている賢い犬。山で訓練中に遭難したドウジュを発見して助けを連れて戻ってきた。そしてアントワーヌとドウジュを襲おうとしていた狼に飛び掛かり、彼らを救った。


間者の里の女性

怪我をしたアントワーヌの手当てをした。この応急処置が良かったせいで彼の怪我は大事に至らなかった。


間者の里の長

ドウジュの父親。ドウジュが一生仕えると決めたアントワーヌの有望さをその時既に見抜いていた。彼の言葉は本当だった。


ペルティエ家かかりつけ医師

山から下りたアントワーヌの怪我を診るために呼ばれた。彼が里で受けた適切な応急処置に感心していた。


ステファンの商売仲間たち

アントワーヌが上京するにあたって、ステファンと共に資金と隠れ家が必要な彼の力になってくれた。フロレンスもラングロワに隠れて投資させてもらい色々お世話になった。


貴族学院の学友たち

アントワーヌ、フロレンスそれぞれの友人は同じ身分の同じような境遇の者達ばかりである。


ラングロワの両親

いたってまともな善良な人々。実の息子よりも義理の娘フロレンスと良く会っていた。ナタニエルにとっては優しい祖父母である。


レベッカ

ミラ王妃の乳姉妹で子供の頃からルクレール家に勤めており、彼女の輿入れと共に侍女として王宮に入る。王妃からは家族のように信頼されていてアントワーヌとフロレンスの仲のこともずっと知っていた。


王都ラングロワ家の執事と使用人達

執事は親切だが侍女頭でありラングロワの愛人であるリリアンに頭が上がらない。使用人達もリリアンには大いに不満があったようだ。


サブレ(雄)

ビアンカがアントワーヌに遣わした砂色の羽を持つ伝書鳩。後にアントワーヌの屋敷、別宅、新しい別宅、ラングロワ家、王宮を行き来するようになる。某銘菓とは全く関係ない。


アントワーヌの同僚たち

親切な同僚も居るが、アントワーヌのことを妬む輩も多く、彼は良く雑用を押し付けられる。アメリに言わせれば『モテない、仕事できない、性格悪い、の三重苦を背負った雑魚ども』と容赦ない。


白鳩さんたち

第十七話でビアンカとクロードの結婚を祝うために大聖堂に集まった。ロー〇製薬提供の某クイズ番組のオープニングを思い浮かべていただければイメージが湧き易いかと……。


ルクレール家の御者ヒュー

もうそろそろ退職するくらいの年の彼は今作では名前は出てこない。第二十四、二十五話ではニッキーをアントワーヌの別宅に送っていた。要するにニッキーにストーカー、セクハラ行為を繰り返すジェレミーの片棒を担がされ、事情も分からぬまま彼らのイチャイチャも見せつけられていた。第三十、三十一話ではラングロワ家にアナを送って行った。アナが金庫破りの後アントワーヌの別宅に寄るためヒューは一人で帰される。そしてジェレミーが大層心配してイライラすることとなった。


貴族院の面々

ソンルグレ侯爵は『暇を持て余しているジジイども』と言っている。アントワーヌのラングロワに対する告発に懐疑的なのも若干いた。


ラングロワの愛人

何号さんか知らないが、捕らえられる前夜ラングロワにお情けを頂いていた。彼は彼女を置いて逃げるつもりだった。ドウジュに全裸のまま睡眠薬を打たれ、翌早朝に王国の兵に起こされたという少々気の毒な人。


王国の兵と警護団の面々

ラングロワ家にガサ入れに行った人々。領地の方は下着姿で愛人と眠りこけているラングロワがお出迎え。王都の屋敷の一行はリュックが率いており、フロレンスに出迎えられる。


牢獄の看守さんや他の受刑囚の皆さん

投獄されたラングロワが初日からセルジュ・オージェを息子のグスタヴと間違えて大騒ぎを起こしたり、禁断症状が現れてきた彼の叫び声や唸り声に昼夜悩まされたりと大迷惑を被っていた。


アメリの祖父と母親

祖父デジャルダン子爵は結婚式でアメリの亡き父親の代わりに花嫁と腕を組んで入場して感無量だった。母親フランソワーズ・テリエン伯爵夫人は相変わらず我が道を行く人である。


ナタニエルの異父妹たち

ローズとマルゲリット。母親が花という意味のフロレンスなので、娘たちに花の名前を付けたのはもちろんアントワーヌ。以前アナに妻になる人以外の女性は呼び捨てしないと言っていた彼、愛娘たちのことはやはり『お姫さま』と呼んでいる!?


エリザベット・ラジュネス

貴族学院医科の教師で養護教師も兼任している。ルクレール家の三兄弟である王妃、ジェレミー、フロレンスに、その後二十歳を過ぎて編入してきたアナも教えた。当時の王妃やジェレミーに手を焼いていたようである。時は流れ、ナタニエルも医務室に駆け込んでくるようになり、ルクレール一族にたたられていると彼女は言っている。


ミシェル・サヴァン

サヴァン伯爵家の長女。ナタニエルの妹ローズと同い年。第二作「貴方の隣に立つために」の主人公アメリとリュックの娘。父親の外見と母親の性格を引き継いでいる。お喋り好きで誰とでも仲良くなれて友人も多い。


アンリ・ルクレール

アナとジェレミーの次男。色々と強烈な性格の彼は父親の血を濃く引いているようである。同い年のローズとミシェルとなんだかんだ言って仲が良い。彼には兄ギヨームと妹ミレイユがいる。


ガキ大将と手下その一とその二

ローズをいじめていた。ガキ大将はローズの気を引きたかっただけなのではとミシェルに指摘されて慌てていた。


アントワーヌの部下たち

番外編で出世して宰相室に勤務するようになったアントワーヌを次々と訪ねて来る面々について、大事な仕事の用件だろうとまず疑ってもいない人々。


絵師

アナとジェレミーの家族の肖像画を描いた。その後、ジェレミーにニッキーの絵もモデルもないのに描かされる。そして、今度はアナに頼まれてアナと黒猫シャルボンの絵も描くことに。


フランシス・ゴダン

アナの従兄で王宮騎士団勤務。アナは結婚前に王都のゴダン家に居候していた。ピアノが上手なアナに仕事を紹介した彼は、ニッキーの正体を知る数少ない人物でもある。


ジェレミーの同僚や部下たち

ジェレミーの執務室に飾られているニッキーの肖像画のことを口にする者は何故かいないのだった。

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