アプリ、みたいな

 「カクヨム」と「ノベルバ」は、スマートフォン向けアプリを提供しています。アプリの良さは、一度ログインしてしまえば再ログインの必要が(ほとんど)ないことですね。「なろう」と「マグネット!」は、アプリはなくてスマートフォン用の画面です。


 今回は、結論から。どちらのアプリもダメです。特に「カクヨム」アプリはインストールする意味があるのかすら疑問です。読み込みに時間がかかってしまうのは仕方がないのかもしれませんが、


 「ノベルバ」は、PC(ブラウザ)版よりも、アプリの方がメインと考えているようで、PCでできることはアプリでもできますし、(PV確認など)アプリでしかできないこともあります。

 固定された上部エリアには、ノベルバロゴとヘルプマークがあります。その下、スクロール領域の先頭には、画像が表示されて横スクロールできるようになっています。ここには「異世界転生」や「ダークファンタジー」といった特集のタイトルが並んで居て、クリックするとそれぞれのページが表示されます。その下には「話題の作品」、広告を挟んでその下に「ランキング」が並んで居ます。何のランキングなのか明示されていませんが、総合・累計なのでしょう。その下に「新着作品」と「年齢・性別ごとのおすすめ」が表示されます。そう、アプリを使う際に、年齢・性別を聞かれるのです。

 画面の一番下、固定部分には、メニューが並んで居ます。左からホーム、お気に入り、投稿、検索、マイページとなっていて、真ん中の鉛筆アイコンをクリックすると、アプリからの投稿ができます。検索では、ジャンルとキーワード、フリーワードからの検索が可能です。文字数とか話数とかでも検索できるといいんですが。


 「カクヨム」アプリは、上部に設定とおしらせ、下部にはホーム、ランキング、公式連載、マイページ、検索のボタンが並んで居ます。スクロール部分は、基本PC版と同じです。ずらずらと注目作品や履歴、ランキング、特集などが並んで居るだけです。

 「カクヨム」では、アプリからの投稿はできません。「小説管理」画面で小説を確認することもできません。要するに、アプリを使わずブラウザでアクセスした方が、できることも多いのです。


 結局、どちらのアプリもアプリ本来の意味を見失っているのではないでしょうか。アプリなら、ブラウザと同機能でなくとも「軽く」て「使いやすい」ものを目指すべきです。単にブラウザの機能を映しました~では意味がないと思います。

 たとえば、(ここからは私の妄想も入りますが)起動直後には「ホーム」「検索」「ランキング」「履歴」などのタイルメニューを表示、そのメニュー表示もカスタマイズ可能にしておく。応援や評価した時には特別な演出効果を表示する。まとめて読みたい作品は、一括ダウンロードしてオフラインでも読めるようにする、などはどうでしょう?

 「カクヨム」アプリのように投稿管理ができないのなら、いっそ読者専用(リーダー)のような機能に徹するというのもアリかも知れません。

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