応援コメント

第十一話 案ずるより産むが易し」への応援コメント

  •  赤ちゃんパワーは、まさに偉大です。

     どの赤ちゃんも大人を引き付け、元気をくれるパワーがあります。増してや、お腹を痛めた我が子であれば尚のことでしょう。

     父親が誰であろうと、自分の子供なんです。もらうパワーは絶大と思います。

     クレハさんしか味方のいないところへ、一番の味方を得た思いでしょう。生き甲斐を、いいえ、人生を賭ける全てを得たのかも知れません。

     ナタニエルさんは元気に育つことが一番の母親孝行となるでしょう。


     しかし、愛人もいるし、仲は冷え切っているしで、夫婦としてはマイナスだった割には、子供をもうける(1人プラス)とは、ランジェリー(?)さんも意外とやる時にはやる男だと思いました。
     フロレンスさんもアントワーヌさんを心の支えにしながらも、夫婦と言う牢獄の中では、どうしようもなかったのかも知れません。やる時はやる男に従うしかなかったのでしょう。


     出産と、それに伴う夫婦疎遠のお陰で、ランジェリー(?)さんからフロレンスさんを守るという、アントワーヌさんの立ち位置がぼやけてしまいそうですね。

     読み手といたしまして少し不安を感じますが、これからのアントワーヌさんの活躍に期待しましょう。


     そしてやはり、ジェレミーさんは「ランジェリー」と呼ぶようです。(私も使ってしまいました)
     その一貫性が、とてもいいです。これからも、そう呼んで欲しいものです。


     王妃様の『まあ私が彼でもアンタみたいな人間は避けたいわね』には、笑いました。ご健在で何よりです。


    作者からの返信

     フロレンスも無事に出産し、赤ちゃんへの愛情もちゃんと芽生えてほっとするいい話でした。(って手前味噌ですみません)

     ナタニエルの父親は愛せなくても、何があろうとフロレンスは母親ですからね、母は強しです。彼女の人生の転機の一つとなりました。

     このナタニエル君、前作「奥様」でアナが二歳くらいの彼に会ってメロメロになっていました。父親ランジェリーには全然似ず、ルクレール家の血を強く引いた彼は幼い頃のジェレミーそっくりになっていきます。もう作者の私も彼が可愛くてしょうがないのです。私にとっては主人公の子供は孫のようなものです。

     夫婦のことは他人には分からないと良く言いますように、ランジェリーとフロレンスの二人も一応やることはヤッているのです。ランジェリーは愛人が居ることからも分かるように、お盛んなようですしね。この後の展開で少し述べられますが、彼は長く滞在する領地の方にも愛人が居るのです。確かにフロレンスやリリアンの居る王都の屋敷には時々しか帰ってこないのですから、普段は誰がそっちの欲求を満たしているのだ、ということになります。

     アントワーヌ君はナタニエルの誕生によって夫婦の絆が、なんて心配、嫉妬しているようですね。けれど、フロレンスの妊娠判明以降はこの夫婦はセックスレスになります。それ以前でもランジェリーは他所で解消していたのであまりフロレンスとは手合わせしていなかったみたいでもあります。

     ランジェリーは(私もランジェリーが定着してしまいました)ナタニエル君にとって良い父親になるとは言えないようですね。こんな父親不在の家庭で育つナタニエル君ですが、素直な良い子になって欲しいものです。

    編集済
  • 母は強しですね。

    作者からの返信

    はい、正にそうですね。

    ナタニエル君は母親に愛され、母方の伯父様伯母様たちに可愛がられすくすく育ちます。


  • 編集済

    ラングロワの子を身籠ったと聞いた時は、えっΣ(゚Д゚)と思いましたけど、子供に罪はありません。
    自分も最初は戸惑いましたが、生まれたのを機にフロレンスに笑顔が戻ったのを見て、君は生まれてきた良かったんだよと思いました。
    ナタニエル、くれぐれもお父さんに似ちゃダメだよ。ジェレミーに似ているのなら、このまま彼のような真面目で誠実な人間に……ま、真面目で……誠実な人間に……なるんだよ。

    そう言えばラングロワのあだ名、もう誰も訂正しなくなりましたね。まあいいか。

    追記>
    ナタニエル君がラングロワとの間に出来た子だと言うのは分かっていたのですが、冷えた夫婦関係を思うと今このタイミングでとビックリしました。
    決して不倫を疑ってわけではないのですが、分かり難かったのならすみません。

    作者からの返信

    ナタニエル君は不倫の末に出来た子ではありませんよー。それは登場人物欄でもフロレンスにはラングロワとの間に息子ナタニエルが居ると明記してあります。実は本当の父親は、、、ということもありません。

    ナタニエル君は性格は誰に似るのでしょうね。偉大な!?伯父ジェレミー様のようになっちゃうのでしょうか!前作「奥様」ではアナはナタニエルにメロメロになっていましたが、、、

    ジェレミーと王妃さまだけの会話では誰も名前の呼び間違いを正す人がいませんからね。侍女のレベッカさんが心の中で(ラングロワや!ランジェリーちゃうちゃう!)とツッコむだけでしょう。

    追記>
    私の方こそです。フロレンスが少し元気になったし、ナタニエル君は可愛いので良しとしましょう。

    編集済
  • 子どもが生まれてきてくれた瞬間の喜びは、何ものにも代えがたい喜びですもんね……。
    フロレンス様に、少しでも笑顔が戻ってよかったです(*´▽`*)

    作者からの返信

    この回のフロレンスの妊娠、出産は書くのに苦しみました。母親としては愛のない夫婦間の子供でも、誰に似ていようが愛しい我が子なのですよね。物語の設定上ナタニエルはフロレンス似(むしろ伯父ジェレミーにそっくり)ではあるのですが。

    ナタニエル君は利発な男の子に成長します。彼のこれからの活躍をお楽しみに!