このエピソードを読む
2019年10月1日 07:51
『馬車で半日もかかりません』、敵のラングロワさんの領地は意外と近い印象でした。 江戸時代で言えば、親藩・譜代の大名でしょうか? 王都はおそらく王家の領地、江戸時代で言えば天領です。 王都(江戸)を含む天領のすぐ外側の領地(藩)は親藩・譜代の貴族(大名)と考えられるのです。 王家につながる家柄か、建国当時には、信頼のおける古い家臣だったのでしょう。 王都からの距離も、江戸時代で言えば、川越藩や古河藩くらいの位置だったのでしょうか? 整った道路があったなら、川越や古河には半日もあれば馬車で行けそうですね。 なかなかに、いい位置関係かも知れません。 こんな風に考えると、舞台設定が、よく練られていると思いました。 そんなことはよりも、ドウジュさんには婚約者がいました。 将来は夫婦でアントワーヌさんを影から支えてくれそうです。その場限りや一代限りではなく、代々仕(つか)えていく覚悟がありそうです。重たいものを感じました。 今回にぉける一番の関心事は、ラングロワさんには何か企みがありそう、ということです。 婚約を突き崩す糸口があるかも知れませんね。 しかし、とても1人でできるとは思えませんので、人脈が物を言いそうです。ここで、ステファンさんの助言が活きてきますね。 また、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」と言います。まず、敵のラングロワさんの領地を探りました。 そして、己のレベルを考えたアントワーヌさんは、勉強や人付き合いに対して気持ちを入れ替えたようです。まあ、フロレンスさんとつり合いたいとの気持ちもあるようですが……。 読み手として、納得のできる展開でした。 さあ、12歳のアントワーヌさんが、何に気付き、どう対処していくのでしょうか? これからが楽しみですね。
作者からの返信
ラングロワ領まで馬車で半日ほどという設定なのですが、物語の最後の方で起こるあるイベントのために作者の都合の良い距離にしただけなのです。深い考えは……ありません! それでもシリーズ作中を通して、侯爵家など高級貴族の領地は王都から近場に設定しております。アナの実家、ボルデュック侯爵領は王都から北へ二時間ほどで行けます。それに対してビアンカの実家、ボション男爵領は南へ馬車で丸一日もかかるのです。 亜逢さまの細かい考察にはいつも恐れ入っております。 ドウジュの婚約者クレハさんの登場です。彼女もドウジュが一生仕えると決めたアントワーヌに仕えることになります。彼女の活躍にもご期待ください。代々仕えることになるかどうか……は今ここでは言えませーん!(本当は言いたいけれど我慢です) ラングロワの企み、何でしょうか。彼はフロレンスが侯爵令嬢で王家とも親戚だからという理由だけで縁談を続けていくつもりです。確かにネームバリューはありますよね。彼女はラングロワにとってはただのお飾りの妻になりそうです。 「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」は第十八話の題名に使っております!正にその通りです。ラングロワという極悪婚約者の登場によってアントワーヌ君は一念発起します。お兄さんに言われていたように、どうせ男爵家の次男だしと今まで何となく諦めモードだった彼でした。けれど苦手なことにも取り組み、努力を重ねるようになりました。 アントワーヌ君はこれから化けます。悪役ラングロワ氏も一応役に立っているのです。
2018年7月6日 23:30
彼の視点と言うのもありますが、アントワーヌ君は王国物語シリーズの中でも屈指の頑張る男の子ですね。男の子が頑張るのは女の子の為。ファイト!(^^)!
今作、フロレンスも頑張りますけれど、やっぱりアントワーヌ君の方がもっともっと頑張るのです。ですから彼が名誉あるシリーズ初の男主人公の座を射止めたのですね。
『馬車で半日もかかりません』、敵のラングロワさんの領地は意外と近い印象でした。
江戸時代で言えば、親藩・譜代の大名でしょうか?
王都はおそらく王家の領地、江戸時代で言えば天領です。
王都(江戸)を含む天領のすぐ外側の領地(藩)は親藩・譜代の貴族(大名)と考えられるのです。
王家につながる家柄か、建国当時には、信頼のおける古い家臣だったのでしょう。
王都からの距離も、江戸時代で言えば、川越藩や古河藩くらいの位置だったのでしょうか?
整った道路があったなら、川越や古河には半日もあれば馬車で行けそうですね。
なかなかに、いい位置関係かも知れません。
こんな風に考えると、舞台設定が、よく練られていると思いました。
そんなことはよりも、ドウジュさんには婚約者がいました。
将来は夫婦でアントワーヌさんを影から支えてくれそうです。その場限りや一代限りではなく、代々仕(つか)えていく覚悟がありそうです。重たいものを感じました。
今回にぉける一番の関心事は、ラングロワさんには何か企みがありそう、ということです。
婚約を突き崩す糸口があるかも知れませんね。
しかし、とても1人でできるとは思えませんので、人脈が物を言いそうです。ここで、ステファンさんの助言が活きてきますね。
また、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」と言います。まず、敵のラングロワさんの領地を探りました。
そして、己のレベルを考えたアントワーヌさんは、勉強や人付き合いに対して気持ちを入れ替えたようです。まあ、フロレンスさんとつり合いたいとの気持ちもあるようですが……。
読み手として、納得のできる展開でした。
さあ、12歳のアントワーヌさんが、何に気付き、どう対処していくのでしょうか?
これからが楽しみですね。
作者からの返信
ラングロワ領まで馬車で半日ほどという設定なのですが、物語の最後の方で起こるあるイベントのために作者の都合の良い距離にしただけなのです。深い考えは……ありません!
それでもシリーズ作中を通して、侯爵家など高級貴族の領地は王都から近場に設定しております。アナの実家、ボルデュック侯爵領は王都から北へ二時間ほどで行けます。それに対してビアンカの実家、ボション男爵領は南へ馬車で丸一日もかかるのです。
亜逢さまの細かい考察にはいつも恐れ入っております。
ドウジュの婚約者クレハさんの登場です。彼女もドウジュが一生仕えると決めたアントワーヌに仕えることになります。彼女の活躍にもご期待ください。代々仕えることになるかどうか……は今ここでは言えませーん!(本当は言いたいけれど我慢です)
ラングロワの企み、何でしょうか。彼はフロレンスが侯爵令嬢で王家とも親戚だからという理由だけで縁談を続けていくつもりです。確かにネームバリューはありますよね。彼女はラングロワにとってはただのお飾りの妻になりそうです。
「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」は第十八話の題名に使っております!正にその通りです。ラングロワという極悪婚約者の登場によってアントワーヌ君は一念発起します。お兄さんに言われていたように、どうせ男爵家の次男だしと今まで何となく諦めモードだった彼でした。けれど苦手なことにも取り組み、努力を重ねるようになりました。
アントワーヌ君はこれから化けます。悪役ラングロワ氏も一応役に立っているのです。