もしドウジュが真相にたどり着けていなかったら、きっと気になって数日眠れなかったでしょうね。
いきなりキス現場を見せられた時は軽いパニックになったでしょうに。それからよく冷静に頭を働かせて、真相にたどり着けましたね。ドウジュの半分の鋭さがあれば、ニッキーともアナとも何度も会っているジェレミーはもっと早く気づけたでしょうけど。ジェレミーの鋭さはドウジュの1/100くらいだったのかな?
作者からの返信
ドウジュは流石ですよね。アナの瞬間移動や変幻に惑わされながらもちゃんと任務を遂行し、彼女の秘密も暴いて。
ジェレミーさまですけどねぇ、嗅覚だけは良いのですが……どうも女性の顔も名前も覚えるのが苦手でして、男性の名前も覚えませんね、彼は。
ドウジュを始め周りの皆さんは気付く人も多いのです。飲み屋の女将のイザベルさん、御者のヒューさんなどなど。ルクレール家の執事、セバスチャンはニッキー少年のことは知りませんが、アナのもう一つの顔の正体を見破っていますよねー。
さすがドウジュ、自力で真相にたどり着くとは……。
でも、突然、ニッキ―とジェレミーのやりとりを見せられたら……。
そりゃあ、寝つけませんよね(苦笑)
作者からの返信
ドウジュはまだ若く、間者として色々な人間を見ていますから、まあいいでしょうが、、、気の毒なのは御者のヒューさんです。二人のイチャイチャを見せられ続け、彼は苦悩の日々を過ごすこととなります。屋敷の裏に穴を堀りに行くまでになります。同情を禁じ得ません。。。
侵入される側の視点でした。
通常に考えるならば侵入されたと知ったのなら、鍵を変えるとかして次の侵入に対処しますが、侵入者の意図と侵入者その人が分かったために、泳がしていたようです。
そんな逆視点が今回も楽しめました。
また、その侵入者が知れるまでの過程が面白かったです。
鳩のサブレさんまで考慮に入れるとは、細かいところまで行き届いたなかなかの思考でした。
アナさんが住む屋敷でニッキーさんの出入りも確認していたようですし、すっと事実がつながったことでしょう。この部分は、読み手の中でも前作を読んだ読まないの差が、大きく出そうだなと思いました。
作者からの返信
間者であるドウジュの隠れ家ですから、そう簡単には入り込めないことでしょう。しかし、ニッキーは何故か容易く侵入してしまいました。忍術VS魔術の巻でした。魔術に軍配が上がりましたね。
ドウジュの方も、鍵を変えても意味がないということは薄々分かっていたのでしょうね。それに何か害を被ったわけでもありません。
この回は書くのが楽しかったと共に、複雑に絡んだ人間関係やイベントの前後関係、誰が何をどの時点で知っているかなど、考えることが多くて少々骨が折れました。
この回だけでなく、この作品全話を通して言えることですが、登場人物も前作三作の主要人物全て出てきて話も長くなりました。読者の皆様に呆れられて途中で読むのを止められるのではと心配でした。
鳩のサブレはビアンカとは意思疎通が出来ますし、どこへでも飛んで行けるので油断禁物なのですね。味方としてはとても頼もしいサブレですが、敵に回すととても怖いですね。
ドウジュも良く頑張って謎を解きました。流石ですね。忍術VS魔術ではやはり魔術の方が勝っているのですが、ドウジュの情報収集能力に判断力は素晴らしいです。