--主要登場人物紹介--


登場人物 年齢、称号、肩書は王国歴1028年夏、アントワーヌ就職時のものです。登場人物も多く架空の設定なので、混乱を避けるため貴族は姓と名のみに統一しました。ネタバレを大いに含みます。ご注意ください。



***



アントワーヌ・ペルティエ(17)

財政院所属文官

男爵家の次男。貴族学院に入学するために王都に出てきた。学院で優秀な成績を修め飛び級で卒業、文官として王宮に勤めている。


フロレンス・ラングロワ侯爵夫人(22)

ルクレール侯爵家の末っ子として生まれる。父親同士が縁談を取り付け、ラングロワ侯爵に嫁いだ。夫との間に息子ナタニエル(1)がいる。


ドウジュ(??)

ペルティエ領内自治区、間者の里出身。子供の頃にアントワーヌに助けられ、それ以来彼に忠誠を誓い仕えている。


クレハ(コライユ)(??)

ドウジュと同じく間者の里出身。コライユという仮名で侍女としてラングロワ侯爵家に送り込まれる。


ステファン・ラプラント(24)

ペルティエ領の隣、ラプラント伯爵家の次男。領地経営や商売について詳しく、アントワーヌは良く彼を頼っている。


ガスパー・ラングロワ侯爵(30)

フロレンスの夫。叩けばいくらでも埃が出そうな人物である。


ジェレミー・ルクレール(25)

王宮近衛騎士 中佐

フロレンスの兄。アントワーヌをに会うたびに何だかんだと言ってはいるが実は彼のことは認めている。強烈な性格は相変わらずである。


ジャン=クロード・テネーブル公爵(29)

王宮魔術院副総裁 貴族学院教授

王国随一の黒魔術の使い手。ずば抜けて魔力が強く、自分に厳しいが他人にも非常に厳しい。フロレンスの従兄。


ビアンカ・ボション(19)

王宮魔術院勤務

世にも珍しい白魔術を使う。身分違いのジャン=クロード・テネーブル公爵に嫁ぐためルクレール侯爵の養女になり、作中1028年秋にクロードと結婚する。


ミラ王妃(27)

ルクレール侯爵家からサンレオナール国王に嫁いだ。ジェレミーとフロレンスの姉。豪快な性格。1028年のこの時点で第三子妊娠中。


ガブリエル国王(33)

破天荒な王妃を受け止めることの出来る割と?穏やかな性格の人物である。王妃との間にエティエン王太子(5)マデレーヌ王女(2)がいる。


リュック・サヴァン(25)

王都警護団 中佐 次期伯爵

甘いマスクで王宮一の人気を誇る彼はもともとは王宮近衛騎士だが、1028年秋以降は本人の希望により王都警護団所属。


アメリ・デジャルダン(18)

王太子付き侍女

リュックの幼馴染で彼とは想い合っている。子爵令嬢だが、父親は平民。意地っ張りでサバサバした性格の彼女は、正義感も強い。


クリストフ・サヴァン(23)

国庫院所属文官

リュックの弟。几帳面で律義な彼は結構仕事が出来る。アントワーヌは彼のことを信頼している。絶賛彼女募集中。


アナ=ニコル・ボルデュック(20)

のちに貴族学院魔術科学生

赤字続きのボルデュック侯爵家を立て直す為金策に追われている。かなりの魔力を持って生まれた。今作中には彼女の妹ルーシー(13)も少しだけ登場


ニッキー・ルヴェン

繁華街の酒屋でピアノ弾きとして働いている。短い茶色の髪に茶色の眼で、少年の姿をしているとアナより少し若く見えるようである。


ギレン、ロレイン・ソンルグレ侯爵夫妻

夫のギレンはアントワーヌの上司で、財務院の副長官である。気さくな人で部下を平等に扱う。妻のロレインは一般侍臣学院の教師。


アルノー、テレーズ・ルクレール侯爵夫妻

ミラ、ジェレミー、フロレンスの両親。ジェレミーに1029年に侯爵位を譲る。


セバスチャン(セブ)

ルクレール侯爵家のスーパー執事。ジェレミーに対して結構厳しいらしい。嫁ぐ前のミラ王妃に対してもそうだったらしい。


セルジュ、グスタヴ・オージェ親子

息子のグスタヴは以前ケシ栽培の罪で捕らえられ、牢内で自殺した。その為、父親のセルジュはそれがきっかけで国王一家を逆恨みし……


モード

ある陰謀に加担したためドウジュに捕えられた。そして母親と妹と共にアントワーヌの屋敷に引き取られる。


リリアン

王都のラングロワ侯爵家の侍女頭。嫁いできたフロレンスに冷たくよそよそしい。

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