第四・五択。後悔。

 私は何時もそうだ。

 感情的になって愚行を犯す。

 走馬燈が見えた、私の半生だ。

 失敗と、挫折と、そして言い訳をして逃げ出した、恥に塗れた人生が見えた。

 人生の大半を感情的な判断で失敗した。

 その癖、それを誰かに押し付けて責任から逃れようとする浅ましい私の生き方。

 大病を患った時は、天罰が下ったのだと理解した。

 そこから心を入れ替えてまっとうに生きて来たつもりだ。

 はて?そう言えば前後の記憶がない。

 何故、私はあそこにいたんだ?

 何故、私は選択を迫られいるのだ?

 そもそも私は感情的になりやすい面はそれなりに克服した筈だった。

 ほん…と……に……じ―――

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