応援コメント

第二十七話 知らぬは亭主ばかりなり」への応援コメント

  •  この1話で、ジェレミーさんが気づくところまでいったようです。

     長く引っ張らずに何よりでした。

     しかし、この回はジェレミーさんの鈍感ぶりにウフフ、アハハと笑わされますね。
     笑いを堪(こら)えていたアントワーヌさんとは逆に、ドウジュさんが外で笑えていたとか、前作を読んだ記憶にありますね。

     そして、成功報酬が下着でした。でも前作に、下着とあったかどうか記憶にありません。うーん、ここまで変態な報酬だったら憶えていそうなものですが、憶えておりません。なんとも不覚でした。

     アントワーヌさんも思っていますが、『嫁いだ妹の箪笥の中を漁って』下着ドロとか変態そのものですよ。
     ヤバ過ぎます。

     そんなこともあって、成功報酬をもらわなかったのも、うなずけました。
     それに、あとで本人にバレたら、変態の烙印を押されかねませんね。賢明な判断でした。

     調査の報酬としての絵姿が、前作では誰のものだったのか? 私なりに推測しましたが、外れているとのご指摘を受けました。

     この作品の始めで誰の絵姿か分かりましたが、この回まで来て、やっと読み手に示されました。
     外した推測からずいぶん時間が経ってしまいましたが、スッキリした思いでした。


     最後に、外の壁を伝っている方が、よほど怪しいと思いました。
     誰が見ているとも知れませんよ。用心が過ぎて落とし穴に、はまりそうな危うさを感じてしまいました。


    作者からの返信

     この時点からジェレミーがニッキーの正体に気付くまでにも色々あったのですよね。アナを押し倒して初めての夜未遂があったり、いきなり契約破棄をしてアナが屋敷を出て行ったり、ジェレミーが色々嗅ぎまわって飲み屋のバーテンダーに探りを入れたり、アナの従兄のフランシス君に壁ドンしたり……それはこの話では全てすっ飛ばしました。

     ジェレミーの鈍感ぶりに読者の皆さまは再び呆れかえる回でした。私にとっては今回アントワーヌ君視点でやっと彼の本音も出せてスッキリしたというところです。前作「奥様」ではまだネタバレするために全てを書けませんでしたから。


     前作でのジェレミーの問題の台詞は伏字でした。そのまんま書いていたらもちろん亜逢さまもお覚えだったことと思います。

    「調べてくれたら愛しの彼女の姿絵をやる。更に成功報酬は彼女が昔身に付けていた×××だ、○○もつけてやる」

     確かに、あの時点ではアントワーヌ君には想う人がいると判明していましたが、それが誰かはまだまだ秘密でした。ですからジェレミーが彼女のドレスや下着を手に入れることが出来る立場だということを少しでもぼかしておきたかったのですね。まあそれでも、ジェレミー自身も『お前がオカズにできるものだ』と明言はしていたのですからまあお分かりの方はアントワーヌ君の相手が誰かはともかく、伏字部分の大体の内容は想像できていたのではないでしょうか。

     ジェレミーが家族の箪笥を漁っているというヤバい事実はこの話の番外編でも語り継がれていきます。この二人の取引話が切っ掛けで数年後におバカな大事件に発展します。本編完結後のお楽しみです。

     ドウジュにも非常に残念でしたね、とまで言われていたアントワーヌ君、泣く泣く超レアアイテムのドレスと下着という成功報酬を諦めました。自分にはニッキーの正体をバラす権利はないだろう、フロレンスに対してやましいことなど出来ない、という二つの理由ですが、ジェレミーと同類になりたくない、という気持ちも大きかったのではないでしょうか……

     とにかくフロレンスの姿絵だけでも手に入れられたアントワーヌ君、それだけで大満足でしょう。良かったですね。姿絵の本人に自由に会える日が来るのが益々待ち遠しくなったのかもしれません。

     壁伝いなんて怪しいことをしていますが、ドウジュが見張っていてくれているので外に人が居ないかどうかは確認済みでしょう。時間差があってもジェレミーと同じ部屋に入って行くところを見られたくなかったというアントワーヌ君のいつもの用心ぶりでした。

  • 今回読んでいて何度も吹き出しました。アントワーヌ君はよく耐えられましたね。
    アナと実際変態中のヘンタイでよっぽどの馬鹿で鈍チンのお兄様が落ち着いてくれて、彼も一安心でしょう。

    ※安心というのは、笑いを堪えなくてすむと言う意味での安心です。

    作者からの返信

    ジェレミーお兄様は変態で馬鹿で鈍チンですが、アナにとっては愛する旦那さまですから、、、散々切ない思いをしてきた彼女が報われて幸せになったのでアントワーヌ君もそういう意味でも安心でしょうね。

  • アントワーヌ君の視点で「奥様」を振り返ってみると、ジェレミーがいかにダメダメだったかが分かります。あっ、それは元々分かってたか。

    少し離れた立ち位置にいるはずのアントワーヌ君とドウジュが、誰よりも真相を把握していましたね。

    作者からの返信

    もうこの作品で何が楽しいかって、ジェレミー✕アントワーヌの絡みを書くことです。アントワーヌ君とフロレンスさまの禁断の恋の行方ばかりだと物語も少々停滞して暗くなりがちですからね。この二人の義兄弟愛!?をスパイスにして作風を軽くしていると言うか、、、

    アントワーヌ君とドウジュは大体の真相を掴んでいますが、結婚後ジェレミーがシャルボンとニャンニャンしていた事は知りませんねぇ。(これはセバスチャンだけが知っていますね)まあそこまで知られるとジェレミーはもう立つ瀬もないのでしょうから、容赦してあげましょう。

    編集済
  • アントワーヌ君の視点で見ると、よく吹き出さずに耐えられたものですね!
    鋼の精神力と表情筋……!(笑)

    作者からの返信

    アントワーヌ君にとっては笑いを我慢するのなんて何のことはないでしょう。これも近い将来愛しのフロレンスさまを手に入れるためです。

    いくらジェレミーさまが馬鹿でもいずれはオニーサマと呼ぶお方です(もう呼んでますが)敬意を持って接します!?

    今回もドレスと下着!?は諦めましたが、姿絵は手に入りましたし。

    編集済