カクヨム、コレクション機能追加みたいな

 2021年3月30日、カクヨムにかねてからアナウンスされていた、作品をまとめる機能「コレクション」が追加されました。「なろう」のシリーズ機能に似た機能です。


 使い方は、ユーザーのワークスペース左メニューに追加された「コレクション」をクリックしコレクションページを表示します。ここには、ユーザーが設定したコレクションが一覧表示されます。作っていなければ、何も表示されません(当たり前)。

 コレクションを作るには、コレクションページの右上にある[新しいコレクションを作成]ボタンをクリックします。表示された「コレクションを作成」ページで、「名前」と「紹介文」を設定します。「含む小説」の[+リストの末尾に小説を追加]あるいは[+小説を追加]ボタンをクリックすると、自分の小説が一覧で表示されます。新しく公開した順かな? に並んでいて、スクロールすることもできますし、検索もできます。このインターフェースは、公開している小説が多いと使いにくいかもしれません。

 小説を追加すると、小説のタイトルや話数などが表示され、その右側に「編集」と「表示」のリンクボタンが表示され、クリックすることでそれぞれ編集画面と閲覧画面が表示されます。ただし、コレクションの公開前にクリックしてしまうと、ブラウザの「戻る」ボタンでコレクション画面に戻っても内容が消えてしまうので注意しましょう。その右側にカーソルを合わせると、「⊖(丸付きマイナス)」が表示されます。クリックするとリストから外れます。小説が削除されることはありません。

 複数の小説を登録すると、それぞれの行右端に「∧」「∨」の記号が表示され、リストの順番を入れ替えることができるようになります。ここは好きな順序に並べることができるので、公開時期に関わらず作中の時系列に並べるとか、自分の自信がある順に並べるとかいろいろできます。

 コレクションへの追加が終わったら、[公開]ボタンをクリックすると再びコレクションページが表示され、先ほど作ったコレクションがリスト表示されます。作ったコレクションは、プロフィールページで固定表示(最大4件まで)することができます。


 作成したコレクションは、ワークスペースの左メニュー[コレクション]あるいはプロフィール画面からいつでも編集できます。また、編集画面の左下にある[削除]ボタンをクリックすれば、コレクションを削除することもできます。


 自分のコレクションを作ったら、今度は人のコレクションを見に行きたくなりますね。え? なりません?

 とりあえず、ユーザーページを覗いてみましょう。概要とか小説とかおなじみのメニューの横に「コレクション」が増えています。その横の数字はコレクションの数ですね。メニューをクリックすると、その人のコレクションが一覧表示されます。表示されるコレクションの詳細ページには、コレクション名と紹介文のほか、コレクションに含まれる作品数や作成日、更新日が表示され、その下に[すべての小説をフォロー]ボタンと「共有…」リンクがあります。[すべての小説をフォロー]ボタンをクリックすると、リストにある小説を一括でフォローできます。クリックしたボタンは[すべての小説のフォロー解除]に変わるので、間違ってクリックした場合にはもう一度クリックすればOKです。

 でも、フォロー通知って、どの段階で作者に送られるんだろう? フォローと解除繰り返されたら(タイミングによっては)作者にえらく迷惑なんじゃないかと。それに「すべての小説のフォロー解除」って名称、“の”が重なっているんでちょっといやだな。「フォローを全て解除」とかでいいんじゃないだろうか。

 「共有…」のリンクは、マウスを重ねると「Twitter」「Facebook」「はてなブックマーク」「リンクをコピー」のメニューがポップアップします。たとえば、「Twitter」を選ぶと、Twitterへの投稿画面が表示されます。同年4月7日には、小説のTwitter告知と同様、Twitterカード(アイキャッチ画像)が表示されるようにもなりました。自分のコレクションもTwitterに投稿できるので、宣伝にも使えそうですね。

 コレクションの並びは、デフォルトで「作者のおすすめ順」ですが、カーソルを合わせると表示されるリストから「人気順」「公開日が新しい順」「公開日が古い順」「更新日が新しい順」「更新日が古い順」に並べ変えることもできます。人気順はPVじゃなく★の数みたいですね。


 左メニューにはあっても、まだダッシュボード画面の中はないとか、多少気になる点はありますが、それでも待っていた機能です。期待に応えてくれる「カクヨム」はすばらしいと思います。どんなサービスでも、大きくなるとどうしても小回りが利かなくなって、ユーザーの要望は置いてけぼりになっちゃう傾向がありますからね。今後も、ニーズの高い機能を追加していってほしいものです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る