恋ベル4

 放課後。井下とクラスの女子とドリンクバーに行く予定になりドリンクを入れて席につくと恋について語り合い始めた。


「あ〜彼氏ほしいなぁ。」

「ほしいって言っていつもいいとこで逃げるじゃん!」

「だって!…付き合ったら手繋いで優しくキスしたりドキドキ感を感じたいじゃん。けど最近の男って体見るじゃんそれが怖くなる。」

「まぁねぇ。」


 彼女達は彼氏という理想について話をしていたが私はじっと聞いてるだけだった。


“彼氏…かぁ…。はぁ。もうなんか病気でもないのに苦しい。”


 彼女達の会話を耳で感じ、今の自分の想いを考えていた。時間も十八時過ぎになり帰る為お店を出る。暫く歩いていると三人の男性が声をかけてきた。明らかにナンパでちょっとヤバイ感じがした。私達はその場から逃げようとすると囲まれる。


「なんで逃げんの?遊ぼうよ〜夜はこれからだよ。」


 男性の横にいてた男達もやらしい目つきで私達を見回す。


「私たちは用事があるので失礼します!」


 私達は逃げようとするが阻止される。


“この手の男はやばい。どうしよう。…せめてみんなだけでも。”


「おっと!ダメだよ。まだ話終わってない。」


 しばらく私達と男の言い合いなっていた。周りに歩く人達もちらりと見るが素通りしていく。


「取締役。会議まで二時間程ありますがどうされますか?」


 桜井と取締役は他社から帰り道を歩きながら予定の確認する。


「それやめね?取締役…。う〜んどうしよっか。何か食べるっか?」


 桜井は携帯電話で予定を確認しながら取締役の後ろに歩く。


「社長。何を食べるんですか?先ほども食べてらっしゃいましたけど。」

「不味かったんだからしゃねーだろ。…うん?あれは?」


 社長はいきなり足を止め立ち止まる。ドン!桜井は社長の背中にぶつかる。


「社長!急に止まらないでください。」

「なぁ。あれって困ってると思う?ってか見たことある子達のような。」


 桜井も社長が言う方を向くと明らかに高校生が男に困ってるようだった。男の一人が一人の女子を引っ張り私はその女の子を助けようと男の手を掴むがそのまま振り払われ道に勢いよく転ける。


 ドサッ!


「シザ!!大丈夫?!」


 転けた時、手首と手の平を怪我をし痛くて反動的にもう片方の手で手首を押さえる。男が彼女達に近寄り私は必死に彼女達の前に両手を広げて立つ。


「この子達に手出したら許さない!」


 男達に睨みながら刃向かう。


「シザ…。」

「言ってくれるね。女子高生なのに生意気。そんな子にはお仕置きしないとね。」


 男は手を振り上げると私は目を瞑る。


“!………あれっ?”


 手が降ってこなかった事にそっと目を開けると私の前に背中向けた男性が立っていて相手の男の手を掴んでいた。


「女の子には優しくしないといけないじゃん。」

「お前!誰だ?」

「十八時十五分 傷害罪で逮捕。」


 男達は急に青ざめた顔して叫びながら立ち去っていく。


「あははは!いいねぇあの反応。君達大丈夫?」


 私達の方にゆっくりと振り向く。スリーピーススーツを着ていて黒髪で無動作にセットされたパーマの男性がニコリと微笑む。


「…大…明…神?」


 井下は小さい声で男の人を見て言う。以前合コンで出会って私に謝ってきた人だった。


「やっぱ、あの時の子達なんだ!…ってか高校生だった!?」

「社長!全く何をしてるんですか?先ほどのセリフも言ってはいけません。」


 社長の後ろから現れた桜井に私は驚きその場から動けないでいた。桜井も私の視線に気づき咄嗟に目を逸らすが社長は私のその様子を見ていた。


「君、手怪我してるよ。」

「えっ!?」


 左手を見ると血が出ていて私は道に落とした鞄を拾いハンカチを出し手に巻く。


「大丈夫ですか?」


 桜井は私の怪我を心配して声をかけてくるがもうどうしたらいいのかわからず。



 たどたどしい言い方で言うとその場から逃げるように去って行く。


「シザ!!!」


 井下の声さえも聞こえてなかった。家に帰ると手の手当てをするが傷口が痛いはずなのに心臓のドキドキで痛みがわからなかった。


“ドキドキした。はぁ〜どうかしてるよぉ…。”


 玄関に暫く座り込みその日は手首の痛さとバクバクしている心臓と葛藤していた。


 次の日。教室に入り私を見かけると背後から突然腰に抱きつかれる。


「シザ!!!」

「お、おはよう。どうしたの?」

「昨日の人!前合コンで後で来た大明神だったよ。前は少しか見れなかったけど超カッコよくてビックリした。社長だったんだ。あ〜私ヤバイかも。」

「ちょっと恋とか言わないでよ。けど高校生ってばれたね。」


 井下を見るがその目はハートビームが映されていた。


「そういえばお礼するって言ってたよ。前、台無しにしたお礼とかなんとかって…行くよね?」


 行かない!と罵声を挙げるつもりだったけどまたもや井下の目力に負けてしまう。


「…。お供させていただきます。いつなの?」

「今日!」

「ふ〜ん。って今日!?昨日で今日ってどういう事?」

「わからないけど大明神が言ってた。えっと…ちょっと待って…場所はね…Leaves of red roses 999 HOTEL(リーブス オブ レッド ローズ スリーナインホテル)の35階だって!すごくない?有名だよ!もうヤバイって楽しみ。あ〜どんな料理なんだろう〜。」


 携帯を見ながら嬉しそうに話す井下だが私は社長という言葉とお礼の仕方といいやり方に納得いかなかった。今日はまたバイトがあって遅れての登場だったが井下に渡された地図を見ながら小走りでホテルに向かっていた。


“化粧取るのに時間かかっちゃった。”


 また嫌味言われるのじゃないかと不安を抱え、色々考えているうちにホテル到着した。ホテル前にして私は呆然とする。ゆっくりと中に入るとあまりの広さにキョロキョロしていると桜井は私を見つけ側まで寄ってくる。


「お待ちしておりました。こちらへ。」


 軽く会釈をするとそのまま桜井の背中についていく形で緊張気味に歩く。エレベーターを乗り二人っきりのこの空間がすごく嬉しいさと苦しさが混ざり合って複雑な気持ちでいた。周りを見渡しエレベーターボタンに目を向ける。


“えっと…35階…って!?このホテル何階まであるの!?”


 初めての高層ホテルで心臓が圧迫されそうになっていた。桜井をちらりと横目で見る。


“桜井さんってすごく綺麗な姿勢だよねぇ。後ろから眺めても緊張する。”


 エレベーターの中に充満する香水の匂い。


“この匂い。桜井さんの香水なのかなすごく癒される。…って何言ってんの!それより心臓よ鳴りやめ鳴りやむんだ。……桜井さん気づいてないのかな…一度会ってるんだけど…。”


 ポーン!エレベーターの到着音がなり体をビクリとさせる。


「着きました。こちらです。」


 桜井は丁寧に手で合図しながら案内をする。


「ハイ。」


“そっか。見た目が違うから高校生の私だし気づいてないのかな。”


「社長。こられました。」


 案内された席の光景を目にして固まる。


“…なっなんですかねこれは…”


 それは広いテーブルの上に美しく用意された料理、しかも目の前で料理をされ他には誰もいない。何も言えずに呆然と立ち尽くしていた。


“ここまでしなくていいのでは…。”


「シザちゃん!こっちこっち!」


“シザちゃん?”


 ニックネームを呼ばれた方を向くと社長は手招きする。井下を見ると手でごめんと合図するが何より彼女達はまたもや見間違えるほど綺麗な姿だった。私は空いてる席に座ると社長がやってくる。


「俺、こっちおいでって言ったはずだけど。」


 社長は私の座る椅子に寄ってくる。


「ここでいいです。」

「じゃあ。横に座ろう。」


 警戒心な目で社長を見るが微笑みながらまじろぎな目で返され私は目を逸らした。それはまるで鑑識目のようだった。


“…ちょっと怖かった。…うん?先ほどから甘い匂いする。あっ、ぶつかった時の甘い香り。また桜井さんと違うんだよねぇ。…私ただの変態じゃん!”


「シザちゃん手大丈夫?結構な血出てたから。」


 社長に尋ねられ手が少し痛み出しそっと片方の手で触れる。


「ハイ。大丈夫です。」

「俺、葎成りつなりひかるちなみに三十歳。社長=代表取締役勤務。好きな女の子はシザちゃん!」

「そうですか。」


 あっさりと返し少し間を置くと葎成は突然笑い出す。


「あははは!シザちゃん最高だね。冷静で面白い。」

「人を面白いという人の方がどうかされてると思いますが。」

「あははははは!俺マジではまった!」


 葎成は私の肩に手を置くがそれを私はそっと下ろす。


“うっ。触れられるのが嫌だ。態度に出そうだからとりあえず。”


「お腹すいたので何か食べていいですか?」


 横にいたら何かされると思い食事を取り行く事にした。葎成は私の行動を見て何か面白いおもちゃを手に入れたように笑いかける。目の前には色とりどりで美しい料理が並べられていた。


“えっと。全く料理名と料理素材が一致しない。”


 適当に料理を取っていると、怪我した左手が痛くて持っていたお皿を落としそうになる。そっとテーブルにお皿を置き手首を触る。


“やっぱ無理かな?お盆とかあるといいんだけど。”


 お盆を探すのに回りを見渡しているとお皿が取り上げられた。


「あっ。」

「私が持ちますのでお料理お取りください。」


 桜井が横から突然現れ、親切に声をかけると私のお皿を持ち上げる。


「あっありがとうございます。」


 じっと桜井を見てはドキドキし心臓がもう破裂寸前だった。


「以前どこかでお会いしてますか?」


 桜井の言葉に目を逸らし料理に目を戻し首を振る。


「…そうですか。昨日も私を見てらっしゃいましたので。」


“気づかれてたんだ。恥ずかしい。”


「あの。お料理全くわからないので任せてもいいですか?」


 桜井は突然の申し出に目を大きくさせるがすぐ微笑み返す。


「ハイ。席でお待ちください。」

「ありがとうございます。」


 私は一緒にいる事を避けた。とてもじゃないけど一緒にいたら何を発するかわからない状態に耐えられそうになかった。ドキドキしながら席に着きため息つく。


「ため息ついてそんなに楽しくない?」


 葎成に突然後ろから尋ねられ私は体をびくりとさせる。


「そんなにびっくりする事ないんじゃない?」


 ゆっくりと腰を掛け隣に座る。


「ごめんなさい。そういう事ではないので気にしないでください。」


 今度は葎成に怪しい目を見せた。


“なんで座るのよ…。”


「俺の顔に何か?けど先ほどよりかは気が抜けたかな?」


 葎成が微笑むと咄嗟に前を向く。


“もう!何何?”


 葎成の人間観察力に心がヒヤリとした。そこに桜井が先ほど頼んだ料理を運んでくる。


「お待たせしました。」


 そっとテーブルに置かれ、それは綺麗に盛り付けられ見た目も美しくて食べるの勿体無いと思い気分も上がる。


「うわ!ありがとうございます!すごい綺麗。私だったらきっとジャングルだった。桜井さんに頼んで良かった。」

「……。」

「……。」


 葎成と桜井は何かに驚いた表情を見せ、私は今サラッと何かを発した事に気付くが遅かった。


「どうして私の名前をご存知なのですか?」


 一気に体が凍り付き、震えだした手を強く握り言葉を失う。葎成は桜井に席を外すように目で合図を送る。


「シザちゃん料理冷めるから食べたほうがいいよ。」


 葎成の方を向くとウインクされ、私は料理に目を戻し身体中から熱が冷めていくのを感じる。


「…はい…いただきます。」


“今庇ったよね。けど桜井さん何も言わずどこか行ったし。なにやっての私。”


 料理を遠慮気味に食べる。


〝おっ!美味しい!〟


 あまりの美味しさにパクパクと食べ始めると葎成はその姿を見ては微笑む。先ほどの事も忘れ、いろんな料理を食べて彼女達と騒いでそれぞれ送ってもらえる事になった。


「本当に一人で帰れますので。」


 送ると言う葎成に断るが中々納得してもらえず。


「シザちゃん理由だけ教えて、女の子を夜歩かせるのは俺だってプライドゆるさねぇから。」


 家の事を言いたくなかっただけで家に着いてアパートを見たら馬鹿にされる。それが何より屈辱に思っていた。


「ごめんなさい。失礼します。」


 その場から逃げるように早々に歩き始め、葎成も追いかけてもこなかった。


 暫くゆっくりと歩いていると一台の車が路肩に止まり運転席から桜井が出てくると私の前に立ち塞がる。


「危ないので車に乗ってください。」


 桜井は平然としていたが怒りな目をしていた。私は首を振る。


「危険な事あったらご家族の方心配するのではないですか?」


 悲しげな顔をあげると桜井は優しく微笑み、母の事を思うと涙が溢れてきた。突然怪我をしてない手を掴まれ、その手は暖かくその温もりが私の心ごと奪われていくようだった。車に乗せられ住所を桜井に伝え車を発進させる。


「手の怪我はどうですか?」

「大丈夫です。」

「ところで君はどうして私の名前を知ってたのか教えていただけたら幸いです。」

「…それは、言いたくないです。」

「…そうですか…わかりました。君が言いたくなるまで私は待ちます。もうすぐ着きます。」

「…ハイ。ありがとうございます。」


 家に着き私は車から降りドアを閉める。桜井が車から出てきて私の前に立つと名刺を渡す。躊躇いながらもそっと受け取る。


「私の名刺です。何かあったら連絡してください。君が話しにくるまで私は待っています。」

「えっ?」

「では失礼します。」


 桜井は車に乗ると去っていく。私はその場で立ち尽くし遠ざかる車を見送り、名刺を胸元にそっと添えると両手で抱きしめた。部屋に入り私は机にある手帳に二枚目の名刺を綴じ暫く名刺を眺めていた。


「…好…きだよね。きっと…。こんなに苦しいものなのかな…。」


 好きの気持ちが溢れることで不安が増え、心の中ではまかれた種が次々と小さく芽を出しそっと想いの水をかけるごとに成長する気持ちにそっと胸に名刺を当てる。ベットに転がり桜井の名前を見ながら手帳の名刺を握りしめ眠りについた。

 

 贅沢な食事から一ヶ月が過ぎオリエンテーションの日。私はクラスの指揮を取っていた。


「各班ごとに点呼とって私の所に報告してください。点呼終わったところからプリント配りますので指示に従ってください。」


 各班が報告しにくるが何故か私の班はまだだった。様子を見に行くと井下があたふたしていた。


「クロ?どうしたの?」

「吉永があっちこっちウロウロして呼んでもこないんだけど!」


 井下はため息をつき呆れ切っていた。吉永は急遽私の班に入ることになり、吉永を探すために周りを見渡す。見つけた時はやはり女子と携帯電話を出しては話ししたりしていた。私は頭を抱えながら吉永の所へ行く。


「吉永君、何してるんですか?」

「あん?…委員長かぁ。」


 明らかに嫌な顔つきしながら言われる。


「班に戻って班長に従ってください。」

「あいつが勝手にしてるんだろ?俺には関係ないじゃん!」

「では吉永君を班長にします。」

「はぁ?なんだよ。チッ。戻るって戻ればいいんだろ?」


 私から去るように班に戻って行く。そんな姿に私と井下は困った顔で見合う。夕方になり食事の準備が始まる。


「あんさぁ。なんか凄く、暑苦しんだけど。」


 薪を分けながら吉永は横にべったりとくっついてる私を見て言う。


「なら班長に従ってください。」

「もうわかったから向こう行け!」


 吉永は体で私を押しその勢いで座り込んでた体勢から崩れ尻餅をつく。左手首の怪我で支えた為痛みが走り、咄嗟に片方の手で庇い顔をしかめると吉永は罰が当たった顔を見せる。


「おい。そん…な強く。」

「ごめん。大丈夫だから。吉永君すぐ手を出さない事!怪我するとせっかくの楽しみが楽しみじゃなくなる。」


 痛い手をこらえながら笑顔を作り説教する。


「悪い。」

「わかればいいです。…よいしょっと私は他の班を見回ってくるね。クロお願いね。」

「ラジャー!」


 井下は敬礼をし、私は他の班の様子を見回る。吉永は自分の頬を指でかくと反省の色を出し小さく溜息をつく。作業もスムーズに進みご飯も出来上がりみんなで食べ始める。


「いただきます!うん!美味しい!」

「うんま!カレーってこんなうまかったっけ?」


 吉永は目を光らせ口いっぱい含んでは食べていた。


「うちにはシザがいるからだよ!」

「シザって委員長か?なんであいつがいたらうまいんだ?」

「シザは料理が上手だからだよ。」

「最初作ってたのと全く味が変わったよ。隠し味も確認済み。」


 同じ班の女子は携帯電話を出し隠し味のバナナの写真を見せる。


「バナナ…。俺好きなんだよなぁ…。」


 吉永はボソッと呟くと班のみんなが黙り込む。


「…それよりお前らの呼び名どこから?委員長はなんでシザなん?井下もクロって全く共通がないけど。」


 吉永は話を切り替え井下にニックネームの事を尋ねるが井下はちらっと吉永を見てカレーに目線を戻す。


「おい。なんとか言えよ。」

「私たちのニックネームだよ。意味は特にないから呼びたいなら呼んでいいから。」

「なんだよその言い方!」


 吉永は突然立ち上がり井下に声高に怒鳴る。その声に周りも驚き私は班に駆け足で戻る。


「どうしたの?」

「シザごめん。私が怒らすような事言った。」

「吉永君も座って、何が原因?」


 吉永は怒りをぶつけながら座る。


「ニックネームの意味を聞かれてそれで嫌な言い方したごめん。」

「そっか。吉永ごめんね。私達のニックネームは誕生日の花の頭文字を取った部分なんだ。」

「そうだったんだ。俺もごめん。」


 吉永が素直に謝った事に誰もが驚いて黙ってしまう。


「…なんだよ?」

「今謝ったよね?」

「…おっ俺だって謝るくらいできるし。」


 吉永は照れた顔を手で隠すとそんな姿に班は大笑いする。


「お前ら後で覚悟しやがれ!!」

「あははは!」


 吉永は余程恥ずかしいのか食器を抱えて顔を隠し食事を頬張る。私も一緒に笑い以前と違って少しずつみんな仲良くできたことが嬉しく、あっという間に楽しいオリエンテーションも終わり賑やかな時間を過ごせた。

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