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2019年10月8日 08:00
フロレンスさんにとって、アントワーヌさんの存在は思考や行動の礎(いしずえ)になっているように感じました。 そのフロレンスさんの思考や行動に至るまでの過程についてです。 『侍女を送り込んでいたのである。アントワーヌの真剣さを感じ、女として嬉しかったのは確かだが、嫁いでしまった自分は彼に対して何もできないのがもどかしかった』と、ありましたが、私は少々違うイメージをしました。 嫁いでも尚、力を注いでくれるのは嬉しいと思いつつ、何も返せないのでアントワーヌさんの尽力を一度は断ろうとしたが、侍女まで送り込んできたアントワーヌさんに覚悟に思い直して、その行動に、つり合えるように自らも資産運用や護身術などの行動を起こした、というように思いました。 似ていると思いますが、何も返せないので、一度は断る気持ちもあったのでは? というところです。一回心が前後に振れて、アントワーヌさんの覚悟を思い直して、行動を起こす決心をしたのだと私は受けとめました。 「違う!」と怒られてしまうかも知れませんが、このように自ら補完して読んでしまいました。行き過ぎてしまい申し訳ありません。 そして今回、ちょっとショックだったのが、侍女頭のリリアンさんが愛人であることです。始めから、家中では女性の頂点だったのです。家を取り仕切ってしまい、正妻だからと言っても、権限を譲り渡さないことでしょう。 さらに言えば、フロレンスさんは公式の場に、堂々と華やかに正妻として出て行きますが、リリアンさんはどうがんばっても、その代わりには成れません。 しかも侍女なので、フロレンスさんが着飾る衣装などを用意する立場です。悔しい思いをすることでしょう。 フロレンスさんを気に入らないのは、うなずけますね。とても味方に成り得ず、完全に敵というところが少々ショックでした。冷たいとありましたが、ここまでとは思いませんでした。 なので、他の侍女たちも追随するのは明白です。そんな中で、クレハさんという味方が1人でもいたのは、フロレンスさんにとっては、とても心強いことでしょう。 それだけでも、アントワーヌさんの成果と言えると思いました。
作者からの返信
亜逢さまのおっしゃる通り、アントワーヌの支えが無かったらフロレンスはただ自分の不幸を呪って虚しく結婚生活を送っていたかもしれませんね。彼が侍女を送り込んだり、まめに手紙を書いたりしていたからこそ、自分も頑張らないとと言う気になって本を読み、護身術を身につけるきになったのでしょう。けれど、フロレンスはアントワーヌがもし心変わりして他に好きな人が出来たり縁談が持ち上がったりしたら自分は彼の幸せを素直に祝ってあげられると言っています。お互いの幸せを思う気持ちが切ないですね。侍女頭のリリアンは長い事ラングロワ家に勤めている人です。愛人関係はいつからなのか、などはそのうち明かされます。一応主要登場人物に入っていますので、物語の展開に大きな影響を与えることになります。
2018年11月2日 02:06
やばい、両方健気すぎて泣ける。
まんじさま作品をお読み下さり、コメントもありがとうございます。しばらく主人公の二人には涙ぐましい試練が続きます。きっと報われて幸せになれる日が来ます!
2018年7月10日 19:10
クレハのおかげで、とりあえず手紙だけでも渡せてよかった。こんな状況だと一通の手紙が大きな心の支えになりそうですからね。
クレハ(コライユ)も大活躍しますよ。アントワーヌ君の頼もしい片腕です。彼は本当に仲間に恵まれています。
2018年7月10日 18:43
フロレンス様……(T_T)けなげで泣けてきます(涙)
フロレンスさまもアントワーヌ君も今はじっと辛抱の時なのです。長く辛い冬を越えたらきっと幸せな春が二人に訪れると信じましょう。
フロレンスさんにとって、アントワーヌさんの存在は思考や行動の礎(いしずえ)になっているように感じました。
そのフロレンスさんの思考や行動に至るまでの過程についてです。
『侍女を送り込んでいたのである。アントワーヌの真剣さを感じ、女として嬉しかったのは確かだが、嫁いでしまった自分は彼に対して何もできないのがもどかしかった』と、ありましたが、私は少々違うイメージをしました。
嫁いでも尚、力を注いでくれるのは嬉しいと思いつつ、何も返せないのでアントワーヌさんの尽力を一度は断ろうとしたが、侍女まで送り込んできたアントワーヌさんに覚悟に思い直して、その行動に、つり合えるように自らも資産運用や護身術などの行動を起こした、というように思いました。
似ていると思いますが、何も返せないので、一度は断る気持ちもあったのでは? というところです。一回心が前後に振れて、アントワーヌさんの覚悟を思い直して、行動を起こす決心をしたのだと私は受けとめました。
「違う!」と怒られてしまうかも知れませんが、このように自ら補完して読んでしまいました。行き過ぎてしまい申し訳ありません。
そして今回、ちょっとショックだったのが、侍女頭のリリアンさんが愛人であることです。始めから、家中では女性の頂点だったのです。家を取り仕切ってしまい、正妻だからと言っても、権限を譲り渡さないことでしょう。
さらに言えば、フロレンスさんは公式の場に、堂々と華やかに正妻として出て行きますが、リリアンさんはどうがんばっても、その代わりには成れません。
しかも侍女なので、フロレンスさんが着飾る衣装などを用意する立場です。悔しい思いをすることでしょう。
フロレンスさんを気に入らないのは、うなずけますね。とても味方に成り得ず、完全に敵というところが少々ショックでした。冷たいとありましたが、ここまでとは思いませんでした。
なので、他の侍女たちも追随するのは明白です。そんな中で、クレハさんという味方が1人でもいたのは、フロレンスさんにとっては、とても心強いことでしょう。
それだけでも、アントワーヌさんの成果と言えると思いました。
作者からの返信
亜逢さまのおっしゃる通り、アントワーヌの支えが無かったらフロレンスはただ自分の不幸を呪って虚しく結婚生活を送っていたかもしれませんね。彼が侍女を送り込んだり、まめに手紙を書いたりしていたからこそ、自分も頑張らないとと言う気になって本を読み、護身術を身につけるきになったのでしょう。
けれど、フロレンスはアントワーヌがもし心変わりして他に好きな人が出来たり縁談が持ち上がったりしたら自分は彼の幸せを素直に祝ってあげられると言っています。お互いの幸せを思う気持ちが切ないですね。
侍女頭のリリアンは長い事ラングロワ家に勤めている人です。愛人関係はいつからなのか、などはそのうち明かされます。一応主要登場人物に入っていますので、物語の展開に大きな影響を与えることになります。