このエピソードを読む
2019年9月26日 07:37 編集済
アントワーヌさんが子供子供していて、なんともかわいいですね。しかも優しい。 お兄さんの言葉をそのまま信じているところとか、ドウジュさんがどんな生活をしているか分からないのに、都での彼の生活を心配しているところとか。 まだ、前作までのスキルは持っていないようで、なにかホッとします。 また、投資といいますと、すぐにリスクを考えてしまいます。物語としてはそのリスクが今後の足かせになったりもしますので、読み手といたしましても、より警戒してしまいますね。 ですが、投資先のステファンさんは、アナさんの領地経営を立て直した人物と同じ人物のように思います。 そう思うと、投資は安心してよいのかも知れません。 ドウジュさんのことを思ってのことかも知れませんが、12歳で一軒家を欲しがるとか、普通の人から見ると、わがままに暮らしたいと思われるかも知れません。 でも、親に一軒家をせがむのではなく、自分で持とうというところが違いますよね。何か企んでいる野心家とか思われるのかな? とにかく、普通の12歳には見えないことでしょう。 そんなところも面白いですね。 周りの人たちも含め、今後に注目しましょう。追伸 書き忘れていたことがありました。 『一生杖が必要だったかもしれません』と、お医者から言われたアントワーヌさんのお母さんが『再び涙を溢れさせた』とあったところです。 この母親の気持ちを表現に加えるところに、細やかさが光っていると思いました。 小さい部分ですが、周囲の人たちの表現があることで、読み手の感情に、より踏み込んでいっていると思いました。
作者からの返信
子供らしい一面もまだ持っているアントワーヌ君でした。けれど、ドウジュやステファン、学院で出会うヒロインといった周りの人の影響もあってすぐに成長します。そして前作「貴方の隣」や「奥様」でお馴染みのアントワーヌ君が出来上がっていくのですね。 ドウジュが王都についてくると聞き、アントワーヌ君は頑張ってお金を貯めて彼の居場所を作ってやろうとします。ドウジュはプロの間者ですから(彼も数年であっというまに一人前の忍びになりましたね)野宿でもなんでもへっちゃらなのです。けれどアントワーヌ君はそれでは気が済まない様子です。律儀ですね。 ステファンさんは元々アントワーヌ君がアナに紹介した人物でした。よくぞ覚えていて下さいました! ありがとうございます。何となく影が薄いのですよね、彼。領地経営やビジネスにかけては彼は経験も積んでいて頼りになります。アントワーヌ君もステファンさんもお互い信頼しています。心配ありません。 まだまだ十二歳のアントワーヌ君ですが、もともとの性格もあるのでしょう、計画的に物事を進めて行く性質の少年です。自分に一生仕えてくれるというドウジュに対して申し訳ない気持ちも抱いています。彼は王都の学院に進むと化けますよ、お楽しみに。 アントワーヌ君は山で行方不明になってしまいました。読者の皆さんは助かると分かっていますが、彼の家族はそうではありません。山では何が起こるか分かりませんものね。体力のある大人でも油断はできません。十歳の少年の母親にしてみれば、彼が帰ってくるまでは生きた心地がしなかったことでしょう。何というか、そんな視点も決して無視できない私です。結構な歳ですから、自分の物語の主人公たちはまるで我が子のような感覚なのです。
2018年7月4日 01:36
上京するのに夢も希望も抱いていない。せっかく才能に溢れているのに、ちょっと勿体無いですね。だけど今はやりたい事が無くても、学院に入ったら変わって来るかも。ドウジュと出会って世界が広がったように、ふとしたきっかけで何かが変わるなんてよくある事ですから。
アントワーヌ君、上京前に既にやたらと冷めた見方のお兄さんに影響されています。それでも王都の貴族学院に入ればまた状況は違ってくるでしょう。「貴方の隣」や「奥様」でもご存知のように彼はデキる男に化けます!さて、何がきっかけになるのでしょうか?
2018年7月3日 21:05
この頃から既にできる男の片鱗が。ですがこんな彼でも家柄から言えば出世は難しいのですね。悪しき風習です。
アントワーヌ君はドウジュに会ってから、ただの男爵家の次男は卒業します。しかし、世の中を諦観しているお兄さんの言う通り、現実は厳しそうですね。
2018年7月3日 19:09
すごいですね! 12歳にして、しっかり者でやり手とは!……うちのぽやぽや息子に、爪の垢を煎じて飲ませたいです……(><)
アントワーヌはもうこの歳で、ドウジュの献身に応えようと努力しています。ドウジュも立派な間者になってアントワーヌに仕える為に必死に修行をし、二年もしないうちに大人びてきていますね。お互い切磋琢磨して伸びる二人でした。
編集済
アントワーヌさんが子供子供していて、なんともかわいいですね。しかも優しい。
お兄さんの言葉をそのまま信じているところとか、ドウジュさんがどんな生活をしているか分からないのに、都での彼の生活を心配しているところとか。
まだ、前作までのスキルは持っていないようで、なにかホッとします。
また、投資といいますと、すぐにリスクを考えてしまいます。物語としてはそのリスクが今後の足かせになったりもしますので、読み手といたしましても、より警戒してしまいますね。
ですが、投資先のステファンさんは、アナさんの領地経営を立て直した人物と同じ人物のように思います。
そう思うと、投資は安心してよいのかも知れません。
ドウジュさんのことを思ってのことかも知れませんが、12歳で一軒家を欲しがるとか、普通の人から見ると、わがままに暮らしたいと思われるかも知れません。
でも、親に一軒家をせがむのではなく、自分で持とうというところが違いますよね。何か企んでいる野心家とか思われるのかな?
とにかく、普通の12歳には見えないことでしょう。
そんなところも面白いですね。
周りの人たちも含め、今後に注目しましょう。
追伸
書き忘れていたことがありました。
『一生杖が必要だったかもしれません』と、お医者から言われたアントワーヌさんのお母さんが『再び涙を溢れさせた』とあったところです。
この母親の気持ちを表現に加えるところに、細やかさが光っていると思いました。
小さい部分ですが、周囲の人たちの表現があることで、読み手の感情に、より踏み込んでいっていると思いました。
作者からの返信
子供らしい一面もまだ持っているアントワーヌ君でした。けれど、ドウジュやステファン、学院で出会うヒロインといった周りの人の影響もあってすぐに成長します。そして前作「貴方の隣」や「奥様」でお馴染みのアントワーヌ君が出来上がっていくのですね。
ドウジュが王都についてくると聞き、アントワーヌ君は頑張ってお金を貯めて彼の居場所を作ってやろうとします。ドウジュはプロの間者ですから(彼も数年であっというまに一人前の忍びになりましたね)野宿でもなんでもへっちゃらなのです。けれどアントワーヌ君はそれでは気が済まない様子です。律儀ですね。
ステファンさんは元々アントワーヌ君がアナに紹介した人物でした。よくぞ覚えていて下さいました! ありがとうございます。何となく影が薄いのですよね、彼。領地経営やビジネスにかけては彼は経験も積んでいて頼りになります。アントワーヌ君もステファンさんもお互い信頼しています。心配ありません。
まだまだ十二歳のアントワーヌ君ですが、もともとの性格もあるのでしょう、計画的に物事を進めて行く性質の少年です。自分に一生仕えてくれるというドウジュに対して申し訳ない気持ちも抱いています。彼は王都の学院に進むと化けますよ、お楽しみに。
アントワーヌ君は山で行方不明になってしまいました。読者の皆さんは助かると分かっていますが、彼の家族はそうではありません。山では何が起こるか分かりませんものね。体力のある大人でも油断はできません。十歳の少年の母親にしてみれば、彼が帰ってくるまでは生きた心地がしなかったことでしょう。何というか、そんな視点も決して無視できない私です。結構な歳ですから、自分の物語の主人公たちはまるで我が子のような感覚なのです。