応援コメント

第四十一話 立つ鳥跡を濁さず」への応援コメント

  •  やーーーーっと、一息ついたようです。

     睡眠薬は逃亡防止に有功でしたね。このためにも、ランジェリー領に行った甲斐があったというものです。

     にしても、朝食から屋敷の明け渡しまで、お見事な描写でした。

     これからについてフロレンスさんの説明から、リュックさんの到着やその仕事ぶりなど一連の出来事が、スッと一枚の紙の上に載っているように、すっきりと手際よく描かれていました。

     合間妹子様の力量を感じました。


     ですが、その中で、ただ、1つ気になったのが、『奥様が自腹を切って』のところです。意味は合っていると思うのですが、使用人が主人に対して『自腹を切る』という言い方をするのかな? と少々違和感を持ちました。

     私もあまり得意ではありませんが、「奥様の私費から」のような表現かな? と思いました。(私費の部分は、資産・財産とかでも)

     少々入り込んだことを書いて申し訳ありませんでした。


     これでようやく公的にも一段落です。
     ですが、まだ引っかかっているのが、オージェさんの件ですね。
     獄中死の真相が明らかになるのでしょうか?


    作者からの返信

     ランジェリーが無事?捕えられるまでまだ気は抜けませんが着々と事は進んでおります。睡眠薬はドウジュだけでも大丈夫だったのでしょうが、アントワーヌ君は自らランジェリーに対峙したかったのでしょうね。この二人の最初で最後の対面でした。(物語はまだ続きますが、ええ、これが最後です)

     王都ラングロワ家引き渡しは私の好きな場面の一つです。この話の題名は「立つ鳥跡を濁さず」です。(前話の題名は「いたちの最後っ屁」です。夫婦で正に対局にあるという……ランジェリー情けないですね)ラングロワ侯爵夫人として、六年弱の間、あまり幸せでなかったフロレンスですが、やはり最後はけじめをつけて屋敷を去りたいと考えていたのです。大勢の使用人でも、本当に世話になった人も居れば、リリアンのように邪険にされた人も居たでしょう。彼らの今後の面倒も出来る範囲できちんと見ようという心意気は見習いたいものです。

     亜逢さまにお褒め頂いたというのに、言葉遣いのちょっとしたところを指摘していただき、自分の詰めの甘さを大いに反省しております。執事の台詞は以下のように訂正しておきました。

    「それでも、奥様が私財から私たちの給与をお支払いになる必要はございません」

     時々誤字を指摘して下さる方はいらっしゃるのですが、中々亜逢さまのように表現の仕方とか、細かいところまで言ってもらえることはまずないのです。本当にありがたいと思っています。これからも色々なご指摘ご意見、真摯に受け止めていきたいと思っています。自分では気付かないことも多いですものね。

     オージェ息子の獄中死、まだ謎のままですね。ちゃんと覚えていて下さってありがとうございます。オージェ父はまだ服役中です。というか終身刑ですから、まだ獄中で生きております。

  • ようやく長い冬が終わるのですね……(T_T)
    フロレンス様もアントワーヌ君も、よく耐えられましたね!

    これからハッピーなターンに突入でしょうか⁉(わくわく)

    作者からの返信

    ハイ、二人ともこの日が来るのを待ちわびていました。これからハッピーエンドに向けてずんずんと前進していきますよ! あー書くのも楽しい!

  • 諸悪の根源にもかかわらず、一人で真っ先に逃げようとしたラングロワ。滋養人一人一人の事を考え、身銭まで切ったフロレンス。一応仮にも夫婦と言う肩書だったにもかかわらずこの二人の差は……

    ここに来るまで本当に長かったですね。冬が終わり、雪が溶け、いよいよ二人に春が訪れるのですね。

    作者からの返信

    実はラングロワを書くのは楽しかったのです。ここまで徹底的に悪人ですから全ての悪と闇の部分を彼に押し付けてしまいました。

    フロレンスさま、長い間耐えました。やっと春が来て花開くのです。

  •  今までが今までだから、まだ最後に何かあるんじゃないかと心配しちゃいます。アントワーヌ、最後の詰めを誤るなよ。

    作者からの返信

    さあ、どうなるのでしょうか?アントワーヌ君は自分の目でフロレンスさまの安全を確認しないと心配でしょうがないです。

    これからハッピーエンドまでの障害があるとしたら……もちろん内緒です。

    編集済
  • ようやく……ようやく長い冬が終わりましたね。フロレンスの無事な姿を見るまで、アントワーヌ君はまだ気が抜けないかもしれませんけど、とりあえず一段落はつきましたね。一生懸命頑張った甲斐があるというものです。

    立つ鳥跡を濁さず。使用人達の事もちゃんと考えるフロレンスは優しいですね。

    作者からの返信

    そうですね、実際自分の目でフロレンスさまの無事を確認するまではアントワーヌ君も完全には安心できないでしょう。

    最初この話を考えていた時はフロレンスさまはもっとなよなよした悲劇のヒロイン系だったのですね。他三作のヒロインが結構しっかり者ですので。結局作者の好みでただアントワーヌ君が迎えに来てくれるのを待っているだけの人にはなりませんでした。

    いきなり無職になって残される使用人を放ってとっとと自分だけ実家に帰るなんて出来ませんよね。一緒に横暴なラングロワに耐えてきた仲間ですから、屋敷の使用人達も。