第三話
ずっと、夢を見ていた気がした。
こわくて、悲しくて、まるで世界に一人ぼっちになったかのような夢。
母さんも昴もいない暗い森のなか、ようやく会えた、光のようにおもえた大好きな幼なじみに、自分のことを知らないと言われるこわい夢。
吐いて、泣いて、もうだめだと思った瞬間に、やさしい声をかけられたものだから、てっきり助けてくれるとおもったのに。
幼なじみ――宇宙はわたしを助けてはくれなかった。
冷たい眼で、人でも殺せるんじゃないかとおもうくらい鋭い眼で、アイツにはぜったい似合わないような無表情まで貼り付けて、「牢に入れろ」なんて意味不明なことを吐きだすのだから困ったものだ。
この夢から覚めたら、腹が立つから宇宙を思いっきりぶん殴ってやるって決めた。
――と、意識がだんだん戻ってきたところで、そっとまぶたを開ける。
今日の朝練、かったるいなぁ。そう思ったところで、違和感に気がついた。
砂利のある地面、ぼろぼろの着物、鉄格子、擦りむいた足、そして、後ろで一つにまとめられて自由のきかない両手。
ぞくり、と背中から何かが這い上がるような感覚をおぼえて、ひゅっと息を吸いこむ。
……ゆめ、じゃ、ない?
そう思った瞬間、地面についているお尻の部分が、とたんに冷たく感じられた。
胸元がうるさく脈打つのを聞けば、体全体が心臓になったような気にさえなる。こめかみを伝って落ちてきた汗は、そのまま地面に溶けていく。
まって、今日は宇宙と朝練に行って――なんとか思考を日常に連れ戻しながら、こんなことはありえない、と目の前の状況を否定する。
そうだ、もう一度寝ればきっと。
まぶたを閉じようとしたところで、「目が覚めたか」という無機質な声を聴いた。
ハッとしてその声の主に視線を向ければ、黒い服に身を包んで、口元を布で隠している男の人。それは数日前のプリントで見たような、忍装束に似ている気がした。
……なに、ここ。コスプレ大会でもしているの?
そんな思考が入りこんだのもつかの間、自分のからだを取りまく、現実的でいて
とたんに押し寄せた恐怖と不安に
なにをされるのかわからなくて、こわかったのだ。
「名は」
「えっ、な?」
「お前の名だ。名は何と言う」
「な……?」
な、ってなんだ? そうおもって「な、って何……」とつぶやく。
そうすると「名前だ」と素早く返された。その速さと声の冷たさがますますわたしの恐怖を煽って、ごくり、とつばを呑んだら、どうやら緊張のあまり気管に入ったらしい。
「――っごほ、ごほっ」
咳きこんでしまった。
一瞬でおさまればよかったが、のど奥の違和感はしばらく続いてしまう。
息苦しさと恐怖に挟まれて、脳は限界を超えていた。
ようやくおさまった頃、とたんに恥ずかしくなってちらりと目の前の男の人を見たが、彼は顔色一つ変えていない。冷たい眼でわたしを見下ろしていた。
なんだ、このひと……。
異常性を察知したわたしの脳が、このひとはおかしい、と認識する。
けど、このひとから目はそらせなかった。そらしてはいけないとおもう以上に、このひとから視線を外すことがこわくてたまらなかったのだ。
ごくり、ともう一度つばを呑みこめば、今度はきちんと消化器官に送られたらしい。
咳きこむことなく生理現象を終えれば、彼の問いかけに答えるべく口を開くしかなかった。
「ひ、いらぎ、柊せら」
「齢は」
「よ、よわい?」
いや、たしかにわたしは弱いけども。
「弱いわ」といきなり弱小宣告されてしまうと、なんとも言えない気持ちになってしまった。
なんだかよくわからない感情に襲われていると、「年齢だ」とすぐに言葉が追加された。そこでようやく気づく――よわい、って年齢のことなんだ、と。
もしかしたら常識的な言い回しなのかもしれない。そうおもうと、いかに自分の頭が悪いかを痛感させられた。
「16才だ、です」
初対面なのに敬語じゃないのはさすがにまずい。
そうおもって言いなおせば、「どこから来た」とすぐに質問される。
「どこからきたって……」
どこからきたって言われても。
「そっちが、わたしをここに連れてきたんじゃないの」
わたしが自分からここに来たわけじゃないし、気がついたらもうこの空間にいて両手を縛られていたのだ。
ゲームや漫画なんかでよく見る牢屋のような場所に、勝手に連れてきてここに入れたのはこのひとたち。
わたしが知るわけもない。
おもわず敬語もとっぱらって、どういうことだと言うように疑問をこぼせば、なんだかこの状況がおかしなものであるという認識が、どんどん強まっていく気がした。
「その前だ」
「その、まえ?」
「森の中にどうやって、何の目的で侵入してきたのかを聞いている」
どうやって、何の目的で……?
このひとはなにを言っているのだろうか。
何を考えているのか分からない冷たい眼を見つめ返していたら、とたんに脳が沸騰するような感覚をおぼえた。
爆発するような感情がどんどん這い上がってきて、止められない衝動が喉元に沸き起こる。
それは焦燥感や不安を引きつれた、たしかな怒りの感情だった。
「どうやってって、そんなの気がついたらとしか言えないし、なんの目的って、そもそもわたしこんなところに用なんてないし、ていうかっ、こんなところに来たいと思ってないし、ここがどこかもわかってないのに答えられるわけないじゃん、だって朝練あるから宇宙と、約束、してて、昴が、昨日昴が不安定だったから今日に、今日は、今日、今日はちょっといつもより遅く寝たけどっ、で、それで気がつい、たら、こ、こ、この夢の中いて、それで、」
目の前は涙でなにも見えなくて、引きつるのど奥は痛くて痛くてたまらなくて、話そうとする唇は言うことをきかないくらい震えていて、脳内はぐちゃぐちゃしたまま沸騰しそうだった。
どうやってここに来たのかなんて知らない。
何を目的で来たのかなんて聞かれたって、そんなの知るわけもない。
気がついたらここにいて、気がついたらこんな状況になっていた。
そんなの、いちばんわたしが知りたいのに――そう思うと、恐怖よりも怒りが勝ってどうしようもなく心がざわついた。
だけど、これは夢だ。
これはゆめなんだ。
だって、わたしは確かに、ベッドに入った。宇宙に「好きだよ」って言われたよろこびと、ちょっとしたくすぐったさを噛みしめながら、わたしは寝ようとしたのだ。
そして、すぐに眠りに落ちたとおもう。
だからこれは夢。
だから、だから、そうだ。
「あの、でもすぐ消えると、お、もうから」
「消える? 何がだ」
「わっ、わ、たし」
「
「だって、こ、こ、ここっ、夢だから」
「夢?」
「わた、し、そろそろ起きないと、ほら、さっき、朝練の約束したって、言った、じゃん」
「……そうだな」
「うん、そう、だから、いま、これ、夢の中だから、もうちょっとしたら、たぶん、起きるの」
それは、どちらかと言えばわたしの希望だったとおもう。
ここは夢の中だから、もうすぐしたらこの夢は終わる。そして、いつもの朝が来て、昴と食事をして、宇宙と学校に行く。
そんな日常がもどってくるのだと、そう信じていたし、信じていたかったのだ。
しばらくわたしを見つめていたその人は、ふと、何かに気がついたように目線を上に向ける。
なにがあるのだろう。そうおもって、泣きながらわたしも同じように上を向いてみたけれど、なにもわからなかった。
混乱している自分の頭ではそれ以上考えることができず、反射的に行動するしかなかったのだ。
「お前が先ほどから口にしている “そら” と “すばる” とは誰だ」
聞かれた瞬間、眉を寄せた。
さっきから思っていたが、この状況を改めて考えると、"尋問"だ――そう理解する。
瞬間的に察知したわたしは、宇宙や昴のことを見知らぬひとに教えることの危険性に思い当たってしまった。万が一、このひとがアイツらのことを知って何かをしたらとおもうと。ゾッとして息もできない。
このひとたちがどういう存在かわかっていない状況で、ともすれば、わたしが誘拐されたと考えてもおかしくはない状況で、身内のことを聞いてくるなんて。
ていうか、あれ、もしかしてわたしがぽろっと、名前を出してしまったんだっけ。
そう分かった瞬間、自分のバカさ加減にはらわたが煮えくり返りそうな思いがした。
なにやってんだ、わたしは――ギリ、と歯ぎしりしたくなったけれど、なんとかガマンした。
とにかく、なにか答えなきゃ。不自然じゃないように、“そら”と“すばる”のことを答えないと。
けど、どれだけ考えてもなにも浮かんでこない。本当に役立たずな頭、と自己嫌悪に陥ると同時に、あまりにもの恐怖と怒りで涙が出そうになった。
泣くな、泣いてどうにかなる状況じゃない。
そっと息を吐きだして落ちつかせた後、しっかりと目の前のひとを見ながら口を開く。
「人間だけど」
想定以上に、自分の声にしては冷たい音が出た、とおもった。
「ほう、人間。では、そいつらが人間であるとして、お前とどういう関係がある」
「それ、お兄さんに教えなきゃいけないの」
睨みつけるように言えば、すっ、と目が細められる。
守らなきゃ、アイツらだけは、守らなきゃ。
そう思っていたのに、おもわずその目に恐怖を感じて、ヒュッと息が詰まってしまった。殺される――と反射的に思って、かたかたと震えはじめた自分の体にますます恐怖を募らせる。
こわい、こわいこわいこわい。
「面白いな。夢なのに何故怖がる。夢であるなら
「でも、だって、でも、こ、こわ、い」
「ほう、怖い。怖いのか。ならば何故嘘をつく」
うそ? うそ、って、なんのことだ。
おもわず眉を寄せたけれど、目の前の人は無表情のまま。それがまた恐怖を煽って仕方がない。
うそ、わたしがうそをついているってこのひとは言いたいのか。
そう理解したが、自分が嘘をついているという記憶は一切ない。
「なにも、うそ、ついてないのに、なんで」
「
「なに、むずかしくて、わからな、」
「その姿で此方に近付いて来たのが間違いだったな」
なんだ、このひと、なにを言っているの。このひとの言葉の半分も理解できなくて、「いみ、わからな、」とふるえる声でなんとか訴える。
もっと簡単な言葉で話してくれ、もっとわかりやすく言ってくれ、このひとがなにを思って何と判断したのかさっぱりわからないのに――少なくとも良い感情を向けられてはいないことだけは、しっかりと理解していた。
「ひっ……!」
瞬間、このひとが目の前から消えて、気がついたらわたしの首元に冷たいものが当てられていた。
なに、なに、なんなの、どういうことなの。
全身の血が一気に冷えわたったような気がしたと同時に、
かたかたと震えはじめた歯が重なり合って音を出す。
目と鼻の先にいる男の人がじっとこちらを見ているのは分かったが、恐怖でなにも言えなかった。
「痛めつけた方が吐くか?」
「な、で」
「なんで。この状況でよくそのようなことを問えるな。いっそ感心すら覚える」
感心などしてもいないような無機質な目で、ただわたしを近距離で見つめている。
その目は暗く
「再度、問おう。お前の名は何だ」
お前の名――ああ、そんなの、何度聞かれたって変わらない。
「ひいら、ぎ、せらに、決まってんだろ……っ!」
叫ぶように吐きだせば、す、と首元の冷たさがどこかに遠のいた。
あ、たすかっ、た?
そうおもって息を吸えば、また気管に入って咳きこんでしまう。げほっ、げほ、と必死に気管から追放しようとがんばる体を感じながら、わたしは自分が落ちつくのを待った。
はぁ、と息を出して正常に呼吸ができるようになってから、わたしはようやく目の前のひとに視線を向ける。
至近距離のままだけど、もう首元に冷たい何かはない。
黒い忍装束に身を包んでいるそのひとは、じっとわたしを見つめている。わたしもその目をなんとか逸らさないように見つめ返せば、とたんにそのひとがわたしの着物の合わせ目に手を入れた。
そのまま胸を掴むように手が動き、やんわりと揉まれたのがわかったそのとき――ぞわり、として背筋が凍った。
なにをされるか、すぐにわかったのだ。
「やめてっ!」
とっさに声をあげれば、ぴたり、とすぐに手が止まる。
はぁ、はぁ、と恐怖を押し殺しながらも男を睨めば、そいつはただただこちらを静かに見返すだけだった。
なに、このひと、なにがしたいの。
震える身体はそのままに男を見るが、彼はやっぱり何も感じていないような無機質な目をこちらに向けるだけだった。
そこでわたしはようやく、これが尋問なんていう軽いものじゃないことに気がついた。
認識した瞬間、どうしてだ、という思いでいっぱいになる。どうしてわたしがこんな目にあわなきゃいけない――混乱する頭が、何度も何度もその疑問をくり返す。
わたしがなにをしたっていうの、わたしがなんだっていうの!
叫びだしたいのになにも言葉が出てこず、口を開いては閉じてと、無意味につづけるだけだった。
「恐怖や痛みより、お前には快楽の方が良さそうだな」
ぽつり、言われた言葉に息ができなくなる。
「そ、そんなのっ、犯罪だ……!」
「犯罪者が何を言う。罪を犯したのはお前の方だ。何より、拷問の許可は得ている。
「は、犯罪者って、わたしなにも、し、てないの、に!」
「……どうにもお前は己が“無関係”と主張したがる」
「そんなのっ、無関係だか、らに、決まってんだろ!」
ほう、とまた細められた目とかちあったけれど、今度はもう、恐怖を感じなかった。
「余程守りたい者が後ろにいるのか、それとも洗脳や調教の末、そのように振る舞うことを自然と教えられているのか。いずれにせよ、此処に足を踏み入れてしまったその現実を呪うんだな」
言われた意味はさっぱり理解できなかったけれど、睨むことだけはやめなかった。
涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。
理不尽で、こわくて、不安で、どうしようもないこの状況に、泣き叫びたくて腹立たしくてたまらないのに、両手をふさがれて牢屋に閉じ込められたこの状況では、なにもできなくてとても歯がゆかった。
その時だった。
「コタロウ」
聞き慣れた声が、耳に届いた。
ハッとして声の方向――コタロウ、と呼ばれた眼前の男のさらに向こう側、つまり背中越しを見れば、わたしの思い描いていた人物そのひとが立っていた。
そら。
声にならない声しか出ず、結局口を動かしただけになってしまったけれど、宇宙はこちらをじっと見るだけでなにも返してはくれなかった。
着流しのようなものに身を包んでいて、ずいぶんとラフな格好だとおもった。目の前のひとは忍装束らしきものを着ているというのに、宇宙は軽装だ。
胸元の大きく開いたそれは
宇宙には深い青色が一番似合うのに。
だけど、威圧感があった。
とても軽い服装をしているのに、宇宙からは、コタロウに拷問されていたとき以上の威圧感と恐怖を覚えてしまった。
コタロウと呼ばれた男は、宇宙に向かって軽く頭を下げる。
それを
コタロウはそのことに対してはなにもおもっていないようで、よくわからない言葉を出すのみ。宇宙は「わかった」と言って今度はわたしに視線を向けた。
どきり、とする。
このひとは、髪の毛は黒色で服は着物。
いつもの宇宙の様子とはちょっとだけちがうけど、くりくりとしたまんまるの目だって、ちょっと薄い唇だって、女の子みたいな端正な顔立ちだって、ぜんぶぜんぶ東雲宇宙、わたしのだいすきで大切な幼なじみでしかないのに。
その瞳の奥は、どう見たって宇宙とはちがう、冷たくて、薄暗い、闇そのものだ。
そうおもっていると、宇宙がわたしに向かってにっこりと笑った。いつものように口元をあげて、目を細めて、にーっこりって笑っているのに――どうしてだろう。
とてもこわいとおもってしまった。
ぞくり、と悪寒をおぼえて息を詰めれば、「セラ」となまえを呼ばれる。せら、ってたしかにわたしのなまえを呼ばれたはずなのに、ああ、やっぱりなんだろう、この違和感は。
どくどくと脈打つ心臓はだんだんスピードを速めていく。
宇宙はどう見たって宇宙でしかないのに、まるで全然しらないひとにおもえてこわくなった。
「そ、ら」
かろうじて出てきた声で宇宙のなまえを呼べば、「ん?」と笑って話を聞いてくれる。なのに。
なんだ、この違和感。
「ね、セラ、なにがあったのか俺に教えて」
なんだろう、なにかがちがうの。
せら、ってそんな響きだったっけ。宇宙が自分のことを指すとき、そういう言い方だったっけ。そもそも宇宙って、こんなにこわかった?
なんだか目の前にいる宇宙のすべてが信じられなくなってきて、恐怖が増していく。そうして、また震え始めた身体を抑えこもうとお腹に力を入れてみたものの、結局その程度ではおさめられなかった。
両手も不自由ないま、恐怖に青ざめた顔も丸見えだ。
だけど、頼れるのはこの“宇宙”しかいない。
カチカチと歯が合わさる。
なんとか落ちつかせようと息を吐いて、必死に口を開いた。
「そら、あの……」
「うん、どうしたの」
「お前と、わかれて、」
そう、あのあと、とたんに恥ずかしくなってわたしが「また明日な!」と言い、宇宙を押して窓を閉めたんだっけ。
赤くなった顔のまま窓越しに宇宙をそっと見れば、明るい笑顔で「またな」って口を動かしてくれた。
恥ずかしかったがわたしも笑みを浮かべて、そのまま飛びこむようにしてベッドに入ったんだ。
「それで、すぐ、ベッドで寝たんだ」
「うん」
「で、起きた、ら」
そう、起きたら。
「こんなことに、なってて、それでっ、わけが、わかんなく、て!」
「待って、落ちついて、セラ。起きたらってどういうこと」
「わかんない、わかんないよ! だって、それで、その、いみ、わかんないから、次会ったらおまえのことなぐってやるって、そう決めたんだ」
「おー、こわ」
そう言ってくすくす笑う。
――だれだ、このひとはだれだ。
宇宙だ。わかってる。宇宙だってわかっている。
なのに、この違和感は、なに?
「な、なぁ」
「ん?」
やさしい声色でわたしに笑いかけてくれているのに。
やっぱり、だめだ。こいつじゃない。
「おまえ、だれ、だ」
乾いたくちびるでそう告げれば、宇宙は「……さぁ?」と言ってにっこり笑うだけだった。
ああ、なんだろう。心が、折れそうだ。
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