応援コメント

第十二話 心を以って心に伝う」への応援コメント

  •  あの時のエピソードが登場しました。

     クロードさんが、アンカさんを相手として、きっちりと認識した後に、ビアンカさんがアントワーヌさんと会って、この段階でクロードさんに若いライバルが登場か? と、私が勘違いをしたエピソードでした。

     そして、『片割れ』と言う言葉が、なんとも懐かしかったです。
     魔術の白黒が分からないキャラには、そもそも話題にできませんので、この言葉の登場は案外少なそうですね。

     ビアンカさんはフロレンスさんの苦悩をご存知でした。確かに個人的なことなので、本人から相談でもされない限り口を挟めないでしょうね。ビアンカさんは見守るしかないのかも知れません。
     何でもお見通しとは、すごいのですが、良いのやら悪いのやらです。


     前後しますが、ランジェリーさんは、あの芥子の栽培に関わっていたのでした。
     そうですよね。人物紹介から、そんなニオイがぷんぷんしておりました。
     怒り心頭といったようなアントワーヌさんでした。

     ここでストーリーの方向性が具体的に示されたようです。
     ランジェリーさんをどうにかして潰す、追いやる、失脚させる、葬るなどして離縁(死別)させる方針は、これまでにも読み手に開示されていたように思いますが、芥子の栽培を使うという具体性も開示されたのでした。

     このように、読み手にストーリーの具体的方向性を与える手法は見習いたいと思います。(どの段階でどのくらいなど)

     芥子の登場で分かるのが、王都や他の都市などに芥子が流通していたようだ、ということです。(芥子の流通については、あまりストーリーに登場してなかったようなので……)どこかで、使用もされていたのですね。
     最初に芥子の登場の時には、それほど流通などについては考えておりませんでしたが、今回はそれがキーになりそうです。
     ストーリーにどう絡(から)んでくるのか? 楽しみです。


    作者からの返信

     クロードに強力なライバル登場か!と亜逢さまはやきもきされていましたか。確かにアントワーヌ君はビアンカの二つ下で、同年代です。クロードはビアンカより十歳上ですからね。

     久しぶりに『片割れ』という言葉が出てきました。確かに、運命の相手であるクロードとビアンカのキーワードではあります。もう出会って結ばれて(まだこの時点では婚約したばかりです)しまったら、なんだか片割れという言葉は使わなくなってしまいました。

     ビアンカは特殊な魔力が使えて、人の心の中や将来が読めることがあります。けれど彼女の意思で制御できるわけではないようです。フロレンスやアントワーヌの思いがあまりに強いのでそれがビアンカの魔力と共鳴して、ビアンカにその切なる気持ちが読めてしまったとでもいいましょうか。ビアンカも知りたくないこともあるでしょうね。

     ランジェリーの野郎はドウジュの言った通り、叩けばいくらでも埃が出るようです。これで物語の方向性とアントワーヌ君の打開策が見えてきました。中々簡単にはいかないかもしれませんが、少し行く先に明かりが認められるようになりました。

     第二作「貴方の隣」では王太子襲撃犯の息子が芥子栽培の罪で捕えられ、獄中で自ら命を絶っていました。その時は息子の犯罪については詳細は全然述べていませんでした。確かに物語の本筋からは大きく外れてしまうからなのですけれどもね。この物語でも一応この犯罪者親子は主要登場人物として名を連ねております。今後、話の展開に大きく関わってきます。

     芥子栽培をしてもそれを加工販売しなければお金は入ってきません。どのような形でランジェリーが領地で隠れて違法行為を行っているのかは、そのうちドウジュとアントワーヌが暴いていくようです。とにかくこういった事情でランジェリーは領地にこもりっきりで、フロレンスは王都に残されているのですねぇ。

  • あ、ホントだΣ(゚Д゚)
    忘れちゃっててゴメンね。あの頃から既にアントワーヌくんの恋物語は構想にあったのでしょうか?

    作者からの返信

    第一作のアントワーヌ君は後から良く考えてみると、どうしてアナタそこで出てきたの?感が否めない、第二作のアナの登場のし方と全く同じです。

    第一作では実はアントワーヌ君は最初登場させるつもりは無かったのです。でもこの第四作「蕾」の構想だけは既にありましたし、字数も第一作は他と比べて少なかったので、彼の友情出演の運びとなりました。

    編集済
  • 懐かしいですね~(*´▽`*)
    こう考えると、アントワーヌは満を持しての主人公ですね!

    作者からの返信

    ええ、懐かしいですね。

    第一作からシリーズが進むにつれて活躍の場が増えてきたアントワーヌ君、最終作にして主役の座を射止めました。