第五択。別視点。

 私は別の方向から考えてみる事にした。

 つまりボタンを押さないだ。

 強制的に視点がボタンに行く様に仕向けられていたので、別の選択肢を抜け落ちていた。

 なので私は四つん這いになりながら真っ黒な部分を確かめて行く。

 うん、壁は無い。

 ついでに床も無い。

 私とボタンがある場所は一畳程だ。

 つまり―――。

「っあ」

 10秒経ったのか、何かに蹴り飛ばされて私は落下して何か強い衝撃を感じたと同時に意識が暗転した。

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